()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: Carcano1891(2)カルカノ M1891||<黑屏2>265GF_xGS2_25:ふぅ……久しぶりの外出だね!+とても新鮮な気分だよ。 ()指揮官||:まぁ、ずっと任務に就いていたからね。 Carcano1891(2)カルカノ M1891||:だって公社の任務が一番重要なんでしょ?+でも、任務が終わればこうやってゆっくりできるからいいよね! ()指揮官||:本当に気楽だね。+でもさすがに買いすぎじゃない?欲しかったのは一冊だけじゃなかったの? Carcano1891(2)カルカノ M1891||:だって久しぶりに外に出れたんだよ、クラエスたちからも色々頼まれてるんだ。+それにお金を払うのワタシじゃないし、だから全部買っちゃおうって!うふふっ! ()指揮官||:まったく。+ほら、歩きながら本を読むと危ないよ。帰ってからゆっくり読めばいいんじゃないの? Carcano1891(2)カルカノ M1891||:だって続きが気になってたんだもん、もう読みたくて読みたくて待ちきれないよ! ()||:カノは嬉しそうに本を開きながらその場でくるくると回り始めた。+曲がり角の向こうから、一人の女の子が大きな犬を連れて走ってきていることも知らずに。 Angelica(0)???||:あははっ、ペロ、待ってよ! ()||:その女の子は可愛らしい服を身に着けていた。//n彼女の革靴が立てる音が軽やかに響き渡る。+日の光が彼女の髪やスカートに降り注ぐと、まるで周囲にもその明るさが分け与えられ、すべてがその暖かさに包まれるかのようだ。 Angelica(0)???||:わあっ! ()||<震屏3>:ワン、ワン、ワン!+犬の鳴き声とともに、カノと少女はぶつかってしまった。 Carcano1891(2)カルカノ M1891||:イタタ……ご……ごめんなさい!大丈夫だった? ()||:カノはすぐに立ち上がり、ぶつかった女の子を助け起こした。 Angelica(0)???||:だ、大丈夫です。 ()||:茶褐色の長い髪をしたその女の子はぶつかられたにも関わらず、優しそうな笑顔を絶やさない。きっと教育の行き届いた良家のお嬢様なのだろう。+彼女はスカートを軽くはたいてホコリを落とすと、笑顔でカノと話しながら、驚いた犬をなだめていた。 ()ヘンリエッタの声||:あっ…… ()指揮官||:ヘンリエッタ、どうした? ()ヘンリエッタの声||:彼女がアンジェリカです。どうしてこんなところに…… ()||:私も薄々彼女が誰なのか勘づいていたが、このように突然現れたことに少し違和感を感じた。+この物語の中で、キャラクターとして存在する限り、必ず現れる……か。+もしそれが本当なら、本来アンジェリカであるはずのキャラクターがカノに替えられてしまったことに、一体何の意味があるのだろうか? Carcano1891(2)カルカノ M1891||:本当にごめんなさい! Angelica(0)アンジェリカ||:うん、大丈夫だから。ペロも平気だよね? ()ペロ||:ワンワン! Carcano1891(2)カルカノ M1891||:じゃあ、ワタシたちもう行くね! Angelica(0)アンジェリカ||:あっ、待って。その本は……? Carcano1891(2)カルカノ M1891||:えっ?この本?+これは『パスタの国の王子様』だよ。読んだことないの? Angelica(0)アンジェリカ||:よ……読んだことない……けど…… ()||:アンジェリカはカノの手から絵本を受け取った。 Angelica(0)アンジェリカ||:でも……なんだかとても懐かしい気がする…… ()ヘンリエッタの声||:あれはもともとマルコーさんがアンジェリカのために描いた絵本です。でも、アンジェはそのことを忘れてしまったの……?+あれは彼女のせいじゃないし、マルコーさんのせいでもないのはみんな分かっていますけど…… ()指揮官||:だとしたら、いったい誰のせいなんだ? ()||BGM_EmptyAVG_brake:突然遠くない場所からブレーキ音が聞こえてきた。この世界で敵に出くわしたことはないが、危険を知らせる音だということは感じられた。+カノの顔も緊張でこわばっている。周囲に足音が響いていることから察するに、私たちを包囲しようとしているようだ。 ()指揮官||BGM_Battle:カノ、アンジェリカを連れて逃げ―― ()||Gunfight:それを言い終わる前に、銃の連射音が響き渡った! ()指揮官||:!! ()||:その時、後ろから強い力で引っ張られ、体をしたたかに地面へと打ち付けた。+弾丸は頭をかすめ背後の壁にめり込み、その跳弾の音に耳をつんざかれた。+一方、カノは既に武器を抜き、反撃を開始している。 Carcano1891(2)カルカノ M1891||:大丈夫?これは五共和国派のテロ襲撃だよ! ()指揮官||:大丈夫だ!それよりヤツらをなんとかしよう! ()||:振り向くと、アンジェリカは怯えた様子で私を見ていた。//nしかし、私を後ろに引っ張って助けたのは間違いなく彼女だ。+これほどの反応速度は一般人ではありえない。だが、今の彼女の表情は、ただの怯えている普通の少女のものだ。 ()指揮官||:君のおかげで助かったよ。ありがとう。 Angelica(0)アンジェリカ||:私は……その…… ()||:アンジェリカは地面に座り込み、とても不思議そうに両手を見つめ、そして同じく不思議そうな目つきで私の方を見た。 Angelica(0)アンジェリカ||:マルコー……さん? ()指揮官||:私のことが分かるのか? Angelica(0)アンジェリカ||:知らないはずなのに……でもこの感覚は…… ()||:段々と、アンジェリカからお嬢様のような雰囲気が消え去っていき、その眼差しから何かの強い意志を感じるようになった。 Angelica(0)アンジェリカ||:ヤツらは寄せ付けません。マルコーさん、銃をください。 ()指揮官||:でも君は…… Angelica(0)アンジェリカ||:私は戦えます!マルコーさん、銃をください! ()||:驚きと躊躇いを表しつつも、私は自分の銃をアンジェリカに渡した。+そして彼女は銃を手にすると、すぐ警戒の姿勢をとりつつカノに近づき、流れるような動きでカノの援護へと回った。 ()ヘンリエッタ||<黑屏1>:そうです。担当官を守ることは絶対忘れてはいけない義務です。//nさっきまでの彼女には疑問を感じていましたが、今確信しました。私たちはついに本物のアンジェリカを見つけたのです。