()||9<黑屏1>0,10黑屏1>BGM_Empty:
()???||9<黑屏2>:昔々、あるところに、パスタの国がありました。+その国には、パスタ好きの王子様がいて、毎日パスタばかり食べていました。+ところが……パスタの国にはフォークが1本しかなかったので、王子はいつも同じフォークで食べてばかり。+「たまには別のフォークで食べてみたいな」+王子はフォークを探す旅に出ました。
()指揮官||<黑屏1>:カノの絵本の内容なのか?+そしてこれは……過去にログインした人物が遺したメモ、なのか……?
Carcano1891(2)カルカノ M1891||GF_xGS2_16265<黑屏2>:アイツら全員、やっつけちゃいましたよ!
()指揮官||:さすがはカノ、見事だったよ。
Angelica(0)アンジェリカ||:ハァ……ハァ……ハァ……
()指揮官||:アンジェリカ、大丈夫か?
Angelica(0)アンジェリカ||:マルコーさん……その名前だけ思い出せたんですが……でもこの身体と動きは……+マルコーさん、私、大切なこと忘れてませんか?!+それにこの銃……どうしてこんなに安心するの?+私は、あなたたちと会ったことはないはずなのに……
()||:手に持った銃を見つめるアンジェリカの眼から、涙が溢れ出した。
Angelica(0)アンジェリカ||:何か忘れていることがあるんだわ。教えてください!
()ヘンリエッタの声||:義体が担当官を忘れるわけにはいきません。ジョゼさん、全てを教えてあげてください。
()指揮官||:……
()ヘンリエッタの声||:ジョゼさん?
()指揮官||:アンジェリカ。
Angelica(0)アンジェリカ||:マルコーさん?
()指揮官||:君の言う通り、私たちは本当に初めて会ったんだよ。+そして、君ほど戦闘の才能を持った女の子を見るのも初めてだ。
Angelica(0)アンジェリカ||:えっ?
()指揮官||:でも、これは君が使うべきものではない。+すまない、変な思い出を残させてしまった。
Angelica(0)アンジェリカ||:で……でも……マルコーさん。
()||:私はアンジェリカの手から武器を受け取ると、軽く彼女の頭を撫でた。+そして遠くからサイレンが聞こえ、現場にやってきた警察に対して、私は急いで身分証を提示した。+私が公社の人間だと知ると、銃を持った警察は警戒を解いてくれた。+その後、公社から電話を受けた。私は簡単に状況を説明すると、公社はすぐ帰還するようにと指示した。
()指揮官||:この子は巻き込まれた一般人です。後は頼みます。
()警察||:はい。
()指揮官||:カノ、行くぞ。絵本の続きはまた今度になるね。
Carcano1891(2)カルカノ M1891||:うん……しょうがないね。+あの、マルコーさん。最後に挨拶をしてきてもいい?
()指揮官||:いいよ。
()||:カノはアンジェリカの前に走り寄ると、両手でアンジェリカの小さな手を揺らした。
Carcano1891(2)カルカノ M1891||:凄いね!あなたのおかげだよ!+あなたがいなかったらマルコーさん死んでたもん。なんてお礼を言っていいかわからないよ!
Angelica(0)アンジェリカ||:あ……あの!よかったらその絵本、私に譲ってもらってもいいですか?
Carcano1891(2)カルカノ M1891||:『パスタの国の王子様』を?
Angelica(0)アンジェリカ||:うん……どうしてかわからないけど、その絵本が気になるの……
Carcano1891(2)カルカノ M1891||:ふふっ、じゃああげるよ!+このお話が好きだなんて嬉しいな!
()||:カノはそう言って、絵本をアンジェリカに手渡した。そしてトコトコと私のところに戻ってきた。
()||:アンジェリカは手にした絵本を見てぼんやりしていたが、突然何かを思い出したかのように顔を上げた。
Angelica(0)アンジェリカ||:あの!また会えるでしょうか?
Carcano1891(2)カルカノ M1891||:その絵本が好きなら、きっとまた会えるよ!
()||<白屏1>:公社の車が迎えにやってきた。カノとともに車に乗り込みドアを閉める。それでもカノはアンジェリカに向かって手を振り続けていた。+車が走り出すと、目の前が徐々に白くなっていく。//n多分、この物語はもうそのエディングを迎えたのだと思う。
()???||9<白屏2>BGM_Empty:彼女はこの物語が大好きだったから、みんなで集まって物語の続きを考えていたら、いつの間にかとても長い話になってしまった。+俺は、あの時やったすべてが無駄ではないと思っている。ただ、彼女はもうこの物語を思い出すことができない。+多分、すべてを忘れるのが、彼女にとって本当の幸せなのかもしれない。俺のような彼女を見捨てたヤツでは、彼女に幸せを与える資格などないのだ。+元の世界で、彼女の両親は許しがたい罪人だったが、この世界では、彼女の両親は誰よりも彼女を愛している。+だから、この物語さえ残っていればいい、彼女は普通の女の子として、ずっと生きていればそれでいいんだ。
()||<黑屏1>:これが、俺が彼女のために創れる、最後の物語だ。