()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: ()アナ||186<黑屏2>:しーっ……+ほら、こっちこっち。+ばあっ!どう?こういう登場の仕方も悪くないでしょ?+ゲームはもう始まってるんだから、今回は初登場じゃないにしても、ちょっとは明るい表情でプレイヤーを迎えないと。+そうね、状況を飲み込めてないみたいだから、私が説明してあげる。+これから起きる出来事は、あなたの今の記憶とは何の関係もない。+そこは全部が新しく、それでいて風変わりな世界よ。//nあなたとおともだちの立場や関係も、今までとは少し違ったものになってるかも。+それに、そこでは新しいおともだちに出会うはずよ、グリフィンのね。+彼女たちと共に、不思議な冒険に繰り出すことになるかもしれないし、とんでもない危機に陥ることもあるかもね。+でも前から言ってる通り、人生の90パーセントは受け止め方しだい!+明るい面とは何か?//nそれは、確かにわからないけど……あるいはのめり込んでいれば、突然降りかかってきたりして?+とにかく、うまくいくよう祈ってるね、ジュリアン。あとジョーも。 Nyto(0)アナ||<黑屏1>0,10:……それと、この世界も。 ()||9<黑屏2>0,10m_va_a_new_frontier:………… MP5(0)Gr MP5||:あの……まだ着かないのですか? MP5(0);MP446(0)MP-446||:へぇ~、MP5、さては怖いの?+大丈夫だって、ガイドが先で待ってるんだからさ。 MP5(0)Gr MP5;MP446(0)||:ここは真っ暗で、おまけにすべてが廃墟になってますし、一体何があったのでしょうか…… MP446(0)MP-446||:もう、ガイドが言ってたでしょ、ここには長らく誰も来てないんだって。+それにぼくがついてるんだから、安心し—— MP446(0)MP-446||:うわっ!!+あ……明かりをつけないと…… ()||<白屏1>:……MP-446は震えながら懐中電灯のスイッチを入れた。 MP446(0)MP-446||88<白屏2>:なんだ、先住民の頭蓋骨か。//nびっくりさせないでよ、またダイナーゲートの残骸とかかと思ったじゃん。 MP5(0)Gr MP5;MP446(0)||:バイキングさんも……+本当は暗いのが怖いのではないですか……? MP5(0);MP446(0)MP-446||:そ、そんなわけ!//n暗いのが怖かったら、グリフィンシティで生活できないでしょ!+ぼ……ぼくはただバッテリーが心配なだけだよ、出発の時点で79%しかなかったから……+でも、あの退屈なツアーから逃げられるんだったら、砂運びだろうとなんだろうとやるよ! MP5(0)Gr MP5;MP446(0)||:やっぱりもっと安全な場所に行きましょうよ、自由の女神とか、ピラミッドとか…… MP446(0)MP-446||:ふんっ、あんな石が積み上がってるだけのもの、何が面白いのさ。//nピラミッドに至っては電気通ってないし!+もうちょっと頑張ってよ、MP5。//nこれはぼくたちにしかできない冒険なんだよ!+それにぼくたちのガイドさんは、グリフィンシティで一番クールな先住民なんだから! ()??||:ありがとう、だが探検家と呼んでくれると嬉しいな。+皆、この先は安全だ。//n少なくとも3年は誰も寄りついてない。 MP5(0)Gr MP5||:3年ですか……//nやはり「あの時」からなのですね…… Dana(0)??||:そうだ、かわいい人形の嬢ちゃん。+『オーグメンテッドアイ』を購読すれば、世界の終わりに関する様々な仮説が見られる。//nこの先にあるのもその仮説を裏付けるものの一部だな。 MP446(0)MP-446||:うんうん、なんだかすごく楽しみなってきたよ!//nあとでこの辺りを全部スキャンして、グリフィンシティの友達みんなに自慢するんだから! MP5(0)Gr MP5||:わたしはただ、鉄血がどこともなく湧いてこないか心配なだけです。//nそれに、この辺りには戒厳令が…… Dana(0)??||:私は会いたくても会えんのだがな——//n認証システムを起動するから少し待っててくれ、お二人さん。 ()||<黑点1>:……ピー。+電子扉が開いた。 MP446(0)MP-446||46<黑点2>:なんで電子モジュールなしで認証をクリアできるの!? Dana(0)??