()||9<黑屏1>0,10黑屏1>BGM_Empty:
()||86<黑屏2>BGM_Danger:……市街地。
()||Gunfight:RO635が横からの攻撃を試みるも、//nニモゲンにたやすく避けられてしまう。+ニモゲンの腕から突如放たれた触手にRO635は両足をからめとられ、//n二階の高さから地面へと勢いよく叩きつけられた。起き上がろうと必死に//nもがいているRO635の前に、ニモゲンが立ちふさがる。RO635の胸元を//n踏みつけながら、その感触を味わうかのように彼女を凝視している。
RO635(4)RO635||:……その汚い足をどけなさい。
NPC-Nimogen(0)ニモゲン||:満足とは程遠いけど、ゴミにしては十分頑張ったじゃない。+クスクスクス……//nグリフィンが出来損ないの集まりって、本当だったのね……がっかりだわ!
()||Explode:ドォン――!
()||:突然、榴弾が数秒前までニモゲンの立っていた場所へと命中した。+煙幕のたちこめる中、RO635は急いで起き上がると、//n最寄りの遮蔽物の裏へと隠れた。
RO635(5)RO635||<震屏>:SOP II!わたしを殺す気!?
()||:先ほどの榴弾によって、//nニモゲンのRO635に対する攻撃は防がれたのだった。+とある影が煙の中をすばやく横切り、遮蔽物のうしろへと消えた。+見れば、黒衣の少女はいつのまにか、数メートル先へと移動している。//nやがて相手と似通ったような笑みを浮かべ、//n少女を見据える人形の姿が、煙の中に浮かび上がった。
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:へへへ、ごめーん、わざとじゃないよ……+とにかく、わたしが来たからには、安心してよね!
()||BGM_Empty:SOP IIはRO635のいる方へむかって微笑むと同時に、//n手に持った武器に榴弾をまたひとつ押し込んだ。
NPC-Nimogen(0)ニモゲン||BGM_Battle:キャハ!遊びがいのありそうなオモチャが来たわね、//nクスクスクス……やっぱりこうでないと!
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:あれ?今のネイトって、こんなに生意気なんだ?//n特に強くなったわけでもないのに、口だけは一丁前に成長したんだね~
NPC-Nimogen(0)ニモゲン||:私はネイトじゃないと―――
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:ネイトはネイトだよ、ゴミがゴミであるのと同じように。//n違うものにしても、結局は分類が違うだけで同じゴミでしょ?
NPC-Nimogen(0)ニモゲン||:クスクス……私を怒らせたわね……//nムカつく奴らは全員、血溜まりにしてやりたいところだけど、//n人形は鉄クズにしかならないのが残念だわ。
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:アハハ、やっぱり口だけなんじゃん!//nアンタみたいなクズにビビるようなSOP IIじゃないもんね!
NPC-Nimogen(0)ニモゲン||:どうやら私を誤解しているみたいね、//nちゃんと言い聞かせないとダメかしら――あなたの頭をひねり落としてから、//nじっくりとね、クスクスクス……
RO635(4)RO635||:SOP II……主席を連れてここを離れないと、//nコイツにかまってる場合じゃないわ!+教会への道は既にクリアだって指揮官が!
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:ってコトは、テキトーに数発ブチかましとけばいいってコトか――楽勝、楽勝!
NPC-Nimogen(0)ニモゲン||:クスクスクス……その意気よ、気に入ったわ。+さぁ、かかっていらっしゃい!
()||Gunfight:パパッ!ドンドンドォン!
()||:戦いが始まった。+その猛烈な弾丸による嵐は、撃退とまではいかないものの、//n黒衣の少女を足止めするには十分なようだった。+その隙に、RO635が主席を連れてその場を離脱する。
RO635(4)RO635||:こちらRO635!//nすでに救援小隊と合流済み、ただいま敵の追撃から逃走中!
NPC-KalinReporter(0)カリーナ<通讯框>;RO635(4)||:了解です!+直接教会へと向かってください!突撃小隊が道を確保してます!急いで、長くは持ちこたえられません!
