()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: ()||288<黑屏2>BGM_Room:……+6番街。+A-91が去った後。 Vector(0)Vector||:A-91は一体何がしたかったの? PP90(0)PP-90||:アタシにもわからない、わざわざ自慢しに来たわけじゃないよね? Vector(0)Vector||:ウォッカ好きの人形はみんなあんなに面白いのかな? PP90(0)PP-90||:黒ビール好きの人形よりはそうだろうね。 Vector(0)Vector||:それに理由はわからないけど、彼女たちのチームは//n彼女一人だけを残してどこかに行ってしまったみたいだった。+一体どんな隊長が、隊員を一人残して行ってしまうんだろう。+顔が見てみたい。 PP90(0)PP-90||:はは、そんなことするんだもの、大した隊長じゃないんでしょ?+それでも、隊員が全員死んで、//n最後の一人になっちゃった隊長よりは幾分ましなんじゃない? Vector(0)Vector||:それもそれで目も当てられないね。 ()ISAC||:警告:現在、空腹状態にあります。 Vector(0)Vector||:PP-90、この声聞こえてる? PP90(0)PP-90||:あ、Viviの空腹ゲージが赤まで減ってる!//nあれ?どうしてアタシのはそれより減ってるの……//nこの世界の人お腹空くの早すぎない? Vector(0)Vector||:あたしはちょっと前に試しに食糧を少し食べてみたから、//nあなたほど減ってないんだと思う。+食糧は持ってる? PP90(0)PP-90||:うん、だけどそんなにあるわけじゃない。 Vector(0)Vector||:そう……こっちには一つもない。+とりあえず残しておいて、二人分には足りないだろうし。+切羽詰まってきたらまた考えよう。 PP90(0)PP-90||:うん、わかった! Vector(0)Vector||:ぐずぐずしている暇はないよ。//n行動を始めて、すぐに食糧を見つけないと。 PP90(0)PP-90||<黑点1>:了解! PP90(0)PP-90||<黑点2>:弾薬、手榴弾、それに機械の部品……//n意外と物資はまだまだあるのね。+はぁ……けどどれも食べられそうにないなぁ。 Vector(0)Vector||:歯が欠けてもいいなら、試してみてもいいんじゃない?+素体には何の影響もないだろうし。 PP90(0)PP-90||:げ……そんなの嫌に決まってるじゃない。+あ!あっちに何かあるみたいよ! Vector(0)Vector||<黑点1>:待って……急に走り出さないで! PP90(0)PP-90||312<黑点2>:おかしい……//nここには誰も来ていないはず。+弾薬とかは手付かずで残っているのに、//n食糧だけが一つも出てこないなんて。+それに、これはなに……? ()||:PP-90はカウンターの前に置かれていた紙きれを拾い上げた。 Vector(0)Vector||:……請求書だね。+おそらくここの食糧を根こそぎ持って行った誰かが、//nご丁寧に請求書を置いて行ったみたい。 PP90(0)PP-90||:……理解できない。 Vector(0)Vector||:あたしもだよ。//nけど、これはつまりここに他のチームが来たってこと。+来ているのは明らかなのに一番重要な銃や弾薬には//n一切手を付けず、食糧だけを持って行った……+まさか、他のチームを餓死させようって作戦? PP90(0)PP-90||:なんともおかしな作戦ね。+そんなこと考えてるチームなんているわけないでしょ。+……ないよね? Vector(0)Vector||:そうだと思いたいけど。+事実は見ての通りだよ、目的が何であれね。+彼女たちが手を付けていないのはだけは確か。 PP90(0)PP-90||<黑点1>:ホントに餓死しないか心配になってきた…… PP90(0)PP-90||288<黑点2>:全然見つからない…… Vector(0)Vector||:厄介だね……//nどうして空腹なんて設定を押し付けられなきゃいけないんだろう。+ご飯を食べないと活動できない戦術人形なんて。+人間の兵士と大差ない…… PP90(0)PP-90||:しょうがないでしょ。そういう設定なんだから。+体験としてはなかなか新鮮でいいと思うよ。+もう少し探してみましょ。 Vector(0)Vector||:……これはもしもの話だけど、PP-90。+本当に食糧を見つけられなかったら…… PP90(0)PP-90||:バカなこと言わないの、あなたは隊長でしょ!+落ち込まない落ち込まない! Vector(0)Vector||:隊員を餓死させようとしてる隊長…… PP90(0)PP-90||:Viviの落ち度じゃないでしょ!+そ、そうだ、R93!あの二人に連絡とってみようよ! Vector(0)Vector||:そう……だね。聞いてみようか。+あの二人が食糧を見つけているかもしれないし。 ()||AVG_tele_connect:ピッ―― R93(0)R93<通讯框>||:もしもし?Vivi?どうかしましたか? Vector(0)Vector||:まずい状況になった、R93。+そっちは食料見つけられた? R93(0)R93<通讯框>||:食糧?見つけましたよ、二人とも食べ過ぎて死にそうです。 PP90(0)PP-90||:食べすぎて死にそうって……他の言い方はできないの? K5(0)K5<通讯框>||:こっちはまだ物資を集めてるよ、だけど弾薬と食糧ばっかりだね。+食糧は見つけ次第食べてる。+体温も空腹ゲージもちょっとでも減るとなんか気持ち悪くってね。 R93(0)R93<通讯框>||:ステータスバーが満タンだと、バッテリー残量が100%の時みたいな安心感があるので…… K5(0)K5<通讯框>||:そういうこと、そっちの状況は? Vector(0)Vector||:……そうなんだ。わかった。+こっちはこっちで何とかするよ。+切るね、マリー王妃。 R93(0)R93<通讯框>||:え?ちょっと―― ()||AVG_tele_disconnect:ピッ――+通信終了。 Vector(0)Vector||:…… PP90(0)PP-90||:…… Vector(0)Vector||:さすがに限界だね。+さっき残しておいた食べ物は? PP90(0)PP-90||:それだけど…… Vector(0)Vector||:……一個しか残ってないの? PP90(0)PP-90||:ええ…… Vector(0)Vector||:……+タイムリミットだね、PP-90。+あなたが食べて。 PP90(0)PP-90||:な……!+何言ってるの、Vivi!+アタシ一人を残していくつもり!? Vector(0)Vector||:隊長であるあたしが背負うべき責任なの、これは。 PP90(0)PP-90||:聞いたことないよ、そんなの! ()||AVG_weapon_reload:カチャ!+Vectorが銃を構えた。 Vector(0)Vector||:これは命令だよ、PP-90。+隊長はあたし、それを忘れないで。 PP90(0)PP-90||:……!+……その命令は拒否させてもらうよ。 ()||:PP-90は怯むことなく睨み返すと、//n自らの額がVectorの銃口の目の前に来る位置まで進みでた。 Vector(0)Vector||:…… PP90(0)PP-90||:…… ()||:周囲の空気が凍り付いたかのように、//n二人は互いに微動だにせず、睨み合いを続けた―― ()ISAC||BGM_Empty:警告:現在、空腹状態にあります。 ()||BGM_Wake:ISACの音声が静寂を破るまで。<下雪> Vector(0)Vector||:……聞こえたでしょ、もう時間が無い。 PP90(0)PP-90||:聞こえたよ。早く食べないと、Vivi。 Vector(0)Vector||:あたしに食べる資格なんてない。//nこうなってしまったのは全部あたしのせい……+もしもう少し早くに食糧の重要性に気付けていたら、こうはならなかったはず。+その責は負わないと。 PP90(0)PP-90||:……バカだね、Vivi。+アタシはViviがいるからこのチームにいるの。+采配に不満なんてこれっぽっちもないよ。+それにアタシたち二人のうち、//n生き残って勝つ可能性が高いのは、間違いなくあなただよ、Vivi。 Vector(0)Vector||:あたしは……! PP90(0)PP-90||:Vivi、もういいの。 ()||:PP-90はため息をつくと、銃口を押しのけた。 PP90(0)PP-90||:英雄を気取りたいのなら、アタシにはどうしようもない。+だってあなたはそういう人だから。+良く言えば、責任感が強い。//nけど悪く言えば単なる破滅願望に過ぎない。 Vector(0)Vector||:……どういう意味? PP90(0)PP-90||:Vivi、あなたはこれをただのゲームとしてしか捉えてないんでしょ?+指揮官からの任務とはいえ、心の底から達成したいとは思ってない。 Vector(0)Vector||:あたしは……そんなことない。+どうしてそう思うの?あたしが手を抜いているように見えた? PP90(0)PP-90||:ううん。けどViviがもし勝ちたいと思っていたら、//nきっと今よりずっと上手くやってたはず。 Vector(0)Vector||:どうしてそう言い切れるの…… PP90(0)PP-90||:こう言ったらViviにプレッシャーを与えているように聞こえるかもしれない。+でも、アタシは勝ちたい。+賞金が欲しいの。//n指揮官のためにも、自分自身のためにも、お金が必要だから。+だって……宿舎、もう長い間リフォームできてないでしょ。 Vector(0)Vector||:PP-90…… ()ISAC||:警告:現在、空腹状態にあります。 ()||:ISACがアラートを出す頻度が高まっている。//n限界が近いことは、二人とも頭の中では理解できていた。+PP-90はゆっくりとVectorの前まで行くと、バックパックから食糧を取り出した。 PP90(0)PP-90||:アタシの分をあげるから、絶対最後まで生き残ってね。 Vector(0)Vector||:PP-90、あなた……! ()||:VectorはPP-90を見た。//n彼女はまるで何かに感染したかのように、//n言いたい言葉が喉でつかえてしまっている。 PP90(2)PP-90||:覚えておいて。アタシのしたいこと、それは宿舎の改装―― ()システム||:ヅラじゃない、ドリルだ が空腹により死亡した。 ()Vector||289:――!! ()||:Vectorは勢いよく手を伸ばしたが、//n目の前のPP-90の体は一瞬にして光の柱へと変わった。+伸ばした手が掴んだのは、空気だけだった。 ()Vector||:……馬鹿。 ()||:Vectorは力なく地面に膝をついた。//nアイテム取得のポップアップだけが眩しく光っている。+PP-90は最後に、ただ一つだけ残った食糧をここに置いていったのだ。 ()Vector||:いや……馬鹿はあたしね。 ()||:食糧を拾い上げたVectorの耳に、さっきのPP-90の声がこだましている。+缶詰を睨みつけながら、彼女は図らずも呆然としてしまった。 ()||:……まさかこんな小さな缶詰なんかに、ここまで追い込まれるとは。+さっきまで……さっきまでは普通に会話していたのに。+それなのに、こんな冗談みたいな理由で――! ()Vector||<震屏>:――!!+P——P——9——0——! ()ISAC||:警告:現在、空腹状態にあります。 ()||:拳を弱々しく地面に叩きつけると、//nVectorは悔しさに身を震わせながら缶詰の中身を胃に流し込んだ。 ()ISAC||:空腹状態が解消されました。 ()Vector||:……見ていて。+……絶対に最後まで、生き残ってみせるから。 ()||<黑屏1>:口元を拭うと、彼女の目に宿った決心が一層その力強さを増した。+……立ち上がる時が来た。<火焰销毁>