()||9<黑屏1>0,10黑屏1>BGM_Empty:
()||<黑屏2>288GF_The_Division_Ola_Strandh_Dark ZoneGF_Halloween_Wind_loop:0:12 Vectorはゆっくりと起き上がった。//n彼女の頭上にあった「空腹」マークは消え、//n寂しく吹きつける風の音のみが耳に届いていた。
Vector(0)Vector||:……+P……
Vector(0);NPC-Dima(1)ディーマ<通讯框>||AVG_tele_connect:……エージェント。
Vector(0)Vector;NPC-Dima(1)<通讯框>||Stop_AVG_loop:……あなたか。
Vector(0);NPC-Dima(1)ディーマ<通讯框>||:PP-90がゲームからログアウトしたわ。あなたに被害を被らせてしまってごめんなさい、エージェント。
Vector(0)Vector;NPC-Dima(1)<通讯框>||:PP-90……
Vector(0);NPC-Dima(1)ディーマ<通讯框>||:ここは、さっきスプリングフィールドチームが来ていたところね。
Vector(0)Vector;NPC-Dima(1))<通讯框>||:彼女たちもダークゾーンへ?
Vector(0);NPC-Dima(1)ディーマ<通讯框>||:ええ。
NPC-Dima(1)ディーマ<通讯框>||:いま生き残っているチームは皆ダークゾーンに向かってるわ。
Vector(0)Vector||<黑屏1>:わかった。ならあたしは先に駅に行ってR93と合流する。
()||<黑屏2>55BGM_Empty:……高層ビルに囲まれたブライアント・パークにて。
M870P(0)M870||GF_xDivision_Scene1:ぜぇ……ぜぇ……+何あのネズミたち、//nスキルポイントを逃げ足の速さにでも全振りしてんの?!
VSK(0)VSK-94||:はぁ……はぁ……
()||:M870は荒々しく道端にいた人の襟を掴んだ。
M870P(0)M870||:ちょっと、ここで挙動不審な人形を見なかった?
()通行人A||:……
()通行人B||:……
()||:二人とも特に様子が変わることは無く、//nまたM870に反応を示すこともなかった。
M870P(0)M870||:……そんな大きなお目めをしておいて、兄貴のあたしが見えないの?
()通行人A||:……
M870P(0)M870||:喧嘩売ってるワケ?
VSK(0)VSK-94||:まあまあ、M870、//nここの人たちとのコミュニケーションは出来ないものですし。
()||:M870は違反切符を容赦なく二人に貼りつけた。
M870P(0)M870||:P7、ART556、あっちを偵察してきて。//nあいつらの手がかりを探すの。
()||:……
M870P(0)M870||:P7?ART556?
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:二人とも来てませんね……
M870P(0)M870;VSK(0)||:だからガキは嫌いなのよ!+肝心な時にいつもいないし!//nどっか変なトコの下水道にでも落っこちたとか?
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:探しに戻った方が良さそうです。
M870P(0)M870;VSK(0)||:幼稚園の前でお出迎えをする先生じゃないんだから。+安心して、P7とART556はそこまで子どもじゃない。//n自分のことは自分でしっかりやるわよ。
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:よ、幼稚園?+連絡を試みましたが、全く繋がりませんでした。//n信号を遮断されているのかもしれません。
M870P(0)M870;VSK(0)||:焦らないで、あと少ししたら//n悪党から身代金の要求を迫る電話が来るわ。
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:……
M870P(0)M870;VSK(0)||:冗談よ冗談、なに真に受けてるの。+概ねダークゾーンにでも入っちゃったんじゃない?//nほら、さっきもなんか出てたでしょ。+エージェントなんとかがダークゾーンに入りましたーみたいな?
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:なら、より一層まずいんじゃ?+あんな危険なところに二人だけというのは……
M870P(0);NPC-Dima(1)ディーマ<通讯框>||:ええ、あの二人だけでは、ダークゾーンを生き延びるのは厳しいでしょうね。
M870P(0)M870;NPC-Dima(1)<通讯框>||:ちょっと――通信越しにいきなり話さないでよ!びっくりしたでしょ!
M870P(0);NPC-Dima(1)ディーマ<通讯框>||:悪かったわ、エージェント。
NPC-Dima(1)ディーマ<通讯框>||:けれど、一刻も早く助けに向かうことを勧めるわ。
M870P(0)M870||:わかったからさっさとマイクを切りなさい。
VSK(0)VSK-94||:早くダークゾーンに向かいましょう。
M870P(0)M870||:……はいはい、そんじゃ向かうわよ。
()||<黑点1>:VSK-94の目を見たM870は、それに同意する他なかった。
()||<黑点2>:ダークゾーンを目指すVectorがブライアント・パークを過ぎた頃。+閑散とした雰囲気の中で、律儀にも各々の物資を//nしっかりと整理している二人の人形の姿が目に入った。
Vector(0)Vector||:グリフィンの人形か。+グリフィンにもこんな落ち着いた人たちがいたなんて。
()||:Vectorは表情を整えると、二人の下へ歩み寄り始めた……
VSK(0)VSK-94||:ところでM870、私から提案が。
M870P(0)M870;VSK(0)||:提案?
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:今後、誰を捕まえるかは私たち二人で決めませんか。
M870P(0)M870;VSK(0)||:決定権は当然リーダーのあたしにあるわ。//nどうしたの?下剋上でもしたくなった?
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:違います。もとよりそんなつもりありません。
VSK(0)VSK-94||:あなたには、物事を衝動的に決めているフシがあるように見えます。
M870P(0)M870||:はぁ?誰が衝動的に決めてるって?
()||:いきなり騒ぎ出す二人を見て、Vectorは足を止めた。
Vector(0)Vector||:……+まったく、何を話してんだか。+まあいいっか、あたしみたいな陰気の出る幕はなさそうだね。
()||:Vectorは黙ったまま、M870とVSK-94から離れようとした。
VSK(0)VSK-94||:あなたの意思に逆らう気はないですし、//nAK-47たちの酒気帯び運転へだって異議はありません。
M870P(0)M870;VSK(0)||:それで?
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:けれど、さっき遭遇したスプリングフィールドチームは、//nあくまで自分たちの物資を集めていただけです。//n調査に対する態度だって悪くありませんでした。+そこに武力でけしかけたら、//n彼女たちだって逃げるに決まってます。
M870P(0)M870;VSK(0)||:逃げたのは、やましいことがあったからでしょ!
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:それに事前の打ち合わせ不足が祟って、スプリングフィールドチームを//n捕まえる最中にP7とART556ともはぐれてしまいました。+ただでさえ人手が足りてないのに、//nこれでは仕事になりません。
M870P(0)M870;VSK(0)||:うるさいわね、あたしに説教垂れるなんて何様のつもり?
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:説教ではありません。//n私はただ、不要な損失が起きるのを防ぎたいだけです。
M870P(0)M870;VSK(0)||:あんたは新人で、あたしは隊長よ!+新人だからって、いつまでも甘やかしてもらえるだなんて思わないことね。+郷に入っては郷に従え。兄貴と一緒に仕事がしたいんでしょ?//nだったら黙ってあたしに従ってればいいの!
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:……+つまり、さっきのような方法で正義を成し続けると?
VSK(0)VSK-94||:どうやら正義について、//n私たちには互いに譲れないところがあるようですね。
()||:すると、どこかからかM870へ向けて石が投げられた。//n彼女はそれを咄嗟に避け、幸いにもダメージを受けることから免れた。
M870P(0)M870||:誰よ?こんな白昼堂々警察を襲うなんて?+おい、そこの人形!あんたか?+銀髪のあんたよ、止まりなさい!
()||:Vectorは無意識に足を止めた。
Vector(0)Vector||:……さっさと逃げるべきだったかな。
()||:Vectorが考えを巡らせていると、//nM870がVSK-94を引きずりながら彼女のもとへ近づいてきた。
M870P(0)M870||:IDを名乗れ。
Vector(0)Vector||:戦術人形Vector。
M870P(0)M870||:ウソでしょ?IDに本名入れるとかいつの時代の話?+ナガンでももう少しは捻りのあるIDつけるわよ……
Vector(0)Vector||:笑いたきゃ勝手に笑えばいい。
VSK(0)VSK-94||:気にしないでください。見ての通り、口やかましい人なだけなので。
M870P(0)M870||:それって誰の事!?聞こえてるわよ。
Vector(0)Vector||:それじゃ、あたしは用があるからここで……
()||:騒々しさに耐えきれなくなったVectorがその場から離れようとする。
M870P(0)M870||:待てっての!
()||:M870がすぐさまVectorの行く手を遮った。
M870P(0)M870||:気に入らないわ!
Vector(0)Vector||:……
VSK(0)VSK-94||:なにをする気ですか?
M870P(4)M870||:あたしの罪の決め方に文句があったんでしょ?+だから、実際に見せてあげるの。あたしがどれだけ綿密で//n繊細な過程でもって罪を決めているのかを……
()||:M870はVectorをまじまじと見た。
M870P(4)M870||:嫌疑者、あたしの質問に答えなさい!