RO635(4)RO635||:了解!ただちに向かいます!
()||Explode:ドォン――!
()||:砲火の中に響く笑い声が、ますます奇怪さを帯びてくる。+SOP IIが戦いに焦がれる様子はなく、相手の砲撃を防ぐ合間に//n罠をしかけては、敵との距離を一定に保つことを繰り返している。
RO635(2)RO635||:やるじゃない、SOP II!
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:へへへ、イイ感じじゃん!さっきのザコどもなんかより、ダンゼン楽しいや!
NPC-Nimogen(0)ニモゲン||:あら、こんなもので満足しちゃうの?
RO635(5)RO635||:SOP II、危ない!
()||:次の瞬間、ニモゲンがSOP IIへと突如襲い掛かり、その首に触手をすばやく巻きつけた。彼女が勝利を確信したその時、SOP IIが勢いよく触手を引きちぎったかと思うと、そのままニモゲンを引き寄せ、強烈な蹴りで相手を弾き飛ばした。
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:ゲーム・オーバー。
()||:さらにニモゲンが飛んでいった方向に榴弾を一発お見舞いすると、//nSOP IIは背を向けて、遮蔽物に隠れていたROのほうへと駆け寄った。//nROをSOP IIが引き上げると同時に、ニモゲンと榴弾が着地し、//n大爆発を引き起こす。
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:ごめんねRO、間違ってボコボコにしちゃった。
RO635(2)RO635||<黑屏1>:アンタね…まったく、見栄っぱりなんだから……//nほら、指揮官と合流するわよ!
()||136<黑屏2>BGM_Empty:……教会周辺。
()||BGM_Sneak:指揮官の采配のもと、人形たちは残りの感染者を撃退し、//n教会付近で防御線を立ち上げていた。
NPC-KalinReporter(0)カリーナ||:Kさんの話とぜんぜん違うじゃないですか!//n一撃で蹴散らせるなんて嘘ばっかり!+こんなんじゃ救援が来るまで持つかどうかも怪しいですよ。+それにここ、なんでこんなに感染生物がいっぱいいるんですか!?
Lewis(0)ルイス||:うぇぇ……なにこの液体…キモチワルぅ……+ああ、もうダメ!醜すぎるぅ!いくらアタシでもムリムリムリ!
P22(0)P22||<黑屏1>:しっかりして、護衛小隊はまだなのよ。//n彼女たちがVIPを連れてくるまで、なんとか持ちこたえないと……+あぁ、良かった…見て!護衛小隊よ!
()||86<黑屏2>:……10分後。+戦場の某所。
NPC-Nimogen(0)ニモゲン||<黑屏1>:クスクスクスクス……いい……+いい、いいわ、ネズミどもをいい気にさせておくのも悪くないわ、どうせ……+私に焼き殺される運命なんだから。+そうよ……全て焼き尽くしてやるのよ!+クスクス……許さない……許さない!+貴様ら全員、バラバラに引き裂いて、粉々に叩き潰してやるッ!//nククク……待っていろ……今に思い知らせてやるからなァッ!!
()||136<黑屏2>:……15分後。+教会前。
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:指揮官だーー!
RO635(2)RO635||:戻っていらしたんですか?
()指揮官||:うん、外は今のところ安全みたいだからね。//n重装部隊もすでに安全地帯で配置についてるよ。
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:指揮官!任務達成したよ!//nROとVIPを連れて帰ったよ!えらい?
RO635(3)RO635;M4 SOPMOD IIMod(0)||:(ちょっとちょっと、指揮官に会うなりそれってどうなのよ……)
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:へへへ、任務を達成したんだもん、ほめられて当然でしょ?
