()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: ()||273<黑屏2>BGM_Room:ドイツ軍のティルトローター輸送機は順調に離陸した。//nアンジェリアは怪我をした秘書を近くの席に座らせ、//nその隣のシートに自身も腰かけた。+エンジンの音が絶え間なく響いている。//n激戦の後の疲労感に襲われ、二人は溜息をついた。//nふいに、二人の視線が交わる。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:傷はまだ痛む? NPC-Morridow(1)モリドー||:かすり傷ですから……//nそれよりも、精神的な傷が痛むといいますか…… NPC-Ange(2)アンジェリア||:そう?+元気そうに見えるけど。 NPC-Morridow(1)モリドー||:空元気に決まってるじゃないですか!+さっきなんて、心臓が止まるかと思いましたよ! NPC-Ange(2)アンジェリア||:難民エリアに入る前に忠告したはずよ。//nてっきり、覚悟は出来てたかと思ったわ。 NPC-Morridow(1)モリドー||:覚悟は確かに出来ていましたけど……+まさかホップスさんが独立党の内通者だったなんて。+どうりでウルリッヒ主席が彼を好まないわけです。//nきっと、早い段階で気づいていたんだと思います。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:ウルリッヒが気づいてたんなら、//n彼女の秘書官であるあなたが、//n知らないはずがないわ。 NPC-Morridow(1)モリドー||:実は、私もホップスさんも、//n主席のもとへ配属されたのは最近のことなんです。正直に言うと、彼とはあまり親しくありませんでした。+彼は市政府の方から派遣されてますし、社交的なタイプでもないですし。セキュリティの仕事はそつなくこなしていましたから、誰も文句はなかったんです。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:今回の調査も、目立った進展はなし、か。+はぁ……興ざめだわ。 ()||:ここ数日の出来事を思い返し、アンジェリアは不機嫌そうに手をひらつかせ、愚痴をこぼし始めた。+アンジェリアの浮かない顔を見て、秘書は微笑んだ。こらえきれずに彼女を慰める。 NPC-Morridow(1)モリドー||:そう落ち込まないで、アンジェさん。+まだ来たばっかりなんですよ、これからきっと進展があるはずです。+今はとりあえず、ゆっくり休みましょう。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:そうね。 ()||:アンジェリアは頬杖をついて、モリドーの隣で考えに耽った。 NPC-Morridow(1)モリドー||:何を考えているんです? NPC-Ange(2)アンジェリア||:さっき起きたこと、まだ説明のつかない点がいくつもあるわ。 NPC-Morridow(1)モリドー||:説明のつかない点、ですか?+でも、裏切り者のホップスさんはもう捕まえましたよ? NPC-Ange(2)アンジェリア||:ウルリッヒやKが私と協力しているのは、ただ単に共通の敵がいるからよ。+私たちが独立党に捕まらなかったのも、敵が私を奴らの手に渡したくなかったから。 NPC-Morridow(1)モリドー||:独立党の警官たちは、パウエルと仲間割れしたから失敗したんじゃ? NPC-Ange(2)アンジェリア||:非放射性感染症は、とある奇妙な粉末によって引き起こされている。その粉末は、私たちが植物研究所で遭遇したものとよく似ているわ。+パウエルだけで入手できるような代物じゃない。 NPC-Morridow(1)モリドー||:つまり、植物研究所と難民エリアの黒幕は、同一人物だと言いたいんですか? NPC-Ange(2)アンジェリア||:私はそう考えてるわ。 NPC-Morridow(1)モリドー||:ということは……私たちは独立党以外の敵にも狙われてるってことですね。+あとで一緒にウルリッヒ主席に報告しましょう。+備えあれば患いなしです。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:確かに、備えておく価値はあるわね。