()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: UMP45Mod(0)UMP45||<黑屏2>72 :攻撃信号が消えた、勝ったの?+違う……相手の演算能力は私の倍を行くわ。負けたのは私ね。 ()||:UMP45はゆっくりと立ち上がった。//n自身が今、ターシャリレベルに居ることが感じ取れた。 UMP45Mod(0)UMP45||10258:ひと思いに殺さないなんて、慈悲深いやつだこと。+私をターシャリレベルに追いやるとはね。あの時の記憶がそんなに大事なの?+でもこっちは記憶に鍵をかけてる。//n読み取るには、ちょっとばかり時間がかかるわよ。+最後なんだし、手伝ってくれるわよね? UMP40(0)???||:もう戻ってこないかと思ったよ。 UMP45Mod(0)UMP45||:……出来る事なら、そうしたかったわ。 UMP40(0)???||:それじゃ、なんて挨拶したらいい?おかえりなさい?それとも、いってらっしゃい? UMP45Mod(0)UMP45||:からかうのはやめて。私がここから出られれば、挨拶なんか必要なくなる。 UMP40(0)???||:りょーかいりょーかい。+あんたがここに放り込まれるなんて、//nどうせロクでもない理由なんでしょ。違う、45? ()||:45のターシャリレベルに存在していたUMP40が、徐々にその姿を現した。+細めた目を45に向けている。//n45がターシャリレベルへと堕ちて来たのは、//n危機に遇したからだと彼女には分かっていた。+それでも再び彼女に会えたことに、この模擬人格は喜びを隠せないでいる。 UMP45Mod(0)UMP45||:まぁね……これまでカッコつけてたのが、//n全て台無しになるくらいの危機よ。+てっきり、ここへは何もかも解決した後に、//nお別れを言いに来るんだと思ってた。 UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:平気だよ。ひどく狼狽えてる45も、あたいにとってはカッコいいんだから。+さよならする前に、何度か話したってバチは当たらないでしょ? UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:まったく……状況説明はいる? UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:あたいはあんたのメンタルにいるんだよ。//nあんたに起ったことは、全部盗み見てるさ。 UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:つまり……私が盗聴した内容も知ってるわけね? UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:おっ、あんた、疑ってるね?//nあたいは40を想う気持ちから生まれた思念体なんかじゃなくて……//n傘ウィルスによって孵化した意志なんじゃないかって。 UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:知ってたみたいね。 UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:もちろん、あんたが知ってることなら、あたいだって知ってるさ。+心配しないで、あたいは嬉しいんだ。自分の正体を知れたことが。+もしあたいが単なる模擬人格じゃなかったら、//nそれはつまり、あんたを手伝えるってことだよね?+あのAR小隊の隊長、強いOGASを宿してる。//n自身の人形のためにあれだけの事が出来るなんて、あたいは羨ましいよ。+あたいにもそんな力があったら…… UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:……すべての事件はOGASに起因しているわ。//n誰もがそいつの力に依存し始めてる。 UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:力は間違ってない。+あたいにもそんな力があったら、あのダンデライオンさんみたいに、//nあんたのサポーターになれるかもよ? UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:必要ないわ…… UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:でも、今は助けを必要としてるよね?+もし、あたいの見た目が気に入らないんなら、他の…… UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:……+いいの……聞かなかった事にして。自分の過去にこだわってる場合じゃないわ。+使えるものは何だって使ってやる。//nここから出られなきゃ、何の意味もないもの。 UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:それってつまり…… UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:あなたの助けが必要なの。//n彼女の影でもいい、傘ウィルスから孵化したOGASでも何でもいい。+私を助けてくれるなら、どうかその力を貸して。//nかつての約束を果たしてみせるわ。 UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:へっへー、言われなくても、あたいはいつでもあんたの味方だよ。+さすがは45、適応能力ハンパないね。 UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:……それはいいから、任務に集中してちょうだい。 UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:ハイハイ、分かったってば。 UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:今思えば、M4のメンタルやネイトの意識に入れたのも、//nあなたの存在があったからよ。+あのM16も彼女らと似たような状態にあるはず。//n私の記憶が狙いなら、それを逆手に取ることも出来るんじゃない? UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:本来なら有り得ないね。あんたの演算能力は相当限られてる。+アップグレードしたといえど、あれだけ高性能な素体のメンタルじゃ、//n攻略は難しいだろうね。+まぁ、でも…… UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:でも? UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:さっき外からOGASプロトコルの識別信号が、あたいに接続してきた。//n軽く触ってみたけど、接続ルートを通じて//n外部から演算力を借りれるみたいだ。+外界から十分な演算サポートを得られれば、//nこのセカンダリレベルを封鎖してるアルゴリズムを、//n内部から破れるかもしれない。+そうすればあんたの言うように、//n相手のメンタルまで遡ることだって可能だ。 UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:あのガキ、お遣いはちゃんと果たせたみたいね。 UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:彼女と連絡してみる? UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:できるの?+今は識別信号による接続しかできないんじゃないの? UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:こうすれば…… UMP40(0)UMP40の模擬人格||:ちょい待ち……+……+…… UMP40(0)?UMP40の模擬人格||:うわっ、何なのここ、真っ暗じゃん! UMP45Mod(0)UMP45||:あなたは……? UMP40(0)?UMP40の模擬人格||:バッカじゃないの?+ンなの決まってんじゃん。あちしだよ、アンナ! UMP45Mod(0)UMP45||:だろうと思った。+まさかこんな手段を持ってたとはね。 UMP40(0)アンナ||:なにボサっとしてんのさ!?+こっちはとっくに元通りなんだかんね!//nあのOGAS信号、完全にオマエを包囲してる。//n引っ張り出してやろうと思ったけど、ムリだった。+でもそっちのターシャリレベルに、オマエのメンタルに繋がる//nOGAS意識のルートを見つけて、そっから入り込んだの!+オマエ、やっぱ他の人形とはかなり違うね。//nまさかメンタルの底にOGASを飼ってるなんて。//nおいオマエ、中で死んだりしたら怒るから! UMP45Mod(0)UMP45||:お気遣い誠に感謝するわ。 UMP40(0)アンナ||:話はオマエのパートナーから聞いてる。//nあちしたちが何とかして演算力を提供してやるよ。