()指揮官||:ごめん、休憩をする暇はないんだ。+外にはまだかなりの数のパラデウスやELID生物がうろついている……//n状況はなにも変わっていない。
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:へっちゃらだよ!//n倒せる敵さえいれば、わたしは全然平気!+さっきだって、VIPを狙う白い奴らのボスを//nコテンパンにしてやったんだから!+部品を記念に持って帰れなかったのは、残念だったけど……
NPC-KalinReporter(0)カリーナ;M4 SOPMOD IIMod(0)||:……はぁ、良かった…//nこんな時にまた怪しい敵の残骸を//n持ち帰られたら、どうしようかと思ってました……+そんなもの見たら心臓がどうにかなっちゃいますよ、ほんと……
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:でも、あの「人」、すっごく変なんだよ。//nネイトにそっくりなのに、ネイトじゃないって言いはるの。+しかも笑うと……//nなんていうんだろ、気味が悪い!そう!背筋がもうゾォ~って!
()||:それを聞いて、私はハッとした。+やっぱりそうか……//nあれは、ネイトだったんだ……その裏でいったい何が……?+芳しからぬ感情が、私の心のなかで、音もたてずに積み重なっていく。
()指揮官||:SOP II、その「ネイト」は本当にやっつけたの?
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:あのネイト、自分のこと「ニモゲン」って呼んでたよ。//n自分はネイトと違うって言ってた。とにかく変なヤツだったな……//n榴弾で追い打ちかけといたけど、やっつけたかどうかはわかんないや。//nあ、戻って死体がどうなってるか見てこよっか?
()指揮官||:いや、それはいいよ。//nありがとう、SOP II、本当によくやったね。
()||:奇妙な笑顔、主席を狙っている、議事堂とグリフィンの人形を襲撃……これらには関連性があるに違いない。しかし、それについて考える時間は、私には残されていなかった。この場に立っているというだけでも大変なのだから。
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:大丈夫ですか?
()||:たおやかな問いかけによって、私の思考は現実へと引き戻された。
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:その……大丈夫なのですか?+先ほどから、顔色が良くないようですが……
NPC-Ambassador(0)指揮官||:もちろん、平気ですよ……//nすみません、ご心配をおかけしましたね。
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:いいえ、その……こんな時に水をさすようで申し訳ないのですけど……+ごめんなさい、教会に民間人や子供たちがいるの、//n支援はいつ到着するのかしら?
NPC-Ambassador(0)指揮官||:支援は……もう少しかかるかもしれません。+教会の中にいてください、外は危険です。+カリーナ!主席をお守りして!
NPC-KalinReporter(0)カリーナ;NPC-Ambassador(0)||:了解です。//nウルリッヒ主席、中に入りましょう、危ないですから。
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:わかりました……
NPC-Ambassador(0)||:ウルリッヒ主席は、道半ばで立ち止まると、指揮官のほうをふりむいた。
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:指揮官さん、あなたはこの国の人間には見えないし、//n保安局のエージェントでもなさそうだわ。いったい……
()指揮官||:我々はしがない民間軍事企業に過ぎませんよ。
()||:私は表情を整えてそう言うと、//nRO635に現在の状況と目標について手早く説明した。
RO635(2)RO635||:先鋒部隊を再配置しましたが、少々心もとないですね……+次はどうします?+これまでの戦闘で、かなりの戦力を損失しています。//n消耗戦となると、勝ち目はありません。
()||Explode:ドォン――!
()||:次から次へと襲い来る爆発の余波が、//n教会の内部にまで影響を及ぼしていた。//n工芸品か何かの壊れる音が、室内のそこかしこから聞こえている。
RO635(4)RO635||:ちっ、火力制圧よ。//n次の攻撃までにこちらの数を減らす気ね!指揮官、どうしますか?
()指揮官||:ここをあきらめるしかないね。//n教会の中なら、なんとかしのげるかもしれない……+カリーナ、通信のほうは?
NPC-KalinReporter(0)カリーナ||:後方小隊との連絡がつきません、こうなったら無線を使うしかないですね。//n今はとにかく電波妨害がひどいです、引き続き連絡を試みます!
()指揮官||:チッ……私たちだけで、どこまでやれるか……
()||Explode:ドォン――!
()||:再び砲撃が辺りを襲った。人形たちはなんとか陣形を保っている状況だった。
RO635(5)RO635||:指揮官!早くしないと危険です!