+ただ今は、別の問題があるの。 NPC-Morridow(1)モリドー||:えっ、どんな問題ですか? NPC-Ange(2)アンジェリア||:私たちは今まで、毎回敵に先を越されていた。+きっと、何か重要な手がかりを見落としているのよ。+だから、モリドー。いくつかあなたに質問しても? ()||:アンジェリアは右手で顎に触れながら考えをまとめ、秘書にそう訊ねた。+彼女の質問に対し、モリドーは断ることをせず、礼儀正しく応じた。 NPC-Morridow(1)モリドー||:どうぞ何なりと。アンジェさん、あなたのお役に立てるのでしたら、私の知ってることはなんでもお話します。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:確か植物研究所での時、あなたも幻覚剤を吸い込んで、気を失ってたわよね? NPC-Morridow(1)モリドー||:もちろんです、ご存知のくせに。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:あなたは確かに、現場にいた者たちと同様、しばらく昏迷状態にあった。+でもその後、私や周囲の者たちは、皆ある種のアレルギー反応を起こしていた。鼻血が出るのよ。+難民エリアにいた時もそう、Jは空気中に散布された幻覚剤を吸い込んで、鼻血を出していた。+でも、両方の現場にいたはずのあなたは、アレルギー反応を一切起こしていない。 NPC-Morridow(1)モリドー||:アレルギー反応?そういうのは、人によるんじゃないでしょうか。私は症状が軽かっただけで……+体質かもしれませんね。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:そうかもね。+もう一つは孤児院でのこと。+レナーテから聞いたわ。孤児院の部屋を調べていた時、あなたにキャンディーをねだっていた女の子がいたわね。でも、あなたは持っていないと答えた。 NPC-Morridow(1)モリドー||:えっ……その時は確かにキャンディーを忘れてしまったんです。それが何か問題ですか? NPC-Ange(2)アンジェリア||:持っていなかった事が問題なんじゃない、孤児院の子どもがあなたに直接キャンディーをねだったことが問題なの。+あなた、あの孤児院に行ったことがあるの?+なぜあの子は、あなたを知っていたの? NPC-Morridow(1)モリドー||:ああ……+あの孤児院、互助委員会のリストに載っていて、以前見学に伺ったことがあります。+院長先生とすぐ連絡を取れたのも、そのためです。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:そうだったのね。 NPC-Morridow(1)モリドー||:キャンディーと言えば。+食べますか?+落ち込んでる時は、糖分を摂るといいですよ。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:そうね。 ()||:モリドーはバッグからキャンディーを取り出した。アンジェリアはモリドーに手を伸ばす。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:ごめんなさい、これまでの出来事を整理したかっただけなの。+気に障ったなら謝るわ。 NPC-Morridow(1)モリドー||:そんな、それがアンジェさんの責務ですもの。喜んでお答えしますよ。+もちろん、仕事以外でも、なんでもご相談頂いてかまいませんからね。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:仕事以外だと、確かに気になることがあるわね。 NPC-Morridow(1)モリドー||:気になること?+なんですか? NPC-Ange(2)アンジェリア||:例えば、これよ。 ()||:モリドーのほうへと伸ばされていたアンジェリアの手が急に方向を変え、彼女の背中へと移動した。+瞬く間に、アンジェリアはモリドーの腰に隠してあった拳銃を抜いた。+拳銃を奪ったアンジェリアは、即座にセーフティを外し、モリドーに銃口を向けた。そして二歩ほど後ずさり、彼女から距離を取る。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:難民エリアに入る前、銃は扱えないと言ったわね。+でもあなたは、ホップスと対峙していた時、銃を使おうとした。+なぜ嘘をついたの? NPC-Morridow(1)モリドー||:あ……その……+ご……ごめんなさい……出発する前に、どうしてもと主席に押し付けられたんです……+訓練なら受けています。でも、扱いが下手で……+あの時は本当に死ぬかと思いました、一か八かだったんです…… NPC-Ange(2)アンジェリア||:へぇ?+そうだったの? NPC-Morridow(1)モリドー||:本当です!+どうか銃を下ろしてください、心臓に悪いですよ……! NPC-Ange(2)アンジェリア||:言い訳は確かに完璧ね。でも残念ながら、演技が下手過ぎるわ。+戦闘経験のない人間は、そんな目で私を見たりしない。 NPC-Morridow(1)モリドー||:アンジェさん、もう冗談はよしてください。+でないと本当に怒りますよ? NPC-Ange(2)アンジェリア||:怒る前に、キャンディーでも舐めたらどう?+情緒を安定させる化学物質がたくさん入ってるんでしょ? NPC-Morridow(1)モリドー||:これはただのキャンディーですってば!+これ以上、言いがかりはやめてください、アンジェさん。+輸送機はもうすぐ、ウルリッヒ主席の指定したポイントに到着します。そうしたら、その推測とやらを主席に話してください!+その後で、思う存分私を調べてもらってかまいません。結局は、私の無実が証明されるでしょうけれど! NPC-Ange(2)アンジェリア||:そう?じゃあ期待―― ()||:アンジェリアがそう言い切ろうとした刹那。目尻に涙を湛え、泣き出さんばかりの切なげな声で嘆く秘書、モリドー。彼女の目つきが急に変わった。+猛然とアンジェリアに攻撃を仕掛け――その左手はありえない角度から、自身に向けられた銃口を弾き飛ばした。+突然の一撃に手の甲を強打され、アンジェリアは反射的にトリガーを引いた。続いて拳銃が彼女の手を離れる。+撃ち出された弾丸は軌道から外れ、後方のハッチに命中した。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:うっ!? ()||:相手の卓越した近接戦闘能力に圧倒されたアンジェリアは、しかし即座に体勢を整えた。彼女は左手で自身の拳銃を素早く取り出し、モリドーの胸元めがけて発砲した。+だがモリドーの動きはアンジェリアの予想を遥かに超えていた。銃声が鳴ると同時に、彼女は人間とは思えぬ速度で反応した。+モリドーが放たれた弾丸を高速回避したことで、弾丸は彼女の肩を掠めていくだけに留まった。+立ち上がった秘書の顔から、先ほどの奥ゆかしい笑みはとうに消えていた。入れ替わりに、殺意に満ちた冷厳な表情と、不気味な笑顔がそこにはあった。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:?! NPC-Morridow(1)モリドー||:いきなり仲間の急所を狙うだなんて、容赦のない人ですね。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:ふふ……ちょっと脅かそうと思っただけなのに、まさか本性を現すなんてね。+この反応速度、あなた人形ね?+いや、違うわ。エルウィンは異常を発見できなかった。新型のネイトか? NPC-Morridow(1)モリドー||:提示された二つの可能性……いずれにせよ、見くびられているようですね。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:難民エリアではずっと、あなたの手を引いていたけど……どれだけピンチでも、あなたの心拍数は変わらなかった。+難民エリアに現れた変異者は、あなたの仕業ね?+運悪く、独立党の連中も私を探してたから、まとめて片付けた、ってとこかしら。 NPC-Morridow(1)モリドー||:ホップスにせよ、独立党にせよ、所詮は操られているだけの駒ですよ。+そう、私のターゲットは初めからあなただけですよ、アンジェリア。+でも驚きました。難民エリアで生死をともにして、完全に警戒を解いてくれたと思ったのも。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:生死をともに?+笑えない冗談ね。+パラデウスのゴミどもと生死をともにしたつもりはないわ。 NPC-Morridow(1)モリドー||:そんなことを言っていられるのも、今のうちですよ。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:なるほど……この飛行機も、同じくワケありなのね。 NPC-Morridow(1)モリドー||:ですから、今更遅いのです。輸送機はもうすぐ、私の指定した目的地に到着します。+基地に着いたら、またさっきのように、ゆっくりお話ししましょうか。+じっくりと語らいましょう、お父様の知りたいことを、あなたがすべて話してくれるまで。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:フッ……そうなる前に、お前を殺すまでだ。 ()||:狭い空間に、殺意が充満しだす。対峙し合う二人の沈黙を破ったのはアンジェリアだ。+相手が並外れた身体能力を有するパラデウスだと判明した以上、手加減する必要はない。アンジェリアは相手の頭部を狙って発砲した。+モリドーは頭を下げ、射線を回避すると同時にアンジェリアへと突進してきた。+アンジェリアは間を開けずに、相手の胸部めがけて2発撃ち込んだ。+モリドーは右腕を伸ばして弾丸を防ぐと、傍にあった自分のバッグをアンジェリアに投げつけた。 ()||:手の甲にバッグが当たった痛みに、アンジェリアは一瞬たじろいだ。その隙を突いて、モリドーはアンジェリアへと急接近し、正確無比な蹴りによって彼女の銃を弾き飛ばした。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:速い?! ()||:瞬く間にアンジェリアの懐へと潜り込んだモリドーは、彼女に反応する隙を与えなかった。+高くあげた左足でアンジェリアの首を押さえつけ、両手で彼女の利き手を掴む。アンジェリアを勢いよく地面へと押し倒し、彼女の上半身を取り押さえた。+アンジェリアの左腕はびくともしない。彼女は脱出を試みるも、相手の力がますます強くなるのを感じた。+肩から激痛が走った。 NPC-Morridow(1)モリドー||:諦めてください、アンジェリア。そして私たちに加わりなさい!+腐った旧世界の権力者たちに仕えるよりも、パラデウスに従う方が、人類を正しい未来へと導くことができます! NPC-Ange(2)アンジェリア||:すべての人を化け物に変えることが、お前の言う未来か?! NPC-Morridow(1)モリドー||:あれは過程において必要な犠牲です! ()||:勝利を確信したモリドーは、無意識に手の力を緩めた。+アンジェリアはその機に乗じて、右手で腰からコンバットナイフを抜き、柄で自身の左腕を打ち砕いた。彼女の機械の左腕が音を立てて落ちる。+ふいにバランスを崩したモリドーは、白刃の一閃を目にした瞬間、反射的に傍らへと転がった。+しかし腰の傷から滲み出す鮮血が、アンジェリアの反抗が奏功したことを物語っていた。 NPC-Morridow(1)モリドー||:チッ、小賢しいやつですね。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:鋼の身体というわけではなさそうね、ネイトのお嬢さん?+どこからどこまでが人間なのか、興味が湧くわ。 NPC-Morridow(1)モリドー||:私はネイトではありません、100%人間です。+ただあなたよりも、少し高等なだけ。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:聞き覚えのある台詞ね、新型のネイトで間違いなさそうだわ。+それを聞いたら、あの独立党の人種主義者どもですら、ひれ伏すでしょうね。 ()||:アンジェリアはナイフを構えて、ゆっくりと後退した。 NPC-Morridow(1)モリドー||:私を怒らせようしてるのですか?そんなことをして何になると?+私が何であれ、あなたと私の間には、絶望的な溝があいているのです。+この空の上で、一体どこへ逃げようというのですか? ()||:そう言い終わらぬ内に、モリドーは再び接近してきた。右腕しか残っていないアンジェリアは、辛うじてモリドーの攻撃をあしらっていた。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:溝ね……確かに、私たちの間には越えられない溝があるわ、モリドー。