M870P(4);Vector(0)Vector||:……+あたしに話してる?
M870P(4)M870;Vector(0)||:あんた以外に誰がいるの!「戦術人形」Vector!+新人があたしと言い争ってた隙に、一撃をお見舞いして、//nこっそり逃げようと思ってたんでしょ?
M870P(4);Vector(0)Vector||:自意識過剰も大概にして。あたしはただここを通りがかっただけ。
M870P(4)M870;Vector(0)||:信じられるか!+答えなさい、なにか企んでるわね?
M870P(4);Vector(0)Vector||:……
M870P(4);VSK(0)VSK-94||:尋問ってそんな直接的に聞くものでしたっけ!?
M870P(4)M870;VSK(0)||:新人は口を挟まないで。あんたのために実演してやってるんだから。
M870P(4);Vector(0)Vector||:ゲームに勝てって、任務として指揮官に言われたの。
M870P(4)M870;Vector(0)||:だったら証拠を――
M870P(4);Vector(0)Vector||:証明してほしいなら、あんたを撃ち殺さなきゃならないことになるけど。//n現実に戻して、指揮官に聞いてもらうために。
M870P(4)M870;Vector(0)||:警察を一度襲おうとしただけに飽き足らず、またも襲うつもりだなんて!
M870P(4);Vector(0)Vector||:メンタルモデル内での模擬戦闘も含めれば、//n千は超える罪を犯していることになるね。
M870P(4)M870;Vector(0)||:……+フン、口だけは達者のようね。+待ちなさい、指揮官に頼まれたのはあんただけなの?
M870P(4);Vector(0)Vector||:他に二人いる。けど今は一緒にいない。+まだ他になにかある?警官の兄貴分さん。
M870P(4)M870;Vector(0)||:どうして一緒じゃないの?
M870P(4);Vector(0)Vector||:あたしが面倒な性格してるからだと思う。
M870P(0)M870;Vector(0)||:アッハハハ、あんたみたいな清々しいやつ、//nあたしは嫌いじゃないけどね!
M870P(4)M870||:でも、性格の善し悪しだけじゃ罪は決められない……
VSK(0)VSK-94||:……
M870P(4)M870||:チッ――で、どこに行くつもりだったの?
Vector(0)Vector||:ダークゾーン。
M870P(4)M870||:……
()||:M870の尋問が行き詰まる。+少しでも罪に仕立てられそうなモノはないか、//n彼女はVectorの隅々を観察していた……
Vector(0)Vector||:そろそろ行っていい?
VSK(0)VSK-94||:時間をお取りしてしまって申し訳ありません、もう大丈夫です。
()||:M870が訝しそうにVSK-94を見つめた。//nVSK-94の表情からは、隠しきれないほどの蔑みと落胆が見て取れる。+「このままだと彼女を失ってしまうのではないか」。//nとの思いがM870に芽生えた。
M870P(0)M870||:ちょっと待ちなさい!
()||:M870がもう一度Vectorを遮った。
Vector(0)Vector||:……+言いたいことがあるならもう少しハッキリ言ったら?+戦いたいのならさっさと手を出してくれればいいし、//nタイマンがいいならちゃんと応じてあげるよ。
M870P(0)M870||:フン、あんたがいくら隠そうと、あたしの目は誤魔化せないわ。+あんたの罪は見破ったわよ、戦術人形Vector!
Vector(0)Vector||:は、はあ……
()||:M870はVSK-94を一瞥した。//n新人の目からは疑問の表情がこぼれている。+挽回へ一歩進んだことを、M870は確信した。
M870P(0)M870||:これ以上の弁明は不要よ。答えはもう、得たのだから。+「可能を全て削った先に残った唯一の可能こそが、真実である!」
Vector(0)Vector||:……
M870P(0)M870||:そして、「真実はいつも一つ!」
Vector(0)Vector||:あんたのスキル、発動に詠唱が必要なの?
M870P(0)M870||BGM_Empty:つまり――+あんたが犯した罪とは――
M870P(0)M870||<震屏>:銃刀法違反よ!!!
Vector(0)Vector||:……
VSK(0)VSK-94||:……
()||:……空気がしばらく固まった。
VSK(0)VSK-94||m_avg_casual:……+銃刀法違反?ソーダにメンタルでもあてられちゃったんですか?
M870P(0)M870||:どっちの味方なのよあんた!?
VSK(0)VSK-94||:もう我慢の限界です。
()||:荷を背負い、すぐにでもその場を離れようとするVSK-94。
M870P(0)M870||:ちょっと――どこ行く気?
VSK(0)VSK-94||:ART556とP7を探しに行ってきます。
Vector(0)Vector||:……その、もういいかな?
M870P(0)M870||:行かせるかっての!
Vector(0)Vector||:へ?
VSK(0)VSK-94||:笑わせないでください、あなたに私を止められるとでも?
M870P(0)M870||:フン、だったらやってみなさい!+立場ってものをわきまえさせてやるわ!
Vector(0)Vector||:なんだ、あたしじゃないのか……+じゃあ、行――
()||:M870が自分のリュックをVectorのもとへ放り投げた。
M870P(0)M870||:さっさとかかってきなさい!+負けた方が勝った方の言う事を何でも聞くってことで、いいわね?
VSK(0)VSK-94||:あとで泣いて謝ることになっても知りませんよ?
()||:VSK-94もまた、Vectorの行く手を阻むように荷を下ろした。
Vector(0)Vector||:……+他人に嫌われやすいのは分かってたけど、ここまでだったとは……
()||AVG_rifle_finalshot_nBGM_Empty:M870が先制し、VSK-94へ銃を撃った。+それをVSK-94はベンチを蹴ることで機敏に避け――+華麗に着地を決めた後に、公園の奥深くへと走って行った……
M870P(0)M870||GF_xDivision_Battle1:距離をあけて、遠距離からあたしを狙うって寸法?そんなのは無駄よ!
()||<黑点1>:続いて後を追うM870。+Vectorはため息をつくと、//n重たいバッグを二つ両手に抱え、ベンチに座った。
()||<黑点2>1:銃声に驚かされた鳥たちは次々と逃げ、//nただ閑散とした小樹林だけがそこに残されていた。+VSK-94の影を見失ったのみならず、//n落ち葉まみれの小道からも彼女の残した痕跡は確認できない。+今が自分にとって不利な状況であることを理解したM870は、//nただゆっくり歩み、VSK-94を見つけるための足がかりを//n警戒しながら探すより他なかった。
M870P(0)M870||:……
()||AVG_wind_grass:……一陣の風が、落ち葉を撫でる。+M870は咄嗟に身を翻し、音のした方を向いた。
M870P(0)M870||:……なんだ、ビックリさせないでよ。
()||:警戒を解いた刹那、そばの木から発せられる殺気に悪寒が走る。
()||AVG_rifle_finalshot_3h:M870は盾を構え、それと同時に音のした木の上へ銃を撃った。+VSK-94は自身の攻撃が外れたと見るや、//n素早く別の場所へと移動していく。+M870は気持ちを落ち着かせると、強がりながら言葉をいくつか吐いた。
M870P(0)M870||:ねぇちょっと、降ってくる攻撃の全部が全部、殺意マシマシなんだけど?//nあんたに慈悲ってモノはないわけ?+一体誰があんたを、あの飲んだくれ達から連れ出したと――
()||AVG_rifle_finalshot_h:樹林の奥深くから、キツイ一撃がまたも放たれる。+寸前のところで躱すも、//n掠めた弾に残りHPのほとんどを削られてしまう。+M870は強がるのを止め、木の裏に隠れ、思考を巡らせ始めた。
M870P(0)M870||:このままだと間違いなく負ける……+あいつをなんとか引き付けて、状況を打破しなきゃ。+まずは同情を買わせて、あたしが負けると思わせる。そんで、どこまで使えるかはわからないけど、あの二人の事を話のタネにして……
()||:M870は苦しい表情でもがくフリをして、//n体を木にぶつけさせることで葉を揺らした。//nそれに対し、案の定VSK-94が攻撃を入れてくることはなかった。
M870P(0)M870||:しめしめ、第一フェーズクリアね。
()||:M870は持っていた銃を、木の裏の見えない場所へ投げ捨て、//n大声で助けを乞った。
M870P(0)M870||:ぴえ~ん、痛いよ~~~!//n撃たないでVSK-94~!+もうやめるから~!ほら、銃だってこのとおり捨てたわ!
()||:M870はVSK-94の攻撃が届く範囲にあえて手を出した。+VSK-94に撃たれる気配はない。
M870P(0)M870||:ひひっ、やっぱりね。VSK-94、あんたの行動原理はもう把握済みよ!+次はあたしが――
()||:M870は木の陰から頭を慎重に伸ばすと……+真っ黒な銃口を額に突き付けられるのだった。
VSK(0)VSK-94||:あなたの負けです。
()||:VSK-94は冷たい目でM870を見ながら、//n彼女の捨てていた銃を足で強く抑え込んだ。
M870P(0)M870||:待って!どうして!?
