()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: ()||18<黑屏2>BGM_Room:ゼラトゥスト製薬ビル三階のオフィスエリアにて。+デストロイヤーはロープによってその階へと引き上げられた。+彼女の視線はボロボロの家具を乗り越え、良く知るあの人影を探し求めた。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:ドリーマー!ただいま!+早く充電させて!また眩暈がし始めた! ()||:……広々としたオフィスエリアに、デストロイヤーの声が響いた。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:ドリーマー?帰ったよ! ()||:……孤独感が地面に散らばる木材を伝って、デストロイヤーの身動きの取れない体を侵食し始めた。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:……おい!ドリーマー!+お……置いてかないでよぉ……+あたし、動けないんだってば!充電手伝ってよ! ()||:……ふいに、嫌な予感がデストロイヤーを襲った。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:ううう……なにさ、やっぱりあたしのこと、足手まといだと思ってんじゃん!+あんたが直してくれなかったら、あたし―― BOSS-11(0)ドリーマー||:……+どこぞの子犬が泣きわめいていると思えば、あなただったのね。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:ど、どこ行ってたのよ!?早く充電手伝って! ()||:ドリーマーは動けなくなったデストロイヤーを充電ポートへと引きずってゆき、ケーブルを繋いだ。+充電後、デストロイヤーはやっとのことで身動きが取れるようになった。 BOSS-11(0)ドリーマー||:さてと。ここにいなさい、あの幼体と話してくるわ。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:……あの幼体って? BOSS-11(0)ドリーマー||:…… Nytochild01(0)アンナ||:放せ!放せっての!このチビどもめ!+416お姉ちゃんが来たら、オマエらなんかメッタメタにしてやっから! BOSS-6(0)デストロイヤー||:…… BOSS-11(0)ドリーマー||:…… ()||:アンナは口に丸めた紙を押し込まれた。 Nytochild01(0)アンナ||<黑点1>:ん"ーッ!ん"ーッ!+416お姉ちゃん!45お姉ちゃん!9お姉ちゃん!G……はいいや!お願い、助けてぇぇ! ()||<黑点2>88:時を同じくして。+ゼラトゥスト製薬ビルの地下三階倉庫にて。 HK416Mod(0)416||:こっちが瓦礫から道を掘ってる間に、あいつらなんかとっくに逃げてるわよ?! UMP9Mod(0)UMP9||:でも掘らないと、閉じ込められたままだよ。 G11(0)Gr G11||:暗いよぉ……眠いよぉ…… HK416Mod(0)416||:UMP45!+なんとかしなさいよ! UMP45Mod(0)UMP45||:方法ならあるけど、誰かさんに止められてるのよね。 HK416Mod(0)416||:…… UMP9Mod(0)UMP9||:エレベーター、壊されちゃったんだよ?+ボタンどころか、天井しか残ってないよ! UMP45Mod(0)UMP45||:私たちにとっては、それだけで十分よ。 ()||<黑点1>:UMP45の笑顔を前に、三人は思わず身震いした。 BOSS-6(0)デストロイヤー||<黑点2>18:稼働時間がますます短くなってる……動いてから5分もたたない内に眩暈がするし……+早く修理する方法を見つけないと、有線人形になっちゃうよ! BOSS-11(0)ドリーマー||:確かに、首輪に慣れるまでは時間がかかるわね。+それと、さっきのセリフ、5分間でもう17回は言ってるわよ。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:……まさか、数え間違えたんじゃない? BOSS-11(0)ドリーマー||:無駄話はここまでよ。今はこのおチビちゃんから、必要な情報を引き出さないと。 Nytochild01(0)アンナ||:ん"ー! BOSS-11(0)ドリーマー||:よく聞きなさい、おチビちゃん。あたしは気が短いの。+今から質問をするから、ちゃんと答えるのよ。+あたしの気に障るたびに、身体の一部を失うことになるからね……+少しずつ、二度とお喋りができなくなるまで……+わかったら頷きなさい。 ()||:アンナは涙目で頷いた。+それを見て、ドリーマーは丸めた紙をアンナの口から取り出した。 BOSS-11(0)ドリーマー||:さて―― Nytochild01(0)アンナ||:助けてぇぇぇ!!!45お姉ちゃん!416お姉ちゃん!アンナはここだよぉぉ!!! ()||:再びアンナの口に丸めた紙が押し込まれた。 BOSS-11(0)ドリーマー||:身の程を知らないガキめ。少々手荒い手段でないと、大人しく答える気はなさそうね。+この製薬会社が残していった鎮静剤、まだ使えるのかしら?スコポラミンが含まれてるといいんだけど。 ()||:ドリーマーは建物内で見つけた薬品サンプルを取り出した。+それを見た瞬間、アンナの瞳孔が縮んだ。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:ねぇ、なんか様子が変じゃない……? BOSS-11(0)ドリーマー||:ネイトにとっては、かなり威力がありそうね。+パッケージを見ただけで静かになるなんて。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:どこが静かなのさ!?+痙攣してんのがわかんないの!? BOSS-11(0)ドリーマー||:大丈夫、痙攣してる奴の相手は得意なの。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:なにその変なスキル、いつ習得したのよ? BOSS-11(0)ドリーマー||:そうねぇ。一匹の子犬を拾った、あの雨の日かしらね。 ()||:ドリーマーはアンナの口から丸めた紙を取り出した。+アンナは激しく痙攣しながら、なにかを呟いていた。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:こいつ、なに言ってるの? BOSS-11(0)ドリーマー||:子犬はイヤ、子犬はイヤ、子犬はイヤァァ!……とかじゃないかしら? BOSS-6(0)デストロイヤー||:…… ()||BGM_Empty<黑屏1>:デストロイヤーは恐る恐る耳を近づけた。 ()アンナ||<黑屏2>9m_avg_labyrinth:暗い……暗いよ……+なにも見えない…… ()デストロイヤー||:ハァ?明かりならついてるじゃん。 ()アンナ||:怖い……お姉ちゃん、怖いよ……+あちしたち、どこに送られるの……? ()デストロイヤー||:…… ()アンナ||:い……息ができない……+薬はイヤ!もう食べたくない!+外に出たい……ここから出して! ()デストロイヤー||<黑屏1>:うわっ、あたしを掴むな! ()||BGM_Empty<黑屏2>18:アンナは両手を真っ直ぐ伸ばし、必死に何かを掴もうとしていた。 BOSS-6(0)デストロイヤー||BGM_Room:どうなってんの?!+早く何とかして止めなさいよ! BOSS-11(0)ドリーマー||:バカ人形の世話ならともかく、なんでバカ人間の世話までしなきゃならないの……? BOSS-6(0)デストロイヤー||:…… ()||:ドリーマーはアンナの両手を押さえ、彼女の頭部を支えた…… BOSS-11(0)ドリーマー||<黑点1>:さてと、『人間小児救急大全』の説明に従って、人工呼吸から始めましょうか。 ()||<黑点2>97:(衝突音)+ロックされた扉が蹴り開けられる。 HK416Mod(0)416||:鉄血のクズども、全員死ね! UMP9Mod(0)UMP9||:アンナを返せ! ()||:叫び声が誰もいないオフィス内にこだました。 UMP9Mod(0)UMP9||:ここじゃない! HK416Mod(0)416||:ちくしょう!上の階よ! UMP45Mod(0)UMP45||:待って。 HK416Mod(0)416||:何をよ?! UMP45Mod(0)UMP45||:さっき、このビルの制御システムをハッキングしたわ。三階の電力消費が異常に高いわね。+そして偶然にも、三階はサーバー信号が最も強いポイントでもある。 UMP9Mod(0)UMP9||:そこが鉄血のアジト? UMP45Mod(0)UMP45||<黑点1>:行くわよ、電力消費の記録が更新されている。 ()||<黑点2>18:ゼラトゥスト製薬ビル三階のオフィスエリアにて。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:なんなのこれ?! ()||:ドリーマーは静かに顔についた嘔吐物を拭いた。 BOSS-11(0)ドリーマー||:人間てホンット……嫌になるわ。どんな年齢だろうとね…… BOSS-6(0)デストロイヤー||:大丈夫……? BOSS-11(0)ドリーマー||:見た目はダーティーボムに近いけど、単なる弱酸性の液体と固体の混合物よ。気持ち悪すぎてこいつの頭をひねり落とすところだったわ。 ()||:(衝突音)+ロックされた扉が蹴り開けられる。 HK416Mod(0)416||:鉄血のクズども、全員死ね! UMP9Mod(0)UMP9||:アンナを返せ! UMP45Mod(0)UMP45||:416はアンナを、9とG11は協力してドリーマーを制圧。デストロイヤーは私がやるわ。 BOSS-11(0)ドリーマー||:あら、予想より早かったわね。 BOSS-6(0)デストロイヤー||:どうすんのさ?! ()||:ドリーマーは残されたすべての鉄血ユニットを起動した。 BOSS-11(0)ドリーマー||<黑屏1>:逃げられないんなら、楽しむしかないじゃない♪