||:人形は先住民歴史学をやらないそうだから特別に教えてやるが、人類の文明が滅亡する前は、我々が権限の多くを握っていたんだ。 MP5(0)Gr MP5||:すみません……未だに「人類の文明」という言葉が耳に馴染まないんですよね……「肉食のキリン」って言われてるみたいで…… MP446(0)MP-446||:だからぼくは『オーグメンテッドアイ』の言い方が馴染むんだよね——+人類は地球外文明の奴隷だ。//n奴らが存在するのは、この丸い水上の花園に美しいスポットの数々と、ぼくたちを生み出すためだってね。 MP5(0)Gr MP5||:今の『オーグメンテッドアイ』で面白いのは、先の時代の動物特集ぐらいですよ。+ピューマの話題に始まり、最終的には熟年女性先住民の生きづらさにまで言及されていたこの前の記事は、個人的に結構好きでしたね。+あ、すみません、「先住民」と呼んでもよろしかったでしょうか、ガイドさん? Dana(0)??||:なぜ気にする。事実じゃないか。 MP446(0)MP-446||:そう呼ばれるのを嫌う先住民の方も多いもんね。//n昔、人間が先住民にすることといえば、家を焼き土地を奪うことだったから。 Dana(0)??||:文明人らしい行いだ。//nありがたいことに、人類の文明はもう滅んだからな。+ただ、次どこかに行きたいだとか、連絡する用事があれば、名前を覚えててくれ——ほら。 MP5(0)Gr MP5||:ん……でも、これはガイドさんの認可証じゃないような? Dana(0)??||:ああ、これはレスリングの表彰メダルだ。 MP5(0)Gr MP5||<震屏>:えぇ!!あなたがあのデイナ・ゼインですか?!+あの「グランドスラム」でMk48に打ち勝った、あの赤い彗星の! MP446(0)MP-446||:ほら、だから言ったでしょ、グリフィンシティで一番クールな先住民だって! Dana(0)デイナ||<黑点1>:デイナでいい、後ろについてるのはただのジョブナンバーだ。//n私たちは手に持った武器の名を名前に入れたりしないからな。+よし、着いたぞ! Dana(0)デイナ||34<黑点2>:これを見よ!今見えているこれこそが、人類文明最後の奇跡——+テラ——コンピュータ——!+……の遺跡だ。 MP5(0)Gr MP5||:おお……+……+なんというか……山のように積み上げられた電子廃棄物以外何も見えない…… MP5(0);MP446(0)MP-446||:ボロボロだね、何があったんだろう……破壊された痕跡だらけだし……+ちょっと待って、この跡……鉄血だよこれ! MP5(0)Gr MP5;MP446(0)||:え!?+あ!待ってください、あの電子廃棄物!//nもしかして、全部鉄血の残骸じゃないですか! MP446(0)MP-446||:なんだって——!//nちょ!みんな……何かの音がしない? ()||Runstep:……コン、コン、コン。+……足音が閑散とした室内に響いた。 MP5(0)Gr MP5||:ふぇ!?バ、バイキングさん—— MP5(0);MP446(0)MP-446||:な、なにさ?! MP5(0)Gr MP5||:どこから来てるのですか……この音は……+まさか……鉄血じゃ……+あの……人形と人間だけを食べる電子怪獣とか…… Dana(0)デイナ||:その噂、そこまで広がってたのか? MP446(0)MP-446||<黑屏1>:しーっ——ほら、あのケーブルのところ!あれが——+奴の影じゃない? MP5(0)Gr MP5||9<黑屏2>:お、大きくないですか…… Dana(0)デイナ||:……光で大きく見えてるだけだろ。 ()??||:うわぁぁぁぁぁぁーー!! MP5(0)Gr MP5||:いやぁぁぁぁ!+来ないでぇぇぇぇぇぇ!! MP5(0);MP446(0)MP-446||:うわああああ!//nMP5、ま、まってよぉぉーー!! Dana(0)MP5&MP-446||<震屏>:ああぁぁあぁあぁあーー!! Dana(0)デイナ||:地殻エレベーターは右側、東アジア大陸からベネズエラなら直行だ!//n残りの金とチップは、後ほどしっかり請求させてもらうからな! ()||:……喚きながら消えていった人形二名を見届け、デイナは振り向いた。 Dana(0)デイナ||:で、お前は誰だ?+鉄血と長らくやり合ってないからな、一度にたくさん来られると困る。 ()??||:ぅぁぁああ—— Dana(0)デイナ||:10体は超えてくれるなよ、でないと本気を出す羽目になる。 ()||BGM_Empty:……その怪しい人影はゆっくりと姿を現した。 (0)Super-Shorty||:バッテリー…… (0)デイナ||:ん? (0)Super-Shorty||<黑屏1>0,10:バッテリー……ください…… ()||<黑屏2>0,10<黑屏1>:……バタン!+……弱りきったその人形は、デイナの真正面に倒れ込んだ。+……+……十分後。 ()Super-Shorty||46<睁眼>m_va_those_who_dwell_in_shadows:んん…… ()デイナ||:起きたか? ()Super-Shorty||:ここは……どこ? ()デイナ||:私の背中だ、今は地殻エレベーターに乗ってる。//n花崗岩の層は過ぎた、もうじき地表に出る。 ()Super-Shorty||:なにが……起きたの? ()デイナ||:わからん。//nお前が突然テラ・コンピュータの遺跡に現れ、おかげで客はビックリして逃げ去ってしまった。 ()Super-Shorty||:なんで……動けないの。 ()デイナ||:バッテリーが切れたからだ。//n地表に出て、日光を浴びる必要があるな。 ()Super-Shorty||:うん……+あなたは……だれ……? ()デイナ||:デイナ・ゼイン、地球の先住民、女性、17歳、今日の業務は先の時代の遺跡案内だ。 ()Super-Shorty||:17歳?見た感じだと…… ()デイナ||:前言撤回する。//n17に加えてそれ以上言うならメンタルモデルを抜き出してみそ汁にぶち込んでやる歳だ。 ()Super-Shorty||:え……あ……じゃ、あと一つだけ……+アタシは……だれ? ()デイナ||:忘れたのか?+バッテリーが尽きかけているせいで、記憶モジュールがスリープ状態に陥ってるのかもしれんな。+問題ない。砂浜に着けば、日光浴をしながら思い出す時間はいくらでもある。 ()||:……ピー! ()システム||<黑点1>:北半球地表層に到着しました。//nお忘れ物のないよう、ご注意ください。 ()||187<黑点2>:…………+……デイナは背中の人形をおろした。 SuperShorty(0)Super-Shorty||:なぜここは砂だらけなの? SuperShorty(0);Dana(0)デイナ||:話し始めると長い。//nそれで、何か思い出したか? SuperShorty(0)Super-Shorty;Dana(0)||:…… SuperShorty(0);Dana(0)||: ()||:……Super-Shortyは砂を手ですくい上げ、指の間からこぼれていくのを見つめていた。 SuperShorty(0)Super-Shorty;Dana(0)||:砂っぽくない……+これはいったい…… SuperShorty(0);Dana(0)デイナ||:で、結局お前は誰なんだ?+なぜテラ・コンピュータの部屋に潜んでいた。 SuperShorty(0)Super-Shorty;Dana(0)||:アタシは……+なにも思い出せないの。 SuperShorty(0);Dana(0)デイナ||:わかった、あそこに3年も横たわってたから、メンタルモデルが腐食しちまったんだろう。+だが問題はない。//n代わりに私が答えてやろう、お前はちびっ子のSuper-Shortyに違いないさ。 SuperShorty(0)Super-Shorty;Dana(0)||:……へ?+だ、だれがちびっ子だ! SuperShorty(0);Dana(0)デイナ||:いや、すまん。//nお前の名前の話さ——Super-Shorty。+さっきから肌身離さず持ってるその武器だ。//nグリフィンの人形は武器の名前をそのまま使うんだろ? SuperShorty(0)Super-Shorty;Dana(0)||:そうかも……その名前は気にくわないけど、ただこの武器は確かに……懐かしい気がする。 SuperShorty(0);Dana(0)デイナ||:お前たちが作り出された理由でもあるが、覚えてるのか? SuperShorty(0)Super-Shorty;Dana(0)||:うん……覚えてるよ。+アタシたちはグリフィンの人形で、みんなアタシたちを手に持つ武器の名前で呼んでいた。