()||9<黑屏1>0,10黑屏1>BGM_Empty:
()||9<黑屏2>:……
()||:背後から激しい蒸気音と、騒々しい歯車の稼働音が聴こえてくる。+人差し指が痛み、後頭部からも頭痛がしてきた。
()||<黑屏1>BGM_Room:UMP45は、またここへ戻ってきたのだと理解した。+彼女はまた……胡蝶事件の当日、鉄血工造の本工廠へと戻ってきていた。
()||<黑屏2>71:M16の言葉の意味を、彼女はとっさに理解した。
UMP45Mod(0)UMP45||:「お前たちとの因縁には、私自ら終止符を打ちたかったよ。」
()||<白屏1>:また記憶が蘇る。巻き戻しが終わろうというその時――+先ほどの感触が、すべて仮初のように思えた。
UMP45Mod(0)UMP45||183<白屏2>:まったく……ホンット……ベタすぎるわね……
()||<黑屏1>AVG_whitenoise:そして、誰かが再生ボタンを押したかのように、記憶が再生される。
()M16A1||<黑屏2>218:最後に言い残すことはあるか、この裏切者が。
()UMP45||:あともう少し……
()M16A1||:なんだ、まだ足掻く気か?
()UMP45||:フンッ、どっちが裏切り者なんだか!
()M16A1||:それがおまえの遺言か?さらばだ、UMP45。
()UMP45||<黑屏1>:――!
()||9<黑屏2><黑屏1>GunfightBGM_Empty:銃声と共に、45の頭部にいくつかの弾痕が現れる。
()UMP45||<黑屏2>71:……
M16(4)M16A1||:もう終わりか。+今回のが本当に最後の1つだったようだな。
()||:M16は身を翻し、やや遅疑しつつも、予備の弾倉を取り出した。+弾を撃ち尽くした弾倉が、銃器を離れ地面へと落ちてゆく。//n弾倉の着地を待たずに、M16は苦しそうに地面へと跪いた。
M16(7)M16A1||:ぐっ――!+胸がっ……!
()||:M16は力を振り絞って立ち上がった。//n遠くのレンズが赤い光を放ち、彼女に狙いを定めている。+彼女には武器を持つ力すらなかった。//nライフルが手元をすり抜け、地面に落ちた。+ライフルは塵埃の上を滑って行く。//n徐々に凝固していくかのように、全てが空中で動かなくなった。
()||<黑屏1>:……+……
()||72<黑屏2>BGM_Battle:その場の何もかもが動きを停めた。//nまるで時間が停まったかの如く、まるで固定された立体写真のように。
UMP45Mod(0)||:UMP45は地面から起き上がり、身体の埃と薬莢をはらった。
UMP45Mod(0)UMP45||:なるほど。私が壊されると、彼女も同様に壊れるのね。+あの時、全ての人形が傘ウイルスを注入され、//nほぼ同じタイミングで制御不能となってメルトダウンしたはず。+最後に生き残った人形は私と彼女だけ。+もし私が幸運にも気づかれずに生き残ったとして、//n彼女は一体どうやって生きて戻ったの?
UMP45Mod(0)||:45は首を振った。
UMP45Mod(0)UMP45||:シミュレートされた記憶の中では、何を聞いても無駄ね……+たとえ今の私でも、この何百回と繰り返される仮想の中で、//n彼女の手から生きて帰れたことは一度もない。+あれは本当に奇跡の中の奇跡だったってこと?+なら、大魔王に気づかれる前に、//nもう一度記憶のプロセスを辿ってみましょう。
M16A1BOSS(0)M16A1||:随分と余韻に浸っているな。
UMP45Mod(0)UMP45||:……+フン、やっと気がついたのね。
M16A1BOSS(0)M16A1||:……まさかお前が、自ら罠にかかるほど愚かだったとは思わなくてね。
UMP45Mod(0)UMP45||:強がるのも大概にしたら?//n電子戦があんたの領分じゃないって事は、お互い分かってるでしょ。+それにしても、あれだけ繰り返してやっと私の意図に気づくなんて、//n昔と比べてドンくさくなったのね。+それとも何、鉄血についたせいで、メンタルまでバイナリ化したとか?
M16A1BOSS(0)M16A1||:死に急ぐ必要はないと、そう警告したはずだが。
UMP45Mod(0)UMP45||:聞こえたわ、ハッキリとね。あの時と同じように。
M16A1BOSS(0)||:M16は身体を曲げ、自分の銃を拾った。
M16A1BOSS(0)M16A1||:あの時、お前を殺しておくべきだった。
UMP45Mod(0)UMP45||:ええ、その通りね。でも出来なかった。+だけどあんたは知らない、なぜできなかったのかを。
M16A1BOSS(1)||AVG_weapon_reload:M16は武器をリロードした。視線が殺気だっている。
UMP45Mod(0)UMP45||:この削除された記憶を、どうしても復元できなかったんでしょ?+だから私のメンタルから、当時の状況を知りたがった。//nでもあなたは、その目的を知られたくなかった。//nそれで気づかれないよう、慎重に私の記憶を盗み出そうとした。
M16A1BOSS(1)M16A1||:……
UMP45Mod(0)UMP45||:自分がいつ小隊を裏切ったのかさえ、あなたには思い出せないのよね?
M16A1BOSS(1)M16A1||:お前は口にするべきでない事を口にした。代償を支払う覚悟はできてるか?
UMP45Mod(0)UMP45||:しらじらしくデタラメ並べてた時よりも、//n私を生皮を剝ごうとしているあんたのほうが、よっぽどあんたらしいわ。
M16A1BOSS(1)M16A1||<黑屏1>:フン、かかってこい。あの時と同じだ、お前などに負けはしないさ。