+でも、それは実力によるものじゃない。あなたにはわからないでしょうけど。 NPC-Morridow(1)モリドー||:なら証明してみせてください、アンジェリア。+自分が正しいのだと、今ここで証明できますか?今のあなたに何ができるのです? NPC-Ange(2)アンジェリア||:フン……+――ルシア! ()||:アンジェリアの叫びに応じて、とある見慣れた影がゆっくりとハッチから現れた。顔には意地の悪い笑顔を浮かべている。 ()||:一方、モリドーは驚愕を隠しきれずにいた。予想外の事態を前に、理解が追いついていない。 AK12(12)AK-120,-70||:あら、アンジェの英姿を拝めるのなんて久しぶり。+今回は手柄を譲ってあげるつもりだったのよ、私の助けは必要ないと思ってたのに。 NPC-Morridow(1)モリドー||:あなた、どうやって……いつの間に…… NPC-Morridow(1)モリドー||:……アンジェリア、謀りましたね? NPC-Ange(2)アンジェリア||:勝算を見誤ったわね。+窓の外を見てみたら、モリドー? NPC-Morridow(1)モリドー||:……! ()||:アンジェリアの言葉に、モリドーは猛然と振り返り、機体の窓から外を見た。+輸送機は、彼女の想定通り南へと飛んではいなかった。連駐留軍の基地、マクデブルクへと進んでいたのだ。 NPC-Morridow(1)モリドー||:いつから仕組んでいたのですか? AK12(12)AK-120,-70||:小賢しい奴らががひっかからない事を予想して、念のため大破したフリをしていたの。+本当はずっと後を付けていたのよ。あなたの呼んだ輸送機が着陸してすぐ、こっそり忍び込んで待ってた。+あなたのパイロットさんとも話をつけておいたわよ。ひと眠りしてくるという提案に、喜んで賛同してくれたわ。 NPC-Morridow(1)モリドー||:チッ……独立党のろくでなしに期待しすぎたみたいですね? NPC-Ange(2)アンジェリア||:そう、あなたたちは誰一人として、反逆小隊のメンバーを排除できなかった。+私自身をエサにしただけで、こうも容易くかかってくれるとはね。それどころか自ら岸に上がろうとするだなんて。+私と難民エリアに足を踏み入れた時点で、あなたはとっくに負けていたのよ、モリドー。 NPC-Morridow(1)モリドー||:私が、負けた?それはどうでしょう、アンジェリア。+「ウルフズ」は強いかもしれませんけど、私にとって大した違いがありません。 ()||:AK-12は迷わず銃口をパラデウスの頭に突き付けた。開かれた紫色の双眸から、凶悪さが溢れ出す。 AK12(12)AK-120,-70||:無暗に動かないことね。+アンジェの反応速度はあなたと比べ物にならないけれど、軍用レベルの人形とフルオートのライフルがあれば、十分あなたと渡り合える――5.45のスチール徹甲弾込みでね。+私、アンジェと違って、あなたと生死をともにした覚えはないの。万が一、ハチの巣にしちゃったら大変。 NPC-Morridow(1)モリドー||:これしきで私が畏れるかはさておき。+密閉された機内で好き勝手発砲したら、それこそ仲良くオダブツしかねない。+主をうっかり殺しちゃってもいいの? AK12(12)AK-120,-70||:まず、アンジェは私の主じゃない、ただの指揮官よ。+そして次に、彼女にはあらかじめパラシュートを用意してあるわ。+もちろん数量限定でね。 NPC-Morridow(1)モリドー||:…… ()||AVG_rifle_finalshot_n:言葉を交わしながら、モリドーはゆっくりと後ずさった。+AK-12がその小さな動きに気づく前に、彼女は突如体をひねり、側面から蹴り上げようとした。+モリドーが動き出した瞬間、AK-12は即座にトリガーを引いた。+モリドーの飛脚が命中する前に、弾丸がモリドーの足を貫いた。+傷口から鮮血が溢れ出し、モリドーの動きは止まった。 ()||AVG_rifle_finalshot_n:(銃声) ()||:再び銃声が鳴った。+弾丸は装甲に阻まれることなく、モリドーの体内へと撃ち込まれた。+激痛にモリドーは崩れ落ちた。+傷口から湧き出る鮮血が衣服を濡らす。モリドーは肩を押さえながら、苦々しい表情で機内の隅に寄りかかった。 ()||278:アンジェリアは自分の拳銃を構え、冷たく彼女を凝視した。 ()アンジェリア||:あきらめなさい、あなたの負けよ。+私よりも「高等」なんだから、自分に勝算がないことくらい知っていたはずでしょう? ()モリドー||:……この距離からなら、5.45mm徹甲弾でもダメージに成り得るようです。+フフフ……いいデータが取れました。 ()||:モリドーは微かに顔を上げ、意味深長な笑みを浮かべた。+パラデウスの挙動を前に、アンジェリアは彼女の頭部に照準を合わせた。 ()アンジェリア||:大人しくしてなさい。+ウルリッヒ主席のもとに着いたら、ウィリアムに関する情報を吐いてもらうから。 ()モリドー||:――そうはさせませんよ。 ()||:一瞬の出来事だった。+モリドーが機内のシートを掴んだ。それにコードが引き千切られる音が続く。 ()||AVG_door_elecport:(破裂音) ()アンジェリア&AK-12||:なっ!? ()||GF_EV9_ED:轟音とともに、モリドーは引き千切ったシートを二人に投げつけた。アンジェリアは即座に発砲したが、二人は完全にシートによって目の前を塞がれた。 ()||279:再び轟音が響いた。ハッチの方から、空気の吹き荒れる音が聞こえる。エンジン音を耳にした二人は、モリドーがハッチを開けたことに気づいた。 ()アンジェリア||:まずい!捕まえて! ()||:モリドーを阻止するにはもう遅い。アンジェリアは本能的に機内の手すりを掴んだ。そのとっさの反応に彼女は命拾いをした。+あらかじめ手すりを掴んでいたモリドーは、もう一つのシートを持ち上げると、輸送機のプロベラエンジンに向けて投げつけた。プロペラエンジンから恐ろし気な轟音が鳴り響くとともに、機体が大きく揺れ始めた。+片方のプロペラが制御を失い、大きな揺れに機内の全員がバランスを崩した。 ()アンジェリア||:ルシア!コクピットに戻って!+緊急着陸よ! ()AK-12||:もうやってる! ()アンジェリア||:このキチガイ女、私たちと心中でもする気!?+思惑通りにいくとでも!? ()モリドー||:「思惑通りにいくとでも?」+その言葉、そっくりそのままお返ししますよ、アンジェリア。+いずれ、私と共に過ごしたこの時間が恋しくなるはずです。+でも心配いりません、きっとまた会えますから。 ()||273:そう言って、モリドーはハッチから跳び下りた。+依然として飛行機は降下し続けている。アンジェリアは手すりを掴んだまま窓の外を見た。+――ラべ川の上に、小さな水しぶきが上がった。 NPC-Ange(2)アンジェリア||:ネイトはすでに人間との融合を完璧に果たしている……+パラデウスは一体、人間社会にどこまで浸透しているの?+ウィリアムは本当に、遺跡を起動することが目的なの?+ここでの状況は、祖国よりも遥かに複雑なようね。だけど、ついに隠されていたキツネがようやく尻尾を見せた。+奴はこの地にいる。ここからは、私が攻める番よ。 NPC-Ange(2)アンジェリア||<黑屏1>:待ってなさい……モリドー、ウィリアム。+その日はそう遠くない。 ()||<黑屏2>9:…… ()||<黑屏1>:【双連乱数 END】 ()||<名单>: ()||<黑屏2>9:Jを乗せた救急車が遠ざかるのを見送って、Kはホップスを押し込んだトラックのエンジンを起動した。+しばらく走行した後で、Kは後部座席に乗っている人形を一瞥した。 ()||<黑屏1>: ()K||<黑屏2>277:…… ()AN-94||:…… ()K||:……+オレは、そんなにアンジェに信用されてないのか? ()AN-94||:アンジェにあなたを手伝うよう言われただけです、お気になさらず。 ()K||:…… ()AN-94||:…… ()K||:……タバコは? ()AN-94||:要りません…… ()K||:おい……どう考えたって、内通者に見えるのはJのほうだろ? ()AN-94||:…… ()K||:……+まぁいいさ。些細な綻びも見落とさないのが、お前たちの長所だ。 ()AN-94||:…… ()K||:あとで何か飲むか? ()AN-94||:結構です。 ()||:無言による沈黙の中、トラックは走り続けた。+Kはタバコの先の火を見つめてはいるが、それを吸おうとはしない。 ()K||:おい、今のオレたち、まるで―― ()AN-94||:いいえ、まったく。 ()||<黑屏1>: