()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: ()||83BGM_Hello<黑屏2>:……ハロウィン当日の午後。+ グリフィン基地にて。 ()||:P7はなにやらとても落ち込んでいる様子で一人広場の真ん中を歩いていた。//nそして、その後ろを一匹のダイナーゲートがぴょこぴょこと付いてきていた。 P7(2)P7||:ほんっっっっとムカつく! +ねえねえ、今回のイタズラ、やっぱり子供っぽ過ぎたかな?//nそれともイタズラする相手を間違えたとか?誰も反応しないんじゃ、イタズラにならないじゃん! ()||:ダイナーゲートは顔を上げてプンスカしているP7を見つめ、カメラのレンズからはズームする際のかすかな音が響いていた。 P7(2)P7||<黑点1>:しかも午後からずっと何かに見られている気がするし……+うーん……電子マップに敵の視線の方向を検知する機能があったらいいのに。//n今度指揮官に追加してもらおっと……+あ、着いた。 ()||82<黑点2>:……人形宿舎にて。 ()||:P7は頭からベッドに倒れ込むと、戦術タブレットを取り出して退屈そうに画面をスワイプした。 P7(2)P7||<黑点1>:なにこれ……+「近頃発見されたUSO感染症が拡大の兆しを見せており、情報によればすでに数名の人間の感染が確認されている。感染症の原因や感染経路については未だ調査が行われており、現時点で判明していることとしては……」 ()||83<黑点2>:……一方その頃。+基地の広場にて。 Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:「……現時点で判明していることとしては、感染した人間の皮膚に決まってカラフルな痣が現れることのみとなっている……」+これは……何やらまずそうですね。 ()||:ウェルロッドは眉間にしわをよせながら、戦術タブレットに表示された文章を読み上げた。+隣で一緒に哨戒任務に当たっていたP90も、それを聞き、顔を寄せる。 P90(0)P90||:なになに?+いやいや、MDRが掲示板に載せるニュースなんて大体フェイクじゃん……+それに見て、この「人形にも感染する恐れがある」って真面目くさった書き方。//nホント馬鹿みたい。人形が人間の感染症にかかるわけないのに。 ()||:ウェルロッドは振り向いて、とても真剣な表情でP90を見つめた。 Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:いえ、P90。//nまだ気が付きませんか? Welrod(4)||:ウェルロッドはP90をコンソールのところまで連れ戻した。//n状況が分からないP90は戸惑いながらも、ウェルロッドと一緒に基地広場を見渡した。 Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:見てください、あの方を。//nそれとあちらや、後ろのあの方もです! Welrod(4)||:突然声を低くして叫びだしたウェルロッドは、そう言いながらいくつかの方向を指さした。 Welrod(4);P90(0)P90||:何言ってるの……ん?+なんでみんなの体にも変な色の痣が……ハロウィンだから悪ふざけで描いたのかな? Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ;P90(0)||:まったく……哨戒中に一体何を見ていたのですか?+とにかく、何か様子がおかしい……//n確かに私も、人形が人間の感染症にかかるとは考えづらいと思います。+しかし、何か邪悪な陰謀が渦巻いてる可能性も十分にあります。//nここは探偵のようにより慎重に―― P90(0)P90||:ウェルロッド、見てコレ! ()||:P90はウェルロッドの話を遮るように、戦術タブレットをウェルロッドの目の前に突き出した。 Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:……!+これは…… ()||:タブレットに表示された文章を見て、ウェルロッドの顔が一気に青ざめた。+それと同時に、急いで近づいてくる足音が聞こえてくる。 Spitfire(2)Spitfire||:ウェルロッドさん!大変です! Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:何があったのですか?//n焦らずにゆっくり―― Spitfire(2)Spitfire||:75姉さんですよ!75姉さんが……//nウェルロッドさん、MDRが掲示板に上げた記事を見ましたか?+自分にも変な痣が現れたってコメントがたくさん付いているんです!//nこれはきっと例の新型感染症だとMDRが…… ()||:ウェルロッドは戦術タブレットの画面を下にスクロールした。 Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:ええ、その写真なら私も見ました……+ドローンにぶつかって、医務室に行ったら痣が見つかったとか、//n電子戦の訓練が終わって、気付いてみたら妙な痣が体のあちこちに現れていたとか……+くっ、WA2000さんまで……//nん?指揮官に業務の報告をしていた時に、体の痣について聞かれた……? P90(0)P90||:ははっ!FAMASってばどうしたのこれ?//n基地東側倉庫の見回りが終わったら、マスクにまで痣ができてたって―― Spitfire(2)Spitfire||:そんなことはどうでもいいんです!//n問題はコメントの中に75姉さんの写真があったということですよ!//n75姉さんまで感染したなんて……ワタシ、一体どうすれば……+こ、このまま廃棄処分になったりしませんよね……? Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:Spitfire、落ち着いてください! Welrod(4)||:ウェルロッドはSpitfireを一喝すると、またすぐに口調を和らげた。 Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:どうやら、現時点ではMDRの仮説を受け入れざるを得ないようです。+しかし、この暗黒の影が一体どのように基地を侵食したのか、まったく見当がつきません…… P90(0)P90||:分かった!//nきっとあたしたちの知らない間に、罪の源が基地に潜り込んで、恐怖の触手をまき散らしたんだよ! Spitfire(2)Spitfire||:罪の……えーと、なんの触手? Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:つまり、一人の人間が感染源となって、みんなと接触したということを言っているんです。+それも確かに理には適っています。//nですが、基地にいる人間と言えば…… Spitfire(2)Spitfire||:まさか、カリーナさんですか? P90(0)P90||:カリーナさんはここ二日基地にいないみたいだよ、何かの商談があるらしくて。 Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:では、カリーナさん以外の…… Spitfire(2)Spitfire||:基地にいる人間って…… P90(0)P90||:……待って!//nまさか……指揮官って言いたいの? ()||:ウェルロッドは僅かに頷いた。 Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:指揮官は最近よく外部の人間とやり取りをしていましたから……//nそう考えると、全ての辻褄が合いますね。+Spitfire、昨夜もCZ75は作戦の成果を指揮官に褒められていましたよね? Welrod(4);Spitfire(2)Spitfire||:そうです、さすがは75姉さんです! Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:P90、哨戒任務は一時中断としましょう。//n今から安全保障小隊隊長として、あなたに命じます――+直ちにデータベースへ向かい、人間の感染症に関する資料を調べよ。//nそして医療小隊と連携し、魔の印を追い払うのです!+行動の一切を、影に隠れて慎重に行うことを心掛けてください! P90(0)P90||:了解! Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:Spitfire、今回の事件は私が解決してみせます。+かくなる上は、まず秘密裏に罪の源……いえ、指揮官を暫く隔離するしかありません。//nこれ以上被害を出すわけにはいきません……! Spitfire(2)Spitfire||:待ってください、ウェルロッドさん。ワタシも一緒に行きます!+75姉さんのために、ワタシも頑張りたいです! Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||<黑屏1>:いいでしょう。+では、今日限りの秘密特捜小隊として、共に行動しましょう! ()||8<黑屏2>BGM_Empty:……日が傾き始めた頃。+グリフィン司令室にて。 Spitfire(2)Spitfire||:ウェルロッドさん。//nさっき指揮官さんは……感染していないと…… ()指揮官||:だから本当に感染してないって――――! Spitfire(2)Spitfire||:あれ?今隠し部屋から指揮官さんの悲鳴が……? Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:ええ。//n声まで変わってしまったとは、気の毒な指揮官です。 ()||:ウェルロッドは電子ドア用のカードキーを司令台に置いた。 Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:まさか司令室の隠し部屋がこんな風に役に立つとは……+念のため、カードキーはここに置いておきましょう。//n事件が解決するまで、指揮官にはもう少し―― ()???||AVG_tele_connect:あんたら、随分とのんきなことしてるじゃん。 ()||BGM_Room:司令台の立体投影機が突然光ったが、通信相手の映像は出ていない。 Spitfire(2)Spitfire||:この声は……! Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:アーキテクト……//nどういうことですか?囚われの身のあなたが、一体どこから通信の権限を? Welrod(4)アーキテクト||:ちょっ!ウェルロッド!さすがにその言い方はひどいでしょ!せめてあんたらの基地のかわいいマスコットって言ってくれない? Spitfire(2)Spitfire||:……呼び名がなんであろうとワタシたちはどうでもいいのですが。 Spitfire(2)アーキテクト||:ホントつれないお嬢ちゃんたちなんだから。今日はハロウィンなんだよ?お祭りなんだよ?もっと優しくしてくれてもいいじゃん…… Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:話題を逸らさないでください!//nどこから通信に割り込んできたのか早く白状するのです! Welrod(4)アーキテクト||:厳しいねえ……今朝まであたしのメンタルデータで訓練してたくせに。それで?グリフィンの基地が大変なことになったの?こんなミスまでやらかしちゃうなんて、はっず!プークスクス。 Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:くっ……油断していました。//n皆さんの異変にいち早く気付いていれば…… Welrod(4)アーキテクト||:おやおや?エリート人形もあたしと同じレベルの知能しかなかったみたいだねぇ……いや、あたしは頭いいんだった…… Spitfire(2)Spitfire||:先に指揮官さんを閉じ込めておいてよかったですね。//nウェルロッドさん、もう行きましょう―― ()アーキテクト||:にひひっ、あんたら指揮官まで閉じ込めちゃったの?それであの「病気」を防げると思ってるわけ?+こんなザマじゃ、外から侵入者がいても気づけるわけないよねぇ。 Spitfire(2)Spitfire||:感染症のことを知っていたのですか! Spitfire(2)アーキテクト||:いや~、本当にうっっっかり知っちゃってね~だって昼寝の余裕すらないくらいに、午後の通信がずっと騒がしかったわけだし…… Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:……今すぐあなたのメンタルデータを破棄することだってできるんですよ? ()アーキテクト||:ええ~、マジで言ってんの~?+でもさ、あの指揮官は今いないわけじゃん?あんたらグリフィン人形だけじゃ何もできなくない?+はぁ~、そんなあんたたちにこのあたしが捕まってるなんて……考えただけでムカついてきた! Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:一体何が言いたいのですか……! ()||Alarm:ヴォ――ン!ヴォ――ン!+ウェルロッドの話を遮るように、突然基地の警報が鳴り響いた。 ()アーキテクト||:あらら、思ってたより随分早いんだね。 Spitfire(2)Spitfire||:この信号は……鉄血です! Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:アーキテクト!//n知っていたんですね!?なぜ黙っていたのですか!! Welrod(4)アーキテクト||:あたしに怒ってもねえ……もう少し礼儀正しく接してくれていたら、こんなことにはならなかったかもよ? Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||<黑点1>:くっ、よりにもよって警備が一番薄い時に侵入されるとは……!+Spitfire、M1919と79式に連絡してください。//n先に雑魚どもを片付けて、被害を最小限にとどめる様に!+アーキテクト……あとで覚えててください! ()||<黑点2>10: