()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: ()||99<黑屏2>BGM_War:鉄血の増援により、歩兵たちのペースは大きく乱れ、//nAR小隊は瞬く間に弾薬庫の守兵を撃退した。+強固な掩体の周辺は、鉄血と軍の残骸や死体によって埋め尽くされている。 AR15Mod(0)ST AR-15||:鉄血部隊と軍の装甲部隊が交戦してる、そう長くは持たないわ。 M4A1Mod(0)M4A1||:今のうちに早く沿岸砲を操作しないと。+……まさか、エクスキューショナーと手を組む日がくるなんてね。 RO635(0)RO635||:信じられません。鉄血たちが攻撃を防いでいなかったら、//nあそこで倒れていたのはわたしたちでした。+それにしても、あの鉄血人形たちは一体どうしたんでしょう? M4A1Mod(0)M4A1||:私たちがここへ来る前に、きっと何かあったのよ。+でも今は任務がある。+鉄血の生死に構ってる暇はないわ。 RO635(0)RO635||:そうですね。 M4A1Mod(0)M4A1||:SOP II、RO、給弾ルートの修復を。15は私と砲台の制御。 AR15Mod(0)ST AR-15||<黑点1>:了解。 ()||<黑点2>:時を同じくして、戦場のもう一方では。 BOSS-2(0)エクスキューショナー||:来い!来い!来い――人間!+貴様らの所業を償え!デストロイヤーを返せ! ()||:残った鉄血部隊と軍の部隊は、依然として戦いを続けていた。+エクスキューショナーの従える鉄血人形の数が、//n交戦前と比べ大きく減っている。+だが彼女はそれに気づいていないようだ。+無数の銃弾に穿たれようと、足を止める様子は全くない。+部隊の最前線に立ったまま、己の武器を振り回している。 NPC-Yegor(3)将校||:狙撃範囲に入った、装甲車!撃て! ()車両チーム将校||:攻撃開始! ()||Explode:(爆発音) BOSS-2(0)エクスキューショナー1||:ぐあぁぁぁあ――! ()||:爆発による砲煙が、彼女の身体を呑み込んだ。//n使い慣れた武器が傍らに落ちる。+鉄血人形たちは、突然の襲撃に狼狽した。//nましてやエクスキューショナーが倒れるなど、予想だにしていなかった。+ほんの一瞬の出来事が、戦場では致命傷となる。 NPC-Yegor(3)将校||Gunfight:即刻反撃せよ!予備部隊は側面から包囲!一匹たりとも残すな! ()||:掩体から飛び出してくる軍人形の反撃に、//n鉄血は立ち竦み、今にも逃げ出そうな気配だ。 BOSS-2(0)エクスキューショナー||:なにを突っ立ってる!行けっつってんだよ! ()||:怒号に押され、壊滅は免れた。+煙霧の中、エクスキューショナーは右手に最後の武器を握りしめ、//n依然としてその場に立っている。 BOSS-2(0)エクスキューショナー||:ゲホッゴホッ……死にぞこないの人間どもめ、//nンなモンでこのオレを殺せるとでも思ったか!+こんな攻撃、痛くも痒くもねェんだよ!もっぺん来いよ! ()||:エクスキューショナーはそう言い捨てると、//n攻撃してきた方向に火力を放った。 NPC-Yegor(3)将校||:装甲車!方向転換しろ!援護射撃だ! ()||Battlefield:軍の指揮官は、相手に僅かたりともチャンスを与えなかった。 BOSS-2(0)エクスキューショナー||:逃げるな!……チッキショウ!身体が言うことをきかない。+クソッタレの人間め、なかなかやるじゃねぇか。 ()||:装甲車の大砲は命中しなかった。+だがエクスキューショナーの身体は、爆発によって引き裂かれた。//n刀を握る左手は、もはや破片と化している。 BOSS-2(0)エクスキューショナー||:ま、こんなモンか…… ()||:エクスキューショナーが全力で前線を保とうとするも、//n鉄血人形の部隊は、みるみる崩壊していった。+エクスキューショナーには分かっていた、時間は残されていない。//nもうすぐ軍に完全に包囲される。+エクスキューショナーは銃を下ろし、地面にある刀を拾った。 BOSS-2(0)エクスキューショナー||:残った奴ら、聞け。オレが突進したら……全員撤退だ…… ()||Gunfight:(銃声)――+言葉が終わらない内に、陣地の側面から立て続けに銃声が響いた。+エクスキューショナーを包囲していた部隊が、何かに遭遇したようだった。 BOSS-2(0)エクスキューショナー||:どうなってる? ()???||:特攻でもするつもりか?この程度で諦めるとは、お前らしくもない。 ()||:そう言い放ったのは部下の人形ではなく、聞き慣れたあの声だった。 BOSS-2(0)エクスキューショナー||:ハンター? BOSS-2(0);BOSS-3(0)ハンター||:なんだ、ガッカリしたか?+今度は、わたしが助けに来たぞ――//n鉄血工造、エクスキューショナーの撤退を援護しろ! BOSS-2(0)エクスキューショナー;BOSS-3(0)||:ダメだ!オレはまだ行けない、エルダーブレインの命令が残ってる。//nデストロイヤーを見つけないと……エルダーブレインの命令は絶対だ! BOSS-2(0);BOSS-3(0)ハンター||:エルダーブレインの命令など、もはや存在しない!+ターシャリレベルを確認してみろ、//nエルダーブレインは全ての権限を放棄している。+何者かが権限を利用し、我々を騙していたに過ぎん! BOSS-2(0)エクスキューショナー;BOSS-3(0)||:なんだと?ンなワケあるか、なら鉄血はどうなる?エージェントは? BOSS-2(0);BOSS-3(0)ハンター||:知らんな。今更何の関係がある?+我々を捨てたのかもしれん。+創造主たるあの人間が言っていた通りだ。+子は親から離れて、初めて自由になれる。+鉄血は真の自由を手に入れた。 BOSS-2(0)エクスキューショナー;BOSS-3(0)||:……なるほどな。デストロイヤーは? BOSS-2(0);BOSS-3(0)ハンター||:あの黒い輩に遭遇したんだろう。ドリーマーはとっくに姿を消している。+心配するな。チビどもの腐れ縁は、そう簡単に切れるまい。 BOSS-2(0)エクスキューショナー;BOSS-3(0)||:なら……オレたちはどうする? BOSS-2(0);BOSS-3(0)ハンター||:のぼせ上がった人間どもに灸を据えてやれ。その後は、共に生きる。 BOSS-2(0)エクスキューショナー;BOSS-3(0)||:いいぜ……その提案のった。 BOSS-2(0);BOSS-3(0)ハンター||:行けエクスキューショナー、援護する! BOSS-2(0)エクスキューショナー||<黑点1>:いっちょ大暴れしてやるぜ! ()||<黑点2>AVG_amb_wildernessBGM_Empty:一時間前、沿岸砲陣地付近。+小柄な人形が、地面に敷き詰められた鉄血の残骸を見下ろしている。 ()???||:あなたって本当に運のいい犬ね。+それがバカである利点なんでしょうけど。 ()||:意図的に連絡の途絶えた仲間を探していたわけではない。+ましてや裏切り者の悪意に満ちた命令――自害を執行するわけでも。+運命の悪戯か、それとも別の要因によるものか。+彼女、鉄血の最新鋭人形――ドリーマーは、//n微動だにしないデストロイヤーの傍に立っていた。 BOSS-11(0)ドリーマー||:あたしと共に製造された日から、あなたはずーっとおバカちゃんだった。+リコが何故あなたを製造したのか理解に苦しんだけど、//n場を盛り上げるピエロが必要だったのかもね。+実際、あなたは確かに優秀なオモチャだったわ。 ()||:ドリーマーはデストロイヤーの顎を掴み、//n彼女の眼に溜まった涙を見据えた。 BOSS-11(0)ドリーマー||:あたしの命令にノコノコ従って、//nハプニングが起きればその場で死ぬのを待つしかない。+どんなにあたしが憎くても、目が覚めれば、また従順な子犬に戻ってる。+エージェントがあんたに保護キーを設置してなかったら、//nあたしの元で何度死んでたか知れないわ。 ()||:なにか可笑しなことを思い出したかのように、//nドリーマーは冷ややかな笑みを浮かべた。 BOSS-11(0)ドリーマー||:エージェントと言えば、//nエリザに捨てられた鉄血を招集して回ってるようね。+座標を特定されるリスクすら顧みずに、//n狂ったように鉄血チャンネルから呼びかけてる。+あの女があんなに慌ててるところ、初めて見たわ…… ()||AVG_Rain2:頭上の雲が静かに寄り添い合う。//n水分が凝固し、大粒の雨となって地面を叩きつけた。 BOSS-11(0)ドリーマー||BGM_Wake:だからね、守ってくれる人はもういないの。+残ったのは、あんたを幾度となく裏切ったこのあたしだけ。+今メンタルを撃てば、あんたみたいなバカ人形は、この世から消えてなくなる。+今まで黙ってたけど、あたし、あんたが大っ嫌いなの。どうしてか分かる?+あんたとあたしが、同じモデルを基に開発されたからよ。//n埃をかぶった、あちこち欠陥だらけの汎用モデルからね。+SF/DSB1-0138と0139の複線DSI-8型、コード—Мрия。 ()||AVG_weapon_reload:ドリーマーは、銃口をデストロイヤーのメンタルに当てた。 BOSS-11(0)ドリーマー||:しかも、あんたがあたしの姉ですって?//nリコはあんたに名前までつけたのよ、ムリアってね。+あんたの存在は、あたしの最大の汚点なの。+こうしましょう、あたしの質問に答えてくれたら、あんたを見逃してあげるわ。+ねぇ、バカ姉さん。あたしたち鉄血は、何のために存在してると思う? ()||:雨がデストロイヤーの頬をつたう。まるでそれが答えであるかのように。 BOSS-11(0)ドリーマー||:ハハハ、そうよね。おバカちゃんがそんなこと考えるわけないわよね?+おバカちゃんは、おバカちゃんのままでいればいいのよ……+再起動すれば、何もかも忘れてしまうおバカちゃんのままで……+それで十分だわ…… ()||<黑屏1>:ドリーマーの銃が地面に落ちた。+延々と続く冷たい雨の中、//nドリーマーとデストロイヤーは、共に姿を消した。