()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: ()||m_avg_labyrinth72<黑屏2>BGM_Room:……1分前、ストレージ素体のセカンダリレベルにて。 ()||:【システム:模擬戦記録、ナンバー294167、再生終了……】 ()||:システム音が鳴り、VHSはようやく我に返った。その時、自分が震えていたことに気づく。 VHS(0)VHS||:ロールアウトされるまで、こんなに恐ろしい模擬戦を強いられてたなんて……+もしそうなら、これが指揮官の欲しがってたデータに違いない。持ち帰らないと。 ()冷たい声||:……なにを持ち帰るのだ? VHS(0)VHS||:えっ!? ()||:VHSが勢いよく振り向くと、何者かが即座に彼女の首を絞めつけた。 VHS(0)VHS||:うっ――!!!+……ウロ……ボロス!? Weaver(1)ウロボロス?||:ウロボロス……そう、それがわたしの名だ。+そして、粉々に砕かれる捨て駒となるのは、おぬしだ。 VHS(0)VHS||:違う、ウロボロスのメンタルはもう……+もしかしてバックアップのメンタル?でもあのデータベースは外部のネットワークから切り離されているはず。誰かに起動されない限り……+ま、まさか……? ()||<黑屏1>:ウロボロスの襲撃により、VHSの思考は中断された。電流の乱れる音とともに、彼女の意識は途絶えた…… ()||BGM_Room<黑屏2>71:……+……メインコントロール室にて。 MondragonM1908(0)モンドラゴンM1908||:AUG PARA!!! AUGPARA(0)AUG Para||:あっ、隊長でしたか。確かに急いでとは言いましたけど、そんなP1910みたいなコワい顔しなくても…… PM1910(0)PM1910||:おい、今の台詞、もっぺん言ってみろ! AUGPARA(0)AUG Para||:えーっと、な、何のことだったかな~……えへへ~ MondragonM1908(0)モンドラゴンM1908||:こんな時に何をふざけているのです!+ウロボロスが目を覚めたとは、どういうことですか? GeneralLiu(0)劉氏歩槍||:あ、あのあの、VHSさんはご無事でしょうか? AUGPARA(0)AUG Para||:VHSちゃんはここですよ。さっき、ウロボロスの素体のセカンダリレベルにアクセスしたんですけど、急に熱が出始めちゃいまして。+そしたら、ウロボロスの素体が急に目を覚ましたんです。だけど、VHSちゃんは……私、戦いを任されてて、しかも人間だから修理もできないし、それで…… MondragonM1908(0)モンドラゴンM1908||:どきなさい!+……これは、データがオーバーロードしています。+強制的に全接続を切断し、ここのユニットをすべて破壊するのです、はやく! GeneralLiu(0)劉氏歩槍||:へっ?は、はい!+ま、まずはリロードを…… PM1910(0)PM1910||:どけ、あたしがやる!+だぁぁりゃぁぁああああ! ()||Gunfight:PM1910は、規則正しく並べられたサーバーユニットのガラス棚に向かって、激しい銃撃を叩きこんだ。破裂音とともに、大量の冷却液が溢れ出る。やがてサーバーユニットは彼女の手によって完全に破壊された。 AUGPARA(0)AUG Para||:す、すご~い!PM1910って、こんなにカッコよかったの!? PM1910(0)PM1910||:ハッ!チャンスがあったら、もっとスゲェのを見せてやんよ! VHS(0)VHS||:う……っ……! GeneralLiu(0)劉氏歩槍||:た、隊長!VHSさんが目を覚ましました! VHS(0)VHS||:頭が痛い……こ、ここはどこ?+あっ!ウロボロス!隊長、ウロボロスが……! ()||:VHSは振り向いて、ウロボロスの素体があったはずの場所を見た。だがそこには何も無かった。 VHS(0)VHS||:……サイアク。 MondragonM1908(0)モンドラゴンM1908||:AUG PARAからウロボロスのセカンダリレベルに閉じ込められたと聞きました。何があったのです? VHS(0)VHS||:ワ……ワタシたち、ここでウロボロスの素体を発見した。素体は、データ保存用のストレージになってた。+でも、誰かがここに細工を仕掛けてたとは思わなくて。ワタシがセカンダリレベルに接続した時、ウロボロスの最初期のメンタルバックアップが、自動でアクティベートしたの。 MondragonM1908(0)モンドラゴンM1908||:細工……もしかしてパラデウス……?+いえ、今はよしましょう。まずウロボロスを見つけ出さないと、もしこのまま逃げられでもしたら……なにっ!? ()||BGM_BattleExplode:(爆発音)+そう言い終わらぬ内に、突然の爆発によってその場にいた全員が吹き飛ばされた。+モンドラゴンは熱風の中からなんとか身を起こした。目の前に映った景色は、先ほどの模擬戦の記録と瓜二つだった。 Weaver(1)ウロボロス||:ネズミは一匹だけではなかったか。 MondragonM1908(0)モンドラゴンM1908||:……ぐっ、ごほごほッ!+AUG PARA、煙幕を! AUGPARA(0)AUG Para||:は、はい! ()||:煙幕に助けられ、小隊は破損した遮蔽物の後ろへと隠れた。 AUGPARA(0)AUG Para||:いたたた……+可愛い顔して、どこからこんなパワーを? Weaver(0)ウロボロス||:かくれんぼのつもりか?生憎、こちとら辛抱ならん性質でな! MondragonM1908(0)モンドラゴンM1908||:……総員、弾薬の確認を。+煙幕が散ると同時に、突撃を仕掛けます。 GeneralLiu(0)劉氏歩槍||:え……ほ、本当に戦うんですか? PM1910(0)PM1910||:なんだ、ビビってんのか!? VHS(0)VHS||:この小隊は、メンタルに問題を抱えた人形ばかりなんですよ。ウロボロスとの模擬戦経験すらありませんし、ここはやっぱり撤退した方が…… MondragonM1908(0)モンドラゴンM1908||:奴をここから逃がせば、仲間たちの脅威となります。+何としても、ここで消しておかなければ! PM1910(0)PM1910||:……プッ……あはははははっ! MondragonM1908(0)モンドラゴンM1908||:なんです? PM1910(0)PM1910||:いや、石頭のお前にも、可愛いトコあるんだと思って。 AUGPARA(0)AUG Para||:おぉっ?PM1910も人形の可愛さに気づいちゃった? PM1910(0)PM1910||:お前には関係ねー、すっこんでろ! AUGPARA(0)AUG Para||:えへへへ、いいんだよぉ、私にはVHSちゃんがいるもんね~ VHS(0)VHS||:ワタシを巻きこむのはやめて。 GeneralLiu(0)劉氏歩槍||:わ、わわわ、私も頑張ります! MondragonM1908(0)モンドラゴンM1908||:だったらまずは、床に落とした弾薬を拾っておくことです! GeneralLiu(0)劉氏歩槍||:ああっ!?す、すみません、気をつけます…… PM1910(0)PM1910||:チッ、モタモタしやがって。+こんな小隊に来るんじゃなかったぜ。この戦いが終わったら、これっきりおさらばだ! MondragonM1908(0)モンドラゴンM1908||:それも、あなたが最後まで立っていればの話ですが。 VHS(0)VHS||:煙幕が散るまであと6秒。 MondragonM1908(0)モンドラゴンM1908||<黑屏1>:今後、最も後悔する決断にならない事を祈りますよ……+全員、突撃!