()指揮官||<黑屏1>:くそっ!全小隊、教会へ退避!
()||<黑屏2>BGM_Empty:……10分後。+教会内部。
()||BGM_Room:各小隊、整備を終え次第、教会の防御にあたってくれ。+距離の関係で、撤退中に被害が出なくて良かった。
RO635(2)RO635||:教会内は安全です。//n先ほど、我々の人員および損失状況について整理しておきました。+これより、何人かの人形を防御にあたらせます。
NPC-KalinReporter(0)カリーナ||:指揮官さま、つながりました!
()||:ピッ―――
NPC-KalinReporter(0)カリーナ||:Kさん!聞こえますか!+カトリック教会内部へと撤退しました、敵がすぐそこまで来てます!//n支援なんてどこにも無いじゃないですか!//n撤退をサポートする部隊はどうなってるんです!?
NPC-KalinReporter(0);NPC-Jason(0)K<通讯框>||:ザーーー+今、市街地のいたるところで――+――ザーー+手配できるような状況じゃ―――
NPC-KalinReporter(0)カリーナ||:だからこそ早く支援を送ってほしいんですよ!+次の命令は!?//nここには民間人と子どもがいるんです、もし支援がなかったら彼らは―――
()||:―――通信が途切れた。
NPC-KalinReporter(0)カリーナ||:このバカ!肝心な時に壊れないでくださいこのポンコツ!+うぅぅ、さっきの爆撃にやられたのでしょうか…予備のパーツならまだあるはず……+指揮官さま、どうしましょう?支援は来そうにありませんし……
NPC-KalinReporter(0)指揮官||:いざとなったらVIPを連れて、もっと遠くのエリアに逃げるしかない……+だけど、ここには民間人もいる……+最悪の事態に備えるほかないのか……
NPC-KalinReporter(0)カリーナ||:指揮官さま……+落ち込まないでください、すぐに無線を直してみせますから。//nKさんがなんの考えもなしに、私たちをここへ撤退させるわけがありません!//nウルリッヒ主席をしっかり守っていれば……+あれ?主席は?さっきまで……ここにいましたよね?+どうしましょう、指揮官さま!主席を見失いました!
()||Explode:ドォン――!
()||BGM_Empty:再び砲撃音が鳴り響いた。//n教会内の支柱から、石の破片がパラパラとこぼれ落ちる。+見ると、主席は誰かの上に覆いかぶさっているようだった。//n衝撃により落ちてきた建物の破片が、全て彼女の上へと降りそそいでいた。//n音を耳にしたSOP IIが、即座にその方向へとすっ飛んでゆく。
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||BGM_Truth:あれ?主席……主席はここにいるよ!//nカリン!主席、いなくなってなんかないよ!
()||:SOP IIが大声で叫んだ。+主席の下に、誰かいるようだった。+あれは……子どもだ。//n涙の跡のいじらしい、震え上がっている子どもだ。
M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:これって、さっき保護されてきた子?+……あ、あぶないよぉ!//n主席の頭に石が直撃でもしたら、なにもかもオジャンだよ!
()||:振動に邪魔されて、主席はうまく起き上がれずにいた。+一方の子どもは、やっと状況を理解できたようで、//n主席の腕をふりはらうと、教会の隅へとうずくまってしまった。
RO635(3)RO635||:大丈夫ですか?
()||:主席はうなずいた。だが表情は晴れない。
()指揮官||:ゴホン……心配いりませんよ。+教会ひとつ守れないほど、落ちぶれてはいませんからね。+あなたの身の安全を確保するために、最善を尽くします。
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:いいえ……自分の心配などしていません……
NPC-Ambassador(0)指揮官||:え?