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:まだ負けを認めないんですか?それなら――
M870P(0)M870;VSK(0)||:ちょちょちょっ、タンマ!話を聞いて!+あの二人のことを放っておこうとした事に怒ってるのよね。+じゃあこうしよっ!あたしたちで一緒にあの二人を探すの!
M870P(0);VSK(0)VSK-94||:……
M870P(0)M870;VSK(0)||:ほら、あんたも言ってたでしょ。//nダークゾーンに二人だけを残しておくのは危ないって。
M870P(0)M870||:だったら、一人で行こうとするなんてもってのほかじゃん!//nあたしたち二人ならきっと……
VSK(0)VSK-94||:本当なんですね?
()||:M870へ向けられていた銃を持つ手が僅かに緩んだ。
M870P(0)M870||:トーゼンじゃない!+ほら、早く行くわよ。本当にダークゾーンに入ったってんなら、//n早く見つけてあげなきゃ!+こんな無益な争いはさっさとやめて、彼女たちを――
()システム||:x 7号警部補 はNPCに倒された。+x 556号警部補 はNPCに倒された。
M870P(0)M870||:……
VSK(0)VSK-94||:……
()||:今すぐにでも頭を撃ち抜かれそうな気配をM870は感じた……
M870P(0)M870||:落ち着いて……+その……二人がいなくなっちゃったのは残念だけど、//nお友達ならまた見つければいいし……
VSK(0)VSK-94||:ヘヘ、ヘヘヘヘヘ……
()||:恐怖の表情を浮かべるM870の顔が、//nVSK-94の瞳の中の業火によって燃やされていた。
M870P(4)M870||:……+それもイヤなら、//nあたしがあんたのお友達になったげるから……ね……?
VSK(0)VSK-94||AVG_weapon_reload:……
()||:自身の目論見がとうに外れたことなど、M870には分かっていたが、//n彼女の信念がここで終わることを許さなかった。+必死に繕った人懐っこい子犬のような眼差しでVSK-94を見つめる傍ら、//n彼女の足元にある銃へ、手を恐る恐る伸ばしていたのだ……
VSK(0)VSK-94||:そんなのはお見通しですよ、M870。
()||:M870の銃をVSK-94は勢いよく蹴り離した。+しかし、彼女は気づけなかった。//nその隙にM870が手榴弾を放っていたことに――
M870P(0)M870||:ふひっ♪兄貴を侮らないコトね!
VSK(0)VSK-94||:……
()||:M870はすぐさま横に転り、距離を取ろうとした。+しかしVSK-94は、手榴弾を避けきれないと見るや、//n宙を舞っていたソレを直接手で掴み、M870へ押し当てた。
M870P(0)M870||:な、なにしてんのーーー!?
()||Explode:ドカーン!+巨大な爆発音に驚いた鳥の群れが、一斉に空を飛んだ。+それと同時に、公園入り口のベンチで//nうたた寝をしていたVectorも目を覚ます。
()システム||:x マンハッタン支局長 は 本当に誘拐犯じゃないんです を倒した。+x マンハッタン支局長 は手榴弾によって死亡した。
Vector(0)Vector||BGM_Empty<黑屏1>:ふぇ……いったい何が?
()||<黑屏2>295BGM_Hello:……カリーナの実況ブースにて。
()人形A||:コラー!!!お金を返しなさーーい!!!
()人形B||:VSK--!!!お前に入れたってのにぃぃいい!!!
()人形C||:ウヒャヒャヒャッ……やばい、腹がよじれる!
()人形D||:V・S・K!V・S・K!
()||294:阿鼻叫喚の嵐の中、絶えず上昇し続ける数字を見ながら、//nカリーナは満面の笑みを浮かべていた。
()カリーナ||:あははははは……M870さんにもあんなに取り乱す時があるんですね!
()指揮官||:また面白くなってきたね。
()カリーナ||:さあさあ!まだまだチームは残っていますよー!//n今後の展開にしっかり注目していきましょう!+賭けに負けてしまっても心配はいりません!//n儲かるチャンスをたった一度逃してしまっただけなのですから!+次こそ、買った賭け札が当たるかもしれませんよ?//nホラホラ、いかがですかー!!?
()||<黑屏1>:キラキラ煌くカリーナの瞳を尻目に、//n指揮官は財布の口をキツく絞めることをひっそりと決心するのであった。