()||9<黑屏1>0,10黑屏1>BGM_Empty:
()||46<黑屏2>BGM_Brain:……鉄血の拠点にて。
BOSS-5(0)アルケミスト||:は……はは、やはりダミーだと、少々物足りない……か……
()||:Spitfireは銃口を地面に倒れたアルケミストの額に突きつけた。+しかしそれでも、アルケミストは笑みを保ったままだった。
Spitfire(2)Spitfire||<黑屏1>:これで……終わりです。
()||9<黑屏2>BGM_Empty:……
()||AVG_tele_connect:ピッ――!
P90(0)P90<通讯框>||<黑屏1>:コホン……えーっと、緊急のお知らせです!
()||46<黑屏2>:……
()||:突然の通信に、その場にいるすべての人形が動きを止めた。//nSpitfireもあと少しでトリガーを引ききるところだった。+通信に映った映像では、P90がひよこを掴むようにP7を掴んでいた。
P90(0)P90<通讯框>||m_avg_casual:これで全員に繋がったかな?では、P7に全てを説明してもらおう――
P7(2)P7<通讯框>||:それよりまずは下ろしてよ!+コホン……とにかく、今回の感染症に関しては、その……すべてが誤解なのよ!
()||:鉄血の拠点にいる全員が固まってしまった。//nSpitfireも銃を戻して、茫然とウェルロッドの方を見ていた。+そしてアルケミストはただ、腹を抱えて大笑いし始めた。
P7(2)P7<通讯框>||:今朝のことなんだけど、ダイナーゲートにこっそりカリーナさんからお化粧箱を盗んでもらって、SuperSASSの体に模様をつけてゾンビっぽくにしようとしてたの……+結構完璧な計画だったのよ!カリーナさんは今日出かけるって何日前から知ってたし、しかもちょうど出かける前にお化粧をしてたの!+カリーナさんはそのままお化粧箱を机に置いていったから、本当にラッキーだったよ!まあ、たとえ引き出しに入れてカギをかけていたとしても、あたしなら余裕で取り出せるんだけどね。+それでね、あたしはダイナーゲート軍団を動かして、SuperSASSが気づかないうちに、あいつの服と洗顔のタオルに顔料を塗りまくったの!これなら体に色をつけれなくても、顔にはつけられると思ってね!危うくTAC-50にバレそうで焦ったけど!+でもまさかSuperSASSのやつ、今日は普段の服じゃなくてハロウィン衣装を着るなんて知らなかったの!しかも今日は任務があるって言うのに、あんなにオシャレして!フンッだ!顔も洗わない汚いやつのくせに!
Spitfire(2)Spitfire||:P7、要点だけを話しなさい!
P7(2)P7<通讯框>||:これから言うって!+要するにSuperSASSはそのまま任務に行ってしまってつまらなかったし、おまけに化粧箱の中身が手に付いてしまって落とせないから、そのまま捨てちゃったんだ――
()||AVG_pistol_finalshot_n:バン!//nSpitfireは地面に向けて発砲した。+通信に映っていたP7は一瞬首を引っ込め、P90に代わった。
P90(0)P90<通讯框>||:じゃあ、あとはあたしから……
()||:P90は一回大きく息を吸った。
P90(0)P90<通讯框>||:あの時、あたしはちょうどP7がダイナーゲートに命令するところを見ていたんだけど、SuperSASSに悪戯するところは見てなかったんだよ……+あの後、あたしは哨戒所に向かったんだけど、あまりにも暇すぎたから、巡回していたいくつかの区域で、P7の喋り方を真似してドローンに化粧箱を回収してもらったんだよね。そしてドローンにP7と同じ命令もして……+そういえばあの化粧箱、P7にメチャクチャにされていてさ、それを隅っこでちゃんと整理して、ドローンにも顔料を持ち運べるように苦労してコマンドを書いたんだ。+それに、ドローンたちが基地の隅々まで飛べるようにルートもしっかり研究したんだから!あとはドローンが目標を発見次第、顔料をぶちまけるってわけだ!ふふん、さすがのP7もこんなアイデアは思いつかな――
Spitfire(2)Spitfire||AVG_pistol_finalshot_n:そ・れ・で?
P90(0)P90<通讯框>||:そそそそれで!ウェルロッドと一緒に立番をしてたんだけど、ウェルロッドの口調を真似してしゃべり始めてから、その……ド、ドローンのことを忘れて……しまって……
()||:通信の中でP90の声は段々と小さくなり、視線もどことなく漂い始めた。+鉄血の拠点では、笑い疲れたアルケミストの息つく声以外、通信機からの微弱な電流音しか聞こえてこなかった。+ウェルロッドとSpitfireはお互いのことを見つめ合って、何を話せばいいのか分からなくなった。
Spitfire(2)Spitfire||:つまり……基地に感染症などなく、75姉さんも感染しておらず、すべてはカリーナさんの……ただの化粧品だったというわけですか?
P90(0)P90<通讯框>||:んー、まぁ……そゆことだね……
()||:P90の声はまるで蚊のように小さくなっていた。
Spitfire(2)Spitfire||:……P7、P90……あなたたち……
P7(2)P7<通讯框>||:うう……ごめんなさい……Spitfireの姉さん、指ポキポキ鳴ってるのがここまで聞こえてるよ……
()||:鉄血の拠点はまた沈黙に陥った。//nアルケミストでさえも黙り込み、この茶番を興味津々と眺めていた。
P7(2)P7<通讯框>||:P90、全部白状した方が安全だって言ったじゃん……
P7(2);P90(0)P90<通讯框>||:細かいことまで言いすぎたんだよ……
P7(2)P7<通讯框>;P90(0)||:えぇ?これで罰が軽くなるって思ってたのに……
P90(0)P90<通讯框>||:Spitfireがこんなに怖いなんてあたしも知らなかったよ……
Spitfire(2)Spitfire||Select:……あなたたち、セリフの字を小さくしたら聞こえなくなるとでも?
P90(0)P90<通讯框>||:大変申し訳ございませんでした……!
BOSS-5(0)アルケミスト||:さて、愚かな事件も解決したようだし、あたしもそろそろ――
()||ClothingUp:起き上がろうとするアルケミストをウェルロッドは取り押さえた。
Welrod(4)ウェルロッドMkⅡ||:今回の感染症事件、このアルケミストは確かに潔白でした。+ですが、同僚たちよ、こいつがアルケミストを名乗っている以上、今回はウイルスをまき散らしていないとはいえ、次に何か騒ぎを起こさないとも限りません。+それならこのまま……こいつを生け捕りにして、基地で研究するのはどうでしょう?
Spitfire(2)Spitfire||:賛成です。
Spitfire(2);P90(0)P90<通讯框>||:反対はしないけど……
Spitfire(2);P7(2)P7<通讯框>||:研究?いいねいいね――
Spitfire(2)Spitfire||<黑屏1>:ただし……P7、P90、帰ったらあなたたちには一つ、やってもらいたいことがあります。
()||83<黑屏2>BGM_Empty:……+ハロウィン当日、深夜。+グリフィン基地にて。
()||GF_Memorial:匿名掲示板のとあるスレに、瞬く間に大量のコメントが書き込まれた。そのスレを立てたのは、やはりあのMDRだった。
()MDR||<白屏1>:「へへっ、ほらほらみてみて、みんな大好きMDRちゃんが撮影した極秘画像だよ!これは今日の夜にドローンで偶然撮れちゃったものなんだけどね、グリフィンのみんなならいいねしてくれるよね!+「さて、果たしてこのハロウィンの日に、他にも人知れず何かが起きていたのだろうか!?MDRちゃんの実況スレから目を離さないでね!って、実況スレに割り込むなって――」
()||211<白屏2>:……+そのスレの最後に貼られた少しぼやけた写真には、五人の笑顔がはっきりと映されていた。+――当然、アルケミストはいつもの見下したような笑顔だったため、隣にいるSpitfireは若干不愉快そうな顔をしていた。//nしかしそれが、却ってMDRのスレを盛り上げていた。
()通りすがりのヒーロー||:「特捜小隊に感動しました。彼女たちは大切な人たちを守り通しましたね……」
()コーラ最強||:「P7のバーカ、初手の下手なイタズラを仕掛けた時点で負けてやんの!あはははは!」
()アンドロイドは電気豚の肉を食うか?||:「もう、こんな事件を起こして!師匠が帰ってくるまでもたないかと思いましたよ……」
()ミスタロット||:「うーん、アルケミストが基地に来たらしいけど、何の役に立つんだろう?占いの役にでも立てばいいんだけど……」
()控えめな妖精王||<黑屏1>:「フフッ、アルケミスト、アルケミストか……我が金庫の足しにはちょうどいい――」
()||9<黑点2>:……深夜0時。+司令室の隠し部屋にて。
()指揮官||:ちょっと誰か――!ここから出してよ――!もう0時過ぎたでしょ――!ハロウィン終わったでしょ――!
BOSS-9(0)アーキテクト<通讯框>||:これはこれは、さすがグリフィンの隠し部屋だね、こんなんじゃいくら叫んでも誰にも聞こえないぞ、へへっ。
BOSS-9(0)指揮官<通讯框>||:そっちこそ、全然居候って感じじゃないね。
BOSS-9(0)アーキテクト<通讯框>||:だって今日は本当に楽しかったんだもん!しかも未だにあたしを元の場所に閉じ込めようとするやつも来ないし、本当に自由自由――
BOSS-9(0)指揮官<通讯框>||:がっかりしてないの?
BOSS-9(0)アーキテクト<通讯框>||:え?なにを言ってるのかさっぱりだけど。
BOSS-9(0)指揮官<通讯框>||:目的を達成できなくて気分が晴れないんじゃないの?
BOSS-9(0)アーキテクト<通讯框>||:フン、別に。あたしだってそんな根に持つタイプじゃないし……それに、たまにこうやって遊ぶのも悪くないよね。+そっちこそ、このままだと誰にも出してもらえないんじゃないの?
BOSS-9(0)指揮官<通讯框>||:はぁ……通信権限がないのも面倒くさいな……+もういい、誰か呼んできてくれ、この借りはカリーナが必ず返すから!
BOSS-9(0)アーキテクト<通讯框>||<黑屏1>:へへっ、それなら……あたしに助けを求めなよ、グリフィンの指揮官♪