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:さっき、聞こえたんです、あなた方の話……ここから逃げると……
NPC-Ambassador(0)指揮官||:申し訳ありません、//nどうしようも無くなった時は、そうするほかなさそうです。
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:ひとつ、約束してくださる……?+優しい指揮官さん。
NPC-Ambassador(0)指揮官||:……話してください。
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:ここの民間人と子どもたちを、どうか守ってあげて。
NPC-Ambassador(0)指揮官||:もちろんそのつもりです、ですから―――
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:私一人でここを離れるつもりはないわ。//n死のうと生きようと、そんなことどうだっていいのよ。+本音を言えば、私自身が守られるべき人間であるかどうかも、//n私にはわからないの。私は単なる駒にすぎないのだから。
NPC-Ambassador(0);M4 SOPMOD IIMod(0)M4 SOPMOD II||:でもわたしたちの任務は、主席を守ることだよ。//nそれにあなたはあのなんとか連合の主席なんだから、//n重要な人に決まってるじゃん!
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:私は重要な人物ではないし、//n他人を傷つけてまで、生きようなどとは思いません。+私の追い求める世界は、全ての人へ向けたものよ……//n全ての、生きている人々へ。
()||:RO635は隅っこの、恐怖のあまり表情をなくした子供に目を向けた。
RO635(3)RO635||:……+その気持ち、わかります……
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:教会さえ無事なら、ここに避難してきている民間人たちが//n生存できる確率は跳ね上がるはず……+でももし私を連れて逃げたら、この者たちは、どうなるのですか?
()||:言葉が出なかった。+とっさに「ダメだ」という言葉を呑み込んだことが、//n正しいかどうかさえわからない。+ただ私には……彼女のように意思を貫き通すことなど、出来そうもなかった。
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:私は国連の人間であると同時に、ロクサット主義者でもあるわ。//nこの国の方にせよ、新ソ連にせよ、私は常にあちらこちらから//n強い敵意を向けられているの。+けれど、民間人に罪はないのよ。たとえそれが誰だろうと、//n今の堕落した局面から人々が抜け出せることを、私は願うわ。
NPC-Ambassador(0);RO635(2)RO635||:だから、この会談に……?
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:ええ。私の理想は、隔たりを失くすことだから。+国と国との隔たり、そして人と人との隔たり……+実を言えば、国連の情報局から警告は受けていたのよ。//nここで何かが起きるから、と。犠牲者を極力減らすために、//n最小限の人数で来たけど……それなのに結局、犠牲が出てしまった……
()||:何故かはわからない。私は暗がりの方から、えも言われぬ視線を//nこちらにむけたままの、あの子どもを見ずにはいられなかった。
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:指揮官さん、あなたにこんなお願いをするのは、酷だとよくわかっているわ。+だけどもし、本当にここを去るのであれば、//n私にほんの少しの武器を残しては頂けないかしら。+結果がどうあれ、私がどうなろうと……//nそうなる前に、この理想を貫くことができたなら、それ以上の幸福はないわ。
()指揮官||:(差別のない平和……か。)
()||:私は彼女の瞳を見た―――+力強く、寸分も悪意を感じさせず、疑いようもなく、混じりけのない、けして揺るがないであろう、その瞳を。
()指揮官||:その観点には賛同しかねます。+―――ですが、あなたの望み通り、+この教会を守るために、出来る限りのことをしましょう。
NPC-Ambassador(0)ウルリッヒ主席||:ありがとう。私、人質をとっているも同然ね。+けれど今、より多くの人たちを救えるのは、あなた方だけなのよ。+あなたは優しい方だわ。//nその力を正義のために振るうことで、この世界はより良いものとなるはず。
指揮官()指揮官||:それがあなた方の言う、「新世界の輝きとなるべく」、ということですか?
()||<黑屏1>:主席はかすかに頷いた。//nこの瞬間も、教会の外では、砲撃の雨が降り続いていた。
()||136<黑屏2>BGM_Empty:数分後……教会の裏。
NPC-KalinReporter(0)カリーナ||BGM_Sneak:教会の裏手から、避難しにきている民間人がいます!//n攻撃小隊はなんとかして彼らを引き入れてください!+その他の小隊は前方への攻撃を怠らないように!//nでないと、敵に突破されてしまいますよ!
NPC-KalinReporter(0)カリーナ||:TEC-9さん!あなたも行くんです!
TEC9(0)TEC-9||:えええ!?で、ででで、でも、あれ人間なん……
X95(0)X95||<黑屏1>:いいんです、カリーナさん、わたしが行きますから。+TEC-9は代わりに、ここのポジションをお願いします!
()||<黑屏2>:……10分後。
()||:X95は他の人形と共に、二名の人間を教会内へと避難させた。+だが、人間達が助かったことを//n喜んでいる様子がないことに、X95は気づいていた。
X95(0)X95||:カリーナさん、どこか……様子が変です……
()||:カリーナは民間人を見ると、X95に向かって、小さく溜息をついた。
NPC-KalinReporter(0)カリーナ||:戦場にはたいてい……こういう人が出てくるんです。+慣れてください……
()||:X95がその場に立ったまま、カリーナの言葉の意味を//n反芻していると、ふいに彼女の背中に何かが当たった。+X95が振り向いた先にいたのは、ついさっき救助した二名の人間だった。+彼らは教会の隅にうずくまり、微かに震えている。//nその手には石が握られ、鋭い目つきでX95を睨んでいた。
X95(0)X95||:あの―――
()||<震屏>BGM_Empty:ゴン!
()||BGM_Truth:X95が言い終わらないうちに、人間の女性が彼女に向かって石を投げつけた。+その彫像の破片らしきものは、X95の左眼より上に直撃した。
男性()男性||:……人間もどきめ!//nお前らが街をめちゃくちゃにしたんだろ!
女性()女性||:ええそうよ!家が……私たちの家が無くなったのは、//nあんたのせいよ!……うぅぅ……この鬼畜!
()||:X95はやや困惑したものの、人間たちにゆっくりと近づいてゆき、//nゆるやかな動作で、彼らのそばへとしゃがみ込んだ
男性()男性||:な、なんだよお前!殺そうってのか!くたばれ、この化け物ども――
X95(0)X95||:――ごめんなさい。
()||:X95は、男性が石をぶつけようとするのを//n制止せずに、ただ一言そう呟いた。+思いがけない言葉に、二人の人間の動きが止まる。
X95(0)X95||:ごめんなさい……+こう言うのも、おかしいかもしれませんが、//nあなた方の心の痛み……わたしにはよくわかります。
X95(0)女性||:人間でもないくせに、「痛みがわかる」だとか、//n嘘も大概にしなさいよ!私たちが信じるとでも思うの!?+ここに連れて来れば、感謝されるとでも!?+全部あんたたちが始めたんじゃないのよ!//nあんたたちさえ来なけりゃ……こんなことにならずに済んだのに!//nあんたたちさえ!
X95(0)X95||:……+おっしゃるとおりです。+ですが、わたしたちも極力、無用な戦いを避けるようにしています……//nでもほとんどの場合、わたしたち人形に選択できる権利はありません……
()||:人間たちは何も言わずにいた。
X95(0)X95||:だから、本当にごめんなさい。+でも、たとえ人形だとしても、わたしたちはあなた方と共にあります。+皆さんに生きていてほしい……だから、そのためにわたしたちは戦います。+争いがなくてはならないというのなら、//n消耗されるのは人形だけでいいと、わたしはそう思います……
()||:人間たちは押し黙った。//n男性がうつむく傍らで、女性がすすり泣いている。+二人を慰めたあとで、X95はカリーナの傍へとやってきた。
X95(0)X95||:パラデウスに襲われた人たちです、人形に過敏になってるんですね……
NPC-KalinReporter(0)カリーナ||:ごめんなさい……私の役割だったのに……
NPC-KalinReporter(0);X95(0)X95||:いいんです、彼らは悪くありませんから。+カリーナさん、この戦いに、終わりはあると思いますか?
NPC-KalinReporter(0)カリーナ;X95(0)||:もちろん、さっさと終わってほしいに決まってますよ。
NPC-KalinReporter(0);X95(0)X95||:ええ、そうすれば、もう人々が傷付くこともありませんものね……
NPC-KalinReporter(0)カリーナ;X95(0)||<黑屏1>:……+世界から、争いなんてなくなれば良いのに……