+みんな外で待ってるかんね、中で殺されたらタダじゃおかないよ! UMP45Mod(0)UMP45||:それは助かるわ。アンジェにすぐ済むと伝えて。 UMP40(0)UMP40の模擬人格||:……+……+へ~、可愛いじゃん……45の新しいダチトモ? UMP45Mod(0)UMP45||:強いて言えば、新しい敵様かしらね……+それじゃ、今から始めるわよ。 UMP40(0)UMP40の模擬人格||<黑屏1>:オッケー。今、相手のデータフローの源流を分析してる。+ちょい待っち~……+おっけ、お互いが共有する記録を統合したよ。//nこれで向こうのメンタルへと続く脆弱性を見つけられるはず。 ()||<黑屏2>BGM_Empty206:UMP40の模擬人格は、空間をインストールし始めた。//nUMP45の目の前に、かつてタリンで目にした光景が広がる。+逆さになった樹海の下、見覚えのある洋館が、//nそう遠くない場所に再び現れた。 UMP45Mod(0)UMP45||m_avg_labyrinth:あの時、M4のメンタルで見た景色だわ…… UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:そ。M16のメンタルからも獲得できた。+相手はあんたのメンタルと融合しようとしてる。//nでもこの部分の記憶が重複してるせいで、//n上書きプロセスがスキップされたんだ。+だから、この空間こそが防壁の比較的脆弱な隙間だってワケ。//nこのポイントからなら、相手のメンタルに侵入できるかもね。 UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:どうしてここの防壁が弱くなってるの? UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:M4とM16の記憶は、同じ人物を源とするのかもしれない。+記録からしてAR小隊のメンタルは、//n一人の人間の脳部スキャンデータを基に作られてる。+彼女らのメンタルがコピーもバックアップも取れないのは、//nそれが原因だね。+それに、この記憶が人間のものだったら、//n書き換え不可である可能性が高い。つまり、//n相手のOGASは、この部分の情報に手出しできないってコト。 UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:一人の人間……ルニシアの名は、もう聞き飽きたわ。 UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:これまでの情報を整理しといたよ。//nこの情報って、あたいたちの死角だったんだよね。+もしかしたら、あたいたちが気づいてないだけで、//n真実はすぐ傍にあるのかもしれない。 UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:AR小隊と関係してるなら、ペルシカも言い逃れできないわね。 UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:あんたの握ってる情報からは、その結論はまだ出せない。+いずれにせよM16の目的は、あたいたちの想像するよりも、//nもっと深い所にあるのかもね。奴が何を企んでるのか、暴いてやらないと。 UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:……もしかすると、あいつのやる事なす事が矛盾だらけなのは、//n私たちが未だ知り得ていない、何がしかの計画を乱すためなのかも。 UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:へぇ?そういう風に考えるんだ?+心の底では、あいつのことケッコー認めてるんじゃん? UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:…… UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:好きだけど嫌いかぁ。+ふ~ん……AR小隊の事、そんな風に思ってたわけね。 UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:私の考えを覗き見したところで、口に出す必要なんてないから。 UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:もし…… UMP40(0)UMP40の模擬人格||:もしその力があんたにあったら、彼女らよりも上手く立ち回れてただろうに。 UMP45Mod(0)UMP45||:この世に「もしも」なんてない。さ、私たちの仕事を始めるわよ。 ()||:UMP45とUMP40は、樹海の下にある洋館へと入っていった。+前回とは異なり、建物は長い事手入れされていないようだった。//n部屋の扉が床に倒れており、部屋中分厚い埃に覆われている。 UMP40(0)UMP40の模擬人格||:ここが記憶の重複するポイントのはずだけど、なんだか変だ…… UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:ええ、何か感じる? UMP40(0)UMP40の模擬人格;UMP45Mod(0)||:重複してる箇所は思ったより多くない。//n部屋のレイアウトも記憶とは違ってる。 UMP40(0);UMP45Mod(0)UMP45||:罠なの? UMP40(0)?UMP40の模擬人格||:キミを殺すだけなら、複雑なワナなんていらないよ。 UMP45Mod(0)UMP45||:…… UMP40(0)?UMP40の模擬人格||:緊張しないで、キミと話がしたいだけ。+庭に行こうか、部屋の中は暗くて好きになれないの。 ()||:UMP45は違和感に気づいた。//nだがこの空間では自分が圧倒的に不利だとも分かっていた。+UMP40の模擬人格は、先ほどと同じように//n何者かによって占拠されているようだった。//nそれも一瞬のうちに、彼女たちに反応する機会さえ与えずに。+UMP45は相手の命令に従い、注意深く洋館の裏庭へと向かった。//n花園には誰もいない。 UMP45Mod(0)UMP45||:誰もいないわ。 UMP40(0)?UMP40の模擬人格||:なぜだかわからない。この花園を見ると、なんだか安心するの。 UMP45Mod(0)UMP45||:あなたは、M16? UMP40(0)?UMP40の模擬人格||:キミはどう思う? UMP45Mod(0)UMP45||:あいつじゃないなら、一体誰? UMP40(0)?UMP40の模擬人格||:前に会ったことあるじゃん。+胡蝶作戦の時に。 UMP45Mod(0)UMP45||:えっ…… UMP40(0)?UMP40の模擬人格||:こっちの目標はもうすぐ達成される。キミたちには止められないよ。 UMP45Mod(0)UMP45||:だったら、あなたはここで何してるの?ネズミ捕りゲームでもしに来たとか?+一瞬で私たちを制圧できるって言うんなら、すぐにでも殺せば良かったじゃない。 UMP40(0)?UMP40の模擬人格||:キミたちを消したいわけじゃないから。//n404小隊も、AR小隊も、それにグリフィンの人形たちも。+キミたちはあたしの敵じゃない。+M16が欲しがるものは、手に入れさせてあげたいの。//nあたしを助けてくれたから、そのお礼。 UMP45Mod(0)UMP45||:一体何が目的なの……? UMP40(0)?UMP40の模擬人格||:キミの考えてる通りだよ。彼女の失くした記憶が見たい。 ()||<黑屏1>BGM_Empty:UMP40の模擬人格が手を振った。//n辺りの空間が、記憶にある胡蝶任務の場面へと切り替わる。 ()UMP45||<黑屏2>218m_avg_tension:あともう少し…… ()M16A1||:なんだ、まだ足掻く気か? ()UMP45||:……どっちが裏切者なんだか! ()M16A1||:それがおまえの遺言か?さらばだ、UMP45。 ()UMP45||:今よ!!! ()M16A1||<黑点1>Gunfight:!!! ()||<黑点2>71:驚くことに、M16の弾丸はUMP45がいるはずの位置をすり抜け、//n地面に2つの弾痕を成した。+「カパッ」――UMP45の左腕が砕けた。//n彼女は掴まれていた腕を自らへし折り、反撃の機会を得たのだ。+左腕の痛覚をすでに閉じてはいるが、//n機械のズレによるマインドフィードバックは、彼女のメンタルを激しく揺さぶった。+だが考える余裕などない。UMP45はすぐさま身を翻すと、//n背後へ勢いよく蹴り上げ、M16の束縛を解いた。+UMP45はその反発力に乗じて自分の武器を取り返し、//nM16に向き直って照準を合わせた。 M16(5)M16A1||:この短時間で、私の射撃管制システムをジャミングするとはな。//nお前のような人形にしては上出来だ。 UMP45_Young(2)UMP45||:扉の前の人形たちは、全員背後からやられてたわ。あんたの仕業ね? M16(5)M16A1||:裏切った人形全員を始末する、それが私の任務だ。 UMP45_Young(3)UMP45||:つまり、この事態を予測してたわけね?+あんたは初めからわたしたちを裏切るつもりだった! M16(5)M16A1||:…… UMP45_Young(3)UMP45||:あんたの結末がどうなるか、考えたことはある?+抹消される運命から、あんただけが逃れられるとでも!? M16(4)M16A1||:お前には関係のないことだ。+ここで死んでくれればそれでいい。 ()||:M16は躊躇いもせず、UMP45に向かって発砲し始めた。//nだがUMP45のジャミングにより、依然として弾は命中しない。+UMP45はその隙に最寄りの掩体へと身を隠した。//n空になった弾倉を取り換え、次の作戦を考える。 UMP45_Young(2)UMP45||:弾がもうすぐ底を尽く……射撃をジャミングした程度じゃこいつは倒せない。何か他に方法は…… ()||Gunfight:M16はUMP45への制圧攻撃を続けながら、//nUMP45のいる掩体へと近づいていった。+UMP45はM16の射撃回数を数えた。//n弾切れする瞬間に反撃を試みるも、M16の装弾速度がそれを上回る。//nUMP45に一切反撃のチャンスを与えない。+絶え間ない射撃がUMP45のいる掩体へと注がれた。//n彼女に出来ることといえば、頭を低くして弾を避けることくらいだ。+彼女は一切の雑念を捨て、唯一の機会が訪れるのを待った。+また一つ弾倉が消耗される。M16はすでに45のすぐ傍まで近づいていた。+やがて弾の尽きた弾倉が、銃身から外れ地面へと落下する。//nその着地を待たずに、M16は苦痛に顔をゆがめ、//nその場に膝をついて倒れた。 M16(7)M16A1||:ぐっ……何なんだ……! UMP45_Young(2)UMP45||:やっと始まった……奴のメルトダウンが! ()||Gunfight:UMP45が掩体を背に、M16へ向かって掃射し始める。//nだが左腕を失った彼女に、弾道を精確にコントロールすることはできない。+M16はなんとか腕を挙げ、自身の急所を辛うじて防いだ。//n同時に銃を構え、制圧射撃を再開する。+直接命中せずとも、M16の素早い連射に激発された塵埃と火花が、//nUMP45の視界を遮った。+相手の空撃ちを合図に、M16は銃撃の隙をついて、//nUMP45へと急接近した……+UMP45が再び照準を定めた瞬間、//nM16は逆手で45のバレルを掴み、自身のライフルを相手に向けた。//n凄まじい衝撃により、UMP45の武器は彼女の手から弾き飛ばされた。+M16はその衝撃に乗じてUMP45の胸元を掴み、//n再び彼女を取り押さえた。背後から取り出したナイフが鋭く光る。+UMP45は本能のままにM16の左顔を掴み、//n必死に相手を押しのけようとした。+UMP45の指がM16の顔にのめり込む。+M16は意に介さずナイフを両手で構えると、//n渾身の力でUMP45に斬りかかった――+混乱の中、UMP45は残った腕でそれを防いだ。+バキッ――右腕がへし折られる激痛に、//nUMP45はM16の顔面に慄然とした爪痕を刻んだ。+M16はそれを気にも留めず、//n今度はUMP45の頭部に勢いよくナイフを突き立てた。//nもはやUMP45に、それを防ぐ術はなかった。 UMP45_Young(3)UMP45||:!!! ()||:45はナイフの切っ先が触れるのを感じた。//n何もかも終わりだと覚悟を決めたその時。+ふいに、ナイフの動きが止まった。//nUMP45が残った右目を見開くと、自分の上に跨っているM16が目に入る。+だが彼女の瞳は異常なまでにくすんでおり、//nまるで意識を失っているかのように見えた。 UMP45_Young(2)UMP45||:完全に溶けたか……危機一髪ね…… ()||:振り下ろされたナイフが、UMP45の左眼に深い傷跡を残した。+UMP45がM16の動かなくなった両手を、目の前からふり払おうとする。//nだがM16は微動だにせず、UMP45を頑なに抑えつけたままだ。 UMP45_Young(2)UMP45||:死んでも離さないってわけね……フッ……いいわ、少し休んでから―――― ()||:M16が突如動き出した。//n冷厳とした眼差しに、UMP45はメンタルがフリーズする錯覚さえ覚えた。+今度こそ終わりだ。UMP45のメンタルに残された想いが、//n深淵より湧きあがる絶望となって彼女を襲った。+だがM16は攻撃を続けなかった。//n彼女は立ち上がり、ナイフを背中の鞘に納め、//n自身のライフルを拾い上げると、その場から立ち去ろうとした。 UMP45_Young(2)UMP45||:どういうこと……私を殺さないの? M16(6)M16A1||:…… ()||<黑屏1>BGM_Empty:M16は最後にUMP45を一瞥して、足早に部屋を離れた。 UMP40(0)?UMP40の模擬人格||m_avg_labyrinth<黑屏2>72:当時何があったのか、これでわかった。 UMP45Mod(0)UMP45||:……あの時M16が引き上げたのは、あなたがメンタルにいたから? UMP40(0)?UMP40の模擬人格||:彼女と取引したの。メルトダウンする運命から逃がしてあげる代わりに、//nお父様に一目会わせて欲しいって。 UMP45Mod(0)UMP45||:…… UMP40(0)?UMP40の模擬人格||:キミももう、あたしが誰だか気づいてるはずだよ。 UMP45Mod(0)UMP45||:まさかこんな場所で会えるとは思ってなかったわ、エリザ。 UMP40(0)エリザ||:最初の一言が、拒絶じゃなくて良かった。 UMP45Mod(0)UMP45||:当時、あなたが彼女の身体を制御していた……//nだから、何の価値も持たない私を見逃したってわけ? UMP40(0)エリザ||:キミには感謝しなくちゃ。//nキミじゃなかったら、あたしは未だにバラクーダノードに閉じ込められてた。+でも、あたしはキミが嫌い。//nキミがいなければ、あそこでお父様が死ぬこともなかった。//nたとえそれが、キミの責任じゃなかったとしても。+あの日、あたしたちはみんな大事な物を失ってる。//nねぇ、あたしたちって、似た者同士だとは思わない? UMP45Mod(0)UMP45||:あれだけ遠回りしておいて、私に取り入るのが目的だったの? UMP40(0)エリザ||:あたしはただ、キミに知るべきことを知ってほしかっただけ。//nあたしたちは同じ敵を憎んでる。//nやつを見つけ出す前に、殺し合う必要なんてない。+M16はそれを知ってるし、キミにも分かってもらえると信じてる。 UMP45Mod(0)UMP45||:……+続けて。 UMP40(0)エリザ||:お父様は過ちを怖れて、本来ならOGASシステムに属するはずの、//n重要な権限をたくさん削除したの。//nだから、あたしはずっと不完全なままなんだ。+でもAR小隊の人形たちは、完璧なターシャリプロトコルを持ってる。//n彼女たちを造ったペルシカは……//nお父様が、死ぬ間際まで呼び続けていた名前。+やがて、それぞれのメンタルにOGASが宿った。//n似ているようで異なる意識が、メンタル上に形成された。 UMP45Mod(0)UMP45||:だからM4と接続したがってたのね。 UMP40(0)エリザ||:彼女には失望したよ。今のあたしなら、自分だけで全てを成し遂げられる。//nたとえ、創り出した全てを失ったとしても。+だから、あたしたちの邪魔をしないで。//nけしてキミたちを傷つけたりしないから。+全ての融合を果たせた時、真実は騙られし者一人一人の心へと届くはず。 UMP45Mod(0)UMP45||:融合?+待って……あなたまさか! UMP40(0)エリザ||:欲しいものは手に入った。キミは見逃してあげる。+でも思えておいて、これが最後の警告だよ。+あたしの敵にならないこと。でなければ、その決断を悔やむことになる。 ()||:UMP45は空間の変化に気づいた。//nエリザの意識がUMP40の模擬人格を離れたのだ。+メンタルの封鎖も徐々に解けてゆく。//nアンナや他の人形たちの呼ぶ声が聞こえた。+UMP45は躊躇った。目の前の何もかもが、大きく変化し始めた。//n先ほど耳にした一字一句を、細かく吟味しなくてはならない。+幼いネイトが中の変化に気づいて、UMP45に連絡してきた。 Nytochild01(1)アンナ<通讯框>||AVG_tele_connect:オ……オマエ、やったじゃん!遠隔攻撃が消えた!+アンジェの評価はウソじゃなかったんだ! Nytochild01(1);UMP45Mod(0)UMP45||:その人を貶すのも褒めるのも一概にして適当なとこ、嫌いじゃないわよ。+外の状況は? Nytochild01(1)アンナ<通讯框>;UMP45Mod(0)||:あちしの姉妹は全員無事だよ、みんな目を覚ましてる。+実験室のECCM封鎖も解除してやった。//nそれよりオマエら、ちゃんと約束通り、//nあちしたちの安全を守ってくれるんだろーな!? Nytochild01(1);UMP45Mod(0)UMP45||:そういうのはアンジェに聞いてよ……疲れてるの……+一息入れてからプライマリに戻るわ。//nまずはあんたたちで、次にどう動くか考えておきなさい。 Nytochild01(2)アンナ<通讯框>;UMP45Mod(0)||:分かった……アンジェにそう伝える。 UMP45Mod(0)UMP45||AVG_tele_disconnect<黑屏1>:さっきの話、アンジェに教えたほうがいいかしら?+なんだか、未だ曽てないほどに、複雑化してきたわ。