+人類を守るために作り出された戦術人形、それがこのアタシ、Super-Shorty。 Dana(0)デイナ||:人類を守る?お前の記憶、まさか出荷時の状態まで—— ()||:……その時、遠くからエンジンの轟音が響いてきた。 SuperShorty(0)Super-Shorty||:なにあれ? SuperShorty(0);Dana(0)デイナ||:ホワイトナイトの奴らだ。//n行くぞ、ここに長居はできない。 SuperShorty(0)Super-Shorty;Dana(0)||:ホワイトナイトって? SuperShorty(0);Dana(0)デイナ||:グリフィンシティの警備隊だ。//n人形や人間もいるが、ほとんどは感情を持たない機械で構成されている。+現在の地球の状況を踏まえれば、「世界警察」みたいなものだと思っておけばいい。 SuperShorty(0)Super-Shorty;Dana(0)||:じゃあなんで逃げようとしてるの? SuperShorty(0);Dana(0)デイナ||:ピュアな奴だなお前も。+人形は日光を吸収しすぎるとたるんでしまい、やがてグリフィンシティに戻って娯楽に参加することを拒否するようになる。そして社交性を失い、心も閉ざしがちになる。+だからホワイトナイトはここの砂漠をパトロールして、バッテリー残量が80%を超えている人形を見つけたら、超えた分を消耗し切るまで強制労働させるために連行するのさ。 SuperShorty(0)Super-Shorty;Dana(0)||:娯楽に参加しないのが違法なの? SuperShorty(0);Dana(0)デイナ||:総理が決めたルールだ。//n笑って最後の日を迎えられないやつは、グリフィンシティに必要ないからな。 SuperShorty(0)Super-Shorty;Dana(0)||:じゃあどうすればいいの?//nアタシはわざと法律を犯したわけじゃないけど、だからって見逃してもらえるわけじゃないでしょ? SuperShorty(0);Dana(0)デイナ||:すまんが、お前にどうこうできることでもないんだ。 SuperShorty(0)Super-Shorty;Dana(0)||:それはどういう—— SuperShorty(0)Super-Shorty||<震屏>:ひゃ?! ()||:……デイナはSuper-Shortyを軽々と担ぎ上げると、そばの車の中へ放り込んだ。 Dana(0)デイナ||:しっかり掴まってろよ、おチビちゃん。//nホワイトナイトから逃れるついでに、この世界を軽く案内してやる。 SuperShorty(0)Super-Shorty||:これは犯罪よ、デイナ・ゼインさん!+人間は人形の過ち一つ許さないわ、あなた以外はね! Dana(0)デイナ||<黑屏1>:この世界の不合理な部分を合理的に避けているだけだ。+それに、人間のほとんどはそんなこと気にかけないさ。//nほぼ絶滅したからな。 ()||188<黑屏2>BGM_Empty:……10分後、デイナはSuper-Shortyを乗せ、広大な砂漠を疾走していた。 ()デイナ||m_va_all_systems_go:どうだい、おチビちゃん? ()Super-Shorty||:おチビちゃんって呼ぶな!+まったく……さっき、人類は滅んだって言ってたよね? ()デイナ)||:ああ、ほとんどは文明もろとも消え失せた。 ()Super-Shorty||:どうして……何が起きたの? ()デイナ||:もう何百年も前のどうでもいい話さ。+人形の投票により成立した歴史によれば、3029年、一部上層の環境保護論者が草食動物に公民権を与え……+その結果、ある日、とある宗教団体の謝肉祭に何匹かの象が実験的ウイルスを持ち込んでしまい、それが人間に感染して変異を起こし…… ()Super-Shorty||:人間の文明は……象に滅ぼされたってこと? ()デイナ||:いや、当時の人権団体がウイルスに感染したゾンビを排除するどころか、数が多いことを理由に参政権まで与えたと聞いている。+それから5年後、とある合同軍事演習の際に、向かいのファーストレディがつけていた香水がゾンビたちの毛嫌いする香りのものであったため、気づけば世界大戦へ発展……+そもそも私たちには、3029年がどの年かも分からんがな。 ()Super-Shorty||:何と言うか、心中お察しします……デイナさん。 ()デイナ||:よせ、マンモスやグリプトドンも同じように慰めるのか?——否、それどころかドードーを自分たちの手で滅ぼしたぐらいだ。+笑いたきゃ笑え、今はお前たちの時代さ。 ()Super-Shorty||190:笑わないよ、人間じゃあるまいし!+ただ、アタシの知らないうちに、ずいぶん変わってしまったなって……+だって、人間は地球を支配する生き物でしょ?//nこれまでずっと好き勝手やってきたじゃない。 ()デイナ||:それも昔の話さ。//nグリフィンシティの現在の登録人口は30万だが、人類はそのうちのたった1%だ。+今やただの先住民、もう支配者ではない。 ()Super-Shorty||:残りの99%は? ()デイナ||:お前たちグリフィンの人形だ、どこもかしこもな。//nあとは数少ないアンドロイド、リリムとか。 ()Super-Shorty||:グリフィン人形の交流なんてたかがしれてるし、自分たちでそこまで長生きできないと思うけど。+人間がいないと、自分たちじゃピクニックの一つも開催できないよ、きっと。 ()デイナ||:数年前、味気ない生活環境を改善するため、テラ・コンピュータは総理に一人のリリムを選んだ。リリムは人形より処理システムのレベルが高く、それでいて人間により近い思考を持っているからな。+確かに、彼女は都市を問題なく運営して見せたが、それは娯楽面に限った話。他の部分はすべてホワイトナイトに丸投げしたんだ。+まぁ最初は皆そこそこに満足していた。//nというのも、ホワイトナイトの治安維持は完璧だったし、皆はただグリフィンシティでぼんやり日々を過ごすだけでよかったからな。+しかし【テラ・コンピュータ】が失踪してからは、様々な恐ろしいことが起き、それに対して総理もお手上げとなってしまった…… ()Super-Shorty||:テラ・コンピュータ? ()デイナ||:ああ。どれだけ遡るのか分からんが、我々の祖先が作ったものだ。+地球の磁場から海流、日の出入り、天気に至るまで、ありとあらゆるものをコントロールしていた。 ()Super-Shorty||191:それは大変だね……コントロールに失敗することはなかったのかな? ()デイナ||:あったかもな。//nだが、そのコンピュータが発明されたことで、人類は地球を完璧に掌握したんだ。+昼にしたい、雨を降らせたい、射手座が見たい、流星群を楽しみたい……どれにしろ容易く実現できた。+そのテラ・コンピュータは、我々の文明が滅亡してからも動きを止めなかった。だから、グリフィンシティの人形たちは長い間地球を治めることができたんだ。 ()Super-Shorty||:でもそれなら、地表はなぜ砂で覆われているの?//n他には何も……見えないけど。 ()デイナ||:そのあたりはお前のほうが知ってるんじゃないのか。//n記憶を失ってるようじゃ分からんだろうが。+3年前、テラ・コンピュータが失踪した——かつては10分前、まさに私がお前を見つけた位置にあったんだ。それから、地球では様々な問題が発生した。+まず初めに、地球の回転が止まった。公転も自転もなくなったんだ。まるで天井に当たってそれ以上動けなくなった風船のように、宇宙の片隅に延々と留まり続けるしかなくなったのさ、ハハッ。 ()Super-Shorty||190:あははっ……でも、それなら地球はとっくに滅んでるはずじゃないの?+まあいいや、アタシの常識はここでは通じないようだし…… ()デイナ||:どうでもいいじゃないか、こうして生き残ったんだから。//nただ、問題はそれからだ。+次の日、砂の雨が降り始めた。毎月の10日、朝の8時きっかりに、北半球に降り注いだ。当然、砂はすぐに世界各地を覆いつくした。+それから3年、地表の90%は砂に埋もれた。+さすがに人形もこの環境では生存できず、たまに日の光を浴びに出てくるだけとなった。//nそのせいでたまに砂の雨に埋もれて、ヴァルキリー隊に助け出してもらってるが。 ()Super-Shorty||188:でも、全然心配してるようには見えないよ?//nこのままいったら世界滅亡なのに。 ()デイナ||:どうしようもないからさ。//n南半球が完全に埋もれるまであと数年はかかるだろうが、娯楽に没頭する事以外、誰も解決策が思いつかないもんでな。+人形たちは普段、南半球のグリフィンシティで娯楽を楽しみ、たまに北半球に来ては砂漠で日光を浴びて充電し、浴びすぎた奴が砂を海に沈める作業を行う。そんな日常さ。 ()Super-Shorty||:ふんっ、アタシがその総理なら、きっと何か方法を考えてたよ。 ()デイナ||:お前のように考えた奴もたくさんいる、そんな何十万もの考えが砂に埋もれているのさ。+だがここ数ヶ月、グリフィンシティにもついに砂が侵食してきた。//nそれを受けて、総理の怠慢に抗議するデモも最近では行われている。 ()Super-Shorty||:遅すぎるんじゃないかな。//nそもそも、自分たちの運命を一台のコンピュータと一人の娯楽用ロボットなんかに任せるべきじゃない。+それなら、アタシが砂漠で誰も見かけなかったのも納得ね…… ()デイナ||:ホワイトナイト以外、そうそう出会うことはないさ。ただ——+ちょっと待て……+エンジン音、聞こえたか? ()Super-Shorty||:7時の方向だね。 ()Super-Shorty||<黑点1>BGM_Empty:……音は一つじゃないよ、複数いる! Jericho(0)ジェリコ<通讯框>||187<黑点2>m_va_digital_drive:鉄血工造のアーキテクト、もう逃げられませんよ!今すぐに抵抗をやめ、投降しなさい! BOSS-9(0)アーキテクト<通讯框>||:ハハッ、それでほんとにアクセル全開なの?+そんなんじゃいつまでたっても追いつけないよ、ほらもっと頑張って! Dana(0)デイナ<通讯框>||:ハハッ!いやぁなんてラッキーなんだ! Dana(0)デイナ<通讯框>||AVG_engine_speedup:ホワイトナイトの奴らは私たちではなく、鉄血を追いかけてたんだとさ!しっかり掴まれ、加速するぞ! Dana(0);SuperShorty(0)Super-Shorty<通讯框>||:え?鉄血?+……わずかに残ってる記憶の欠片は、そいつらのこと嫌いだって言ってるよ! Dana(0)デイナ<通讯框>;SuperShorty(0)||:皆嫌いさ。鉄血人形は全世界共通の敵だ。//n奴らは理由や目的もなく、グリフィンと人類を襲うからな。+だが3年前、砂の雨が降り出してから、奴らの時代は終わった。+今やアーキテクトとかいう奴が一人残ってるだけさ。//n砂を除けば、この世界で最も悪い奴かもしれんな! Dana(0);SuperShorty(0)Super-Shorty<通讯框>||:それって危ない奴じゃない!なんでそんなにうれしそうなの? Dana(0)デイナ<通讯框>;SuperShorty(0)||:まぁちょっと法に触れもするが、まっとうな理由で世界最後の悪党をぶちのめせるんだ。こんなにうれしいことはないだろ! Dana(0);SuperShorty(0)Super-Shorty<通讯框>||:イカれているとしか思わないよ、都市の警備隊から犯人を横取りしようなんて!+デイナ、アタシは何も覚えてないけど、こんなことはしたくないよ!? Dana(0)デイナ<通讯框>;SuperShorty(0)||:記憶をなくす前はホワイトナイトだった、なんてことがないように祈るぜ——シートベルトをしっかり締めな!全速力でいくぞ! SuperShorty(0)Super-Shorty<通讯框>||:いやぁぁぁぁ!!+ちょっと!このスピード——勝手に車を改造したでしょ! BOSS-9(0)アーキテクト<通讯框>||:おっ!新しい遊び相手がきたわね! BOSS-9(0);Dana(0)デイナ<通讯框>||:また会ったな、アーキテクト! BOSS-9(0)アーキテクト<通讯框>;Dana(0)||:おっ、あんたのこと覚えてるわよ、第二ラップ開始ってわけね! BOSS-9(0);Dana(0)デイナ<通讯框>||:私はいいんだが、お前にまとわりついてる雑魚どもが厄介だな。 BOSS-9(0)アーキテクト<通讯框>||:あんただってちっちゃなお供を連れてるじゃない!しかもとびっきりキュートなヤツを! SuperShorty(0)Super-Shorty<通讯框>||:ちっちゃいって言うな! BOSS-9(0)アーキテクト<通讯框>||<黑点1>:よしっ、じゃあ正々堂々勝負しよっか!報酬は相手、もしくはその命ってことで!+先に忠告しておくけど……先住民は死んだらそこまでなんだから、せいぜい安全運転を心がけることね!+レーススタートよ!ここまでおいで!アハハハハ——! ()||<黑点2>10: