()||9<黑屏1>0,10黑屏1>BGM_Empty:
()||<睁眼>1GF_Jyashinchan_Story_Jinbouchou:……魔界入口。
Jashinchan(0)0,100邪神ちゃん||:……+私はどこ? ここは?+ボロスは? NZも見あたらないですの?
()||:見慣れた空、見慣れた草木、嗅ぎなれた空気……+それらは、邪神ちゃんが故郷に帰って来たことを意味していた。
Jashinchan(5)0,100邪神ちゃん||VO_Jashinchan_MOOD1_JP:帰ってこれたのか?! ハハハハハ帰って来れたですの!+何が起きたのかは分からないけど、とにかく私は自由の身になったんだーー!!!
Jashinchan(7)0,100邪神ちゃん||VO_Jashinchan_MOOD2_JP:アハハハハハハハ、自由だーー!!!
()||<黑屏1>:魔界の地の上を邪神ちゃんは駆け抜けた……
()||<黑屏2><回忆>390BGM_Empty:……数分前。ゆりねのアパートにて。
Yurine(0)ゆりね||m_wv_scenario:……
()||:掃除の一環で畳をめくったゆりねが、//n邪神ちゃんの残した魔法陣に気づいた。
Yurine(3)ゆりね||:どうりで素直だったわけね。逃げ道を残していたなんて。
()||:ゆりねは冷たく一笑すると、//nその魔法陣をそのまま拭き消そうとした。
()||AVG_20Winter_Doorbell:が、そこでドアのチャイムが鳴る。
Yurine(0)ゆりね||:少々お待ちをー。
Yurine(4)ゆりね||AVG_20Winter_Door_Open:メデューサ、どうして泣いてるの?
Medusa(3)メデューサ||<黑点1>VO_Medusa_APPRECIATE_JP:私……うぅ……
()||<黑点2>:ガチャポン館で起きたことを、メデューサはゆりねに伝えた。
Yurine(3)ゆりね||:もう泣かないでメデューサ。//n邪神ちゃんが帰ってきたら、私が灸をすえておくから。
Medusa(3)メデューサ||:うぅ……そ、そこまでする必要は……
Yurine(0)ゆりね||VO_Yurine_AGREE_JP:優しすぎるからつけこまれるのよ。
Medusa(3)メデューサ||:ううぅ……
()||AVG_20Winter_Doorbell:と、そこでもう一度チャイムが鳴った。
Yurine(0)ゆりね||AVG_20Winter_Door_Open:少々お待ちを――
Pekora(0)ぺこら||:その……今夜……
Yurine(4)ゆりね||:ぺこらじゃない。突然どうしたの?
Pekora(0)ぺこら||:お前の悪魔から、今夜は牛すき焼きだと……お誘いを受けたのですが……
Yurine(0)ゆりね||:ん? 邪神ちゃんからそんな話は聞いてないけど。
Yurine(5)ゆりね||:まあいいわ、とりあえず入って。
()||:ぺこらは、ゆりねとメデューサの前にぎこちなく座った。+ゆりねが、淹れたての麦茶をぺこらに差し出す。
Yurine(0)ゆりね||:ぺこら、あなたはどこで邪神ちゃんに会ったの?
Pekora(0)ぺこら||:あいつとは、家の前で会いました。//n私の家が壊れたのは牛頭のせいだって言いながら。
Yurine(4)ゆりね||:牛頭……
Medusa(3)メデューサ||:まさか、ミノスじゃないですよね……
()||:ドンドンドン――と、力強くドアが叩かれる音が響く。
Yurine(0)ゆりね||:少々お待ちを――
()||AVG_20Winter_Door_Open:ドアを開けると、怒り心頭のミノスが部屋に入って来た。
Minosu(2)ミノス||:クッソー、邪神ちゃんのやつめ――
Medusa(3)メデューサ||:どうしたの、ミノス?
Yurine(4)ゆりね||<黑点1>:ミノス、その尻尾……
()||<黑点2>:ミノスは、邪神ちゃんとどう出会い、//n何に怒っているのかを一つ残らず説明した。
Yurine(3)ゆりね||:邪神ちゃんの口車も度を越えてきたわね。
Medusa(3)メデューサ||:そんな……
Yurine(3)ゆりね||:もう我慢ならないわ。
()||:ゆりねは立ち上がった。
Yurine(3)ゆりね||:邪神ちゃんにけじめをつけさせに行く。
Medusa(3)メデューサ||:落ち着いてください、ゆりねさん!
Minosu(2)ミノス||:よっしゃ! 一緒に懲らしめに行くか!
Pekora(0)ぺこら||:わ、私も行くんですか?
()||BGM_Empty:共に外へ出ようとする四人。+彼女たちは、秘密を秘めていた畳の上を//n同じ足取りで次々と踏んでいき、やがて――
()||AVG_magic_circle_start:畳の下にあった魔法陣が、見覚えのある光を発した。
Medusa(1)メデューサ||:わわわ?!
Yurine(4)ゆりね||:邪神ちゃんの――!
()||<黑屏1>:光が収まると、四人の女の子の姿は消えていた。
()||<黑屏2><关闭蒙版>385GF_Jyashinchan_Story_JSC:……神保町の道端にて。+さっきまで意気揚々とはしゃいでいた邪神ちゃんは、//n身体を引きずりながら、干物のような顔で神保町の道を歩いていた。
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:むなしい……+めちゃくちゃ嬉しいのに、この喜びを分かち合う相手がいないなんて……+私はまさか、ベートとしか自由を得た喜びを共有できないのか……?
NPC-xiaodanyan(0)単眼ちゃん0,300||:おめでとうございます、邪神ちゃん。
NPC-xiaodanyan(0)0,300;Jashinchan(4)0,100邪神ちゃん||:うわっ――いきなり出てくるなですの!+それと! まだ、前回のあらすじを言うようなタイミングじゃないだろ!
NPC-xiaodanyan(0)単眼ちゃん0,300;Jashinchan(4)0,100||:私はあらすじのまとめやナレーションをするために//n出てきたわけじゃありません。今の私は、配達員の単眼ちゃんです。
NPC-xiaodanyan(0)0,300;Jashinchan(4)0,100邪神ちゃん||:どんだけ仕事を掛け持ちしているんですの?!
NPC-xiaodanyan(0)単眼ちゃん0,300;Jashinchan(4)0,100||:『邪神ちゃん前線』のメインキャラクターを自力で消したことで、//nあなたは晴れて公式で唯一のメインキャラクターになることができました!+おめでとうございます!
NPC-xiaodanyan(0)0,300;Jashinchan(4)0,100邪神ちゃん||:……ちっとも嬉しくないですの。
NPC-xiaodanyan(0)単眼ちゃん0,300;Jashinchan(4)0,100||:褒賞として、特別に隠しストーリーを解禁いたします!
NPC-xiaodanyan(0)0,300;Jashinchan(0)0,100邪神ちゃん||:スキップできますの?
NPC-xiaodanyan(0)単眼ちゃん0,300;Jashinchan(0)0,100||:はい!
NPC-xiaodanyan(0)単眼ちゃん0,300||:では、最初に解禁された隠しストーリーを共に見ていきましょう!
Jashinchan(2)0,100邪神ちゃん||<黑屏1>:人の話を全く聞いてねえな?!
()||<黑屏2><回忆>385:……ガチャポン館前にて。
Medusa(2)メデューサ||:邪神ちゃん! 待ってよぅ!
NPC-xiaodanyan(0)ナレーション0,300||:走っていたメデューサが、ガチャポン館前で突然足を止める。+何か持ってき忘れたのか?//nそれとも、邪神ちゃんを助けたくなくなったのか?+真相が分からないまま見えたのは――+木の枝で敗れたスカートの裾を正し、//n足じゅうに出来た痣や傷を隠そうとするメデューサの姿だった。+この傷の数々は、メデューサがここへ来るまでに出来たものである。//nそれにしても派手に転びましたねぇ……
Medusa(2)メデューサ||:単眼ちゃん、ナレーションの声が大きいよぉ……
NPC-xiaodanyan(0)ナレーション0,300||:これは失礼しました、メデューサ様。ついうっかり、//nナレーション用のチャンネルに変え忘れておりました……
Medusa(2)メデューサ||:大丈夫だよ。
()||:スカートの裾が整え終わると、//n露わになっていた傷たちはすっかり見えなくなっていた。+単眼ちゃんの不思議そうな視線に気づいたメデューサは、//n微笑みながら解説を始める。
Medusa(2)メデューサ||:昔はね、邪神ちゃんにいつも助けられていたんだ。+同級生にいじめられた時も、悪いお店の店長さんに騙されちゃった時も、//n邪神ちゃんはいつも私の前に立ってくれた……+せっかく邪神ちゃんを助けられる時が来たんだから、//nみっともない格好で登場はできないよ。
NPC-xiaodanyan(0)ナレーション0,300||:……+もし邪神ちゃんに騙されていたとしたら?
Medusa(2)メデューサ||:私のこと騙してたとしても、一緒にいなくちゃ。
Medusa(2)メデューサ||:だって、友達だもん。
()||<黑点1>:メデューサは笑いながら単眼ちゃんに手を振ると、//nガチャポン館へと走って行った……
()||<黑点2> 384:……公園入口にて。
NPC-xiaodanyan(0)ナレーション0,300||:尻尾を盛大にむしられたミノスが、気を落としながら公園から出てくる。+ミノタウロス族が、自身の角以外に尻尾にも気を使うことは、//n魔界では誰もが知る常識である。+ツヤツヤの尻尾でありたい、と――
Minosu(0)ミノス||:単眼ちゃん、そこ通りたいんだけど。
NPC-xiaodanyan(0)ナレーション0,300||:おっと、これまたチャンネルを切り替え忘れておりました!
()||:元気がないからか、ミノスはそれを気にも留めなかった。
NPC-xiaodanyan(0)ナレーション0,300||:ミノス様、あなたは今、邪神ちゃんに対して怒っていますか?
Minosu(2)ミノス||:いいや。友達なんだし、こういういざこざなんて日常茶飯事だろ……+あたしだって、昔はブランコで邪神ちゃんを吹っ飛ばしちまったり、//n柔軟で腰を折っちゃったり、サンドバッグ打ちで邪神ちゃんの尻尾を//n裂いちゃったことあるからさ……+ただ……騙されたときの感じってスッゲー嫌になるんだよな。
NPC-xiaodanyan(0)ナレーション0,300||:ミノス様……
Minosu(2)ミノス||:もちろん、許すつもりだぜ。+ひとしきり殴り合った後にだけどな。
NPC-xiaodanyan(0)ナレーション0,300||:え?
Minosu(0)ミノス||:それが友達ってもんだろ。どんなに激しい対立があっても、//n殴り合えば解決するはずだ。+ヘヘッ、邪神ちゃんめ、待ってろよー!+今回はそう簡単に逃がさないからな……
()||<黑屏1>:ぶつぶつ呟きながら、ゆりねのアパートへ向かうミノス。//n剥きだしの尻尾は今や活力を取り戻し、//n風の中をなびく旗のごとく高くあげられていた……
()||<黑屏2><关闭蒙版>385:邪神ちゃんは、お腹の上をそっと押さえた……
Jashinchan(0)0,100邪神ちゃん||:……+魔法陣の必要人数を満たしてたのか……
NPC-xiaodanyan(0)単眼ちゃん0,300||:これはまだ、隠しストーリーの一部です!
Jashinchan(0)0,100邪神ちゃん||:もう十分ですの……
NPC-xiaodanyan(0)単眼ちゃん0,300||:もちろん、これだけでは物足りないでしょうから――+急ぎ、残りの隠しストーリーを再生いたしましょう!+お次はぺこr――
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:もういいですの! 見たくなんてありませんの!
()||<黑点1>:邪神ちゃんは単眼ちゃんを突き飛ばすと、反対の通りへと走って行った……
()||<黑点2>%%code=CJ_rain%%AVG_amb_thunderrain:しばらく進んだ後、道端の開店したばかりのコンビニが、//n邪神ちゃんの注意を引いた。
Jashinchan(0)0,100邪神ちゃん||:コンビニ……ここって本屋じゃなかったっけ?+ゆりねがよく通っていたはずの。
Yurine(5)ゆりね||:邪神ちゃん、見て。ここの店長が新しく仕入れた本よ。
Jashinchan(4)0,100邪神ちゃん||:ゆ、ゆりね!
Yurine(5)ゆりね||:またつまらないこと言うのね。//n一冊増えたくらいじゃ、アパートの床は抜けないわよ。
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:ゆりね……
()||:邪神ちゃんは手を伸ばすも、指はゆりねの真剣な顔をすり抜け、//nコンビニの冷たいガラスへ当たるのだった。+ハッと意識を取り戻すと、ゆりねの姿は見えなくなっていた。
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||<黑点1>:ハハ……+こんなところに、ゆりねがいるわけないか……
Jashinchan(0)0,100邪神ちゃん||<黑点2>:……
()||:邪神ちゃんは黙ったまま道を進んだ。+横を掠めていく賑やかな人の群れは、まるで別世界にいるかのようだった。
()ラッパ||:大セール! 大セール!+今ならランチが全品4割オフ! 全品4割オフ!
Jashinchan(0)0,100邪神ちゃん||:ええっ? いつもなら大行列のカレー屋が……+大セールをやってるだってー?!
Yurine(0)ゆりね||:そろそろご飯の時間ね。カレー、食べたいでしょ?
Jashinchan(4)0,100邪神ちゃん||:まただ……
Yurine(5)ゆりね||:じゃあ一緒に並びましょ。この後、急ぎの予定はないんだし。
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:……
Yurine(5)ゆりね||:ここのポテト、気に入った? 私も好きなのよね。
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:ゆりね、ですの……?
()||:しかしゆりねの姿はまたも消え、//n不思議そうな顔で邪神ちゃんを見つめる店員だけが残された。
()店員||:その……何かご注文でも?+只今ポテトが品切れなので、カレーだけになってしまうのですが……
()||<黑点1>:襲ってくる猛烈な腹痛に、邪神ちゃんは苦しそうに頭を揺らしながら、//nその場を後にした。
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||<黑点2>:……+本当なら喜ぶべきなのに……+どうして……
()||<黑屏1>:新しい葉っぱの群れの中を、泥に向かってひらひら落ちる落ち葉のように//n邪神ちゃんは人々の群れの中を突き進んでいった。
P90(4)P90||<黑屏2>384BGM_Empty<关闭蒙版>:うっ……どうしてこんなところに?
CZ75(4)CZ75||10213:NZ、P90、ウロボロス?
Weaver(3)ウロボロス||:……
()||:事態の急展開を受け、ウロボロスは先んじて撤退することを決めた。
NZ75(0)NZ75||:逃げるな!
()||:NZ75が真っ先に飛び出し、ウロボロスの退路を塞ぐ。
CZ75(4)CZ75||:そうだ、ウロボロス。あんたガチャポン館であたしに何をしたんだ?
P90(4)P90||:あたし、さっきまで倉庫にいたはずなのに……
NZ75(0)NZ75||:何を企んでいたのか話してもらおう!
Weaver(3)ウロボロス||:……チッ。+呪文の効果が切れたか……あのクソヘビが突然消えたせいか?
CZ75(4)CZ75||:ウロボロス、あんたらは何を企んでる?
Weaver(3)ウロボロス||:フン、おぬしら面倒な三人組をグリフィンに送ってやろうと思ったまでだ。
P90(4)P90||:なら、初めからそう言ってくれればよかったじゃん。+あたしたち、帰りたくないわけじゃないんだし。
NZ75(0)NZ75||:いや、自分だけ残ろうと思ったんだろう。
CZ75(4)CZ75||:どうして?
Weaver(3)ウロボロス||:そんなに重要か?+私のような問題のある人形なぞ、グリフィンにとっては不要であろう。//n私の利用価値は、模擬訓練で使われ終えてからは存在していない。
CZ75(4)CZ75||:問題のある人形? あたしらの中に問題のない人形なんていないぞ。
NZ75(0)NZ75||:異議ありだ!
P90(4)P90||:あたしも!
CZ75(4)CZ75||:……+グリフィンじゅうの人形があんたの言う「問題のある人形」なんだ。//nでもそんなあたしたちを、それぞれが力を発揮できるよう//n指揮官がまとめ上げてくれている。+今のグリフィンは、そうやって成り立っているんだ。
Weaver(3)ウロボロス||:同じようなことが、グリフィン思想修正テストの教材に//n長ったらしく書かれていたな。だが、そんなのはもう聞き飽きた。+全くわからんな、私の計画通りグリフィンに帰っていればいいものを……
NZ75(0)NZ75||:私たちは同じ小隊なんだぞ! 隊友を見捨てて帰るやつがどこにいる。
P90(4)P90||:そうだ!
CZ75(4)CZ75||<黑屏1>:鉄血だって、仲間を簡単に見捨てたりはしないだろ。
()UMP45||<黑屏2>9:鉄血の人形はもとより感情を失くした殺戮兵器ではない。+特に、エクスキューショナーやハンターのような先陣を切る存在は、//n互いに助け合うことで戦場を生き抜いてきたはずよ。+だからその仲間のためなら、多少の命令には背ける。//nそれぐらい優先順位の高いものなんだよ。
()ウロボロス||:おぬし、なぜそんなにも詳しいのだ……//n鉄血の権限の優先順位についてまで、わたし以上に理解しているとは……。
()UMP45||<黑屏1>:それほどじゃないわ。少し賭けにでただけよ。+ひょっとすると、あなたに好き勝手やらせないために//nエージェントが仕組んだのかもね。
Weaver(3)ウロボロス|| 384<黑屏2>:……
()邪神ちゃん||BGM_Empty:ただいま。
()||:息も絶え絶えな邪神ちゃんが、四人の背後に突如現れた。
P90(4)P90||:うわぁ! びっくりした~……
Weaver(7)ウロボロス||:クソヘビ、おぬしどこに行っていた?!
()||:バタンと、邪神ちゃんが倒れ込む……
NZ75(0)NZ75||:コラ! こういう時に限って、お得意の芝居か!
CZ75(4)CZ75||:待て、NZ。なんだか妙だ……
Weaver(3)ウロボロス||:死んだふりしてる場合か!
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||GF_Jyashinchan_Story_JSC:ううっ……+胃が痛い……
()||:邪神ちゃんは、尻尾を絡ませながらぐったりしている。+両の手で腹部を強く抑え、苦しみのあまり噛み締めた口からは嗚咽が漏れ出ている。
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:いてぇ……+持病の……精神性胃腸炎が……
CZ75(4)CZ75||:……+ボケっとしてないで、早く救急車を!
P90(4)P90||:あっちの公衆電話でかけてくる!
NZ75(0)NZ75||:わ、私は薬局に行こう!
()||:NZ75とP90がそれぞれの目的地へかけていく。//n現場にはCZ75とウロボロス、そして邪神ちゃんが残された。+CZ75が、NZ75の残したバッグを枕代わりに邪神ちゃんの首元へ置く。
CZ75(4)CZ75||:これで少しは楽になったか?
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:何かがぶつかってますの……
()||:邪神ちゃんはバッグの隙間から手を入れ、自分の頭に当たっていた物を//n取り出し、涙目でぼやけた視界の中からなんとか確認した。+『魔導書下巻』。+それは、帰還の呪文が記された『魔導書下巻』であった。
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:……+ははは……
Weaver(3)ウロボロス||:……
CZ75(4)CZ75||:これって……
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:私……ははは……+とんだドジを踏んでいましたの……
Jashinchan(6)0,100;Weaver(3)ウロボロス||:泣き言を言うな。何のことを言っている?
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん;Weaver(3)||:……+ボロス……+吐きそうですの……
Jashinchan(6)0,100;Weaver(3)ウロボロス||:なにをする気だ?
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん;Weaver(3)||:手を……握ってほしいですの……+むかし私が苦しんでいた時は、ゆりねがこうやって//n手を握ってくれましたの。そうすると痛みが和らぐんですの……
Jashinchan(6)0,100;Weaver(3)ウロボロス||:……+わたしの手に吐いたら殺す。
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん;Weaver(3)||:ゆりねと……あいつらは……行ってしまいましたの……
Jashinchan(6)0,100;Weaver(3)ウロボロス||:それも計画の一環だったはずだろう?
Jashinchan(6)0,100;CZ75(4)CZ75||:……
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん;Weaver(3)||:嬉しいはずなのに……+今は、却って苦しいばかりですの……+どうしてだろう、ボロス?
Jashinchan(6)0,100;Weaver(3)ウロボロス||:……
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん;Weaver(3)||:どうしてこの世界は、私が考えてるのと全然違うんですの……
Jashinchan(6)0,100;Weaver(3)ウロボロス||<黑屏1>:ここが腐ったゴミみたいな世界だからだ。+それに全てを賭していたなんて、全く冗談が過ぎる。+こんな世界へ来るために、わたしは幾千ものAIと戦い、//nあのクソ野郎に辱められたというのか。
()ヨルムンガンド||<黑屏2> 9 <黑屏1>:私はボロスに外の世界を見てきて欲しいんだよ。+もしお前が戦闘よりも、//n自分の命を削るのに値するものに出会えたとしたら……+どんなひねくれた顔を見せるんだろうな……
Weaver(3)ウロボロス||<黑屏2> 384:ハッ、私はどうせ、初めからひねくれた表情をしている。
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:そんなこと言うんじゃないですの……
Weaver(3)ウロボロス||BGM_Empty:まさか違うとでも?
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:うぐっ……いだぃ……
()||:邪神ちゃんの冷たくなった手は、ウロボロスの手の中で震えている。
Weaver(3)ウロボロス||:……+こんなところで諦めるのか? 邪神ちゃん帝国を築くんじゃなかったのか?
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:そんなこと言っても……痛いもんは痛いですの……
()||10082:邪神ちゃんは、自分の手をウロボロスの手から離そうとしたが、//n逆に強く握りしめられた。
CZ75(4)CZ75||:ウロボロス、なにしてんだよ?!+痛そうなのに、そんな乱暴にしたら……
()||:CZ75は邪神ちゃんに詰め寄り、ウロボロスから引き離そうとした。+しかし、最後の藁にすがるかのように、//nウロボロスは邪神ちゃんを強く掴んで離さなかった。
Weaver(3)ウロボロス||:おい、クソヘビ。+おぬしの力を貸せ。
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:……なん、ですの?
Weaver(3)ウロボロス||:約束を果たせ。わたしたちの思い描く、理想の世界を作るんだ。
CZ75(4)CZ75||:離せよ、ウロボロス!
Weaver(3)ウロボロス||:そこなら食べ物も腐らない、パーツも劣化しない、//nマシンオイルだって永遠に尽きない……+欲しいものはなんだって手に入る上に、邪魔な奴はみんな消せる……+最も美しい瞬間のまま、時が止まるんだぞ。
Jashinchan(6)0,100邪神ちゃん||:……+私は……
Weaver(3)ウロボロス||<黑屏1>:力を貸せ。かつて失くしたモノを、別の形で取り戻すんだ。
()||<黑屏2>386:邪神ちゃんは何も発さなかった。しかしウロボロスは、//n邪神ちゃんの手から禍々しい力が滴っているのを感じた。
()CZ75||:これは……なんだ……?
()ウロボロス||387<黑屏1>4:来い、わたしたちの世界を共に迎えるぞ。
NPC-xiaodanyan(0)前回のあらすじ0,300||BGM_Empty<黑屏2>9<黑屏1>:もしも~し? 誰かいらっしゃいますか?+その……私の出番がいきなりなくなってしまったようなのですが?//nそういう時って知らせるのがスジってものじゃないんでしょうか!+それと、こんなにも遠~~い異世界へ出張させられるなんて聞いてません!+追加料金取りますよ! もしもーし! 誰かいませんかー?+あれ、いつの間にか配信が始まってますね……+コホン。前回、計画の遂行に成功するも喜べなかった邪神ちゃん。+失くしたものを取り戻すため、邪神ちゃんと異世界からやってきた//nウロボロスは手を組み、理想の世界を創り出します。+一方その頃、ゆりねたちはグリフィン基地と呼ばれるところへ召喚され――+失礼、私は迎えのバスが来ましたのでこれにて。//nでは、引き続きストーリーをお楽しみください!
()||<黑屏2>8GF_Jyashinchan_Story_Jinbouchou:……司令室にて。+指揮官はボリュームを最小まで下げた。//n後ろに立っている人形たちは黙ったままだ。
()指揮官||:……+他に方法もないか。
K5(0)K5||:でも――
()指揮官||:もう一度魔法陣を起動しよう。そうすれば、CZたちが//nまだ現地にいた場合、帰って来られるって言ってたよね。
K5(0)K5||:たしかに、理論上はそうだけど……
BOSS-8(0)エージェント||:ウロボロスの性格上、周囲に危険がなければ//nその場に留まることを選択しているはずです。
()指揮官||:ここで試してみよう、K5。
K5(0)K5||<黑点1>:わかった。
()||<黑点2>:K5は本に書かれている通りに魔法陣を描きなおした。
()指揮官||:これでいいの?
K5(0)K5||:えっと、あとは――
()||AVG_magic_circle_start:魔法陣が眩しく輝いた。
BOSS-8(0)エージェント||:帰ってきたのでしょうか?
K5(0)K5||:はやっ!
()???||:うわああああ――
()??||:主よ、お救いを~~!!!
()||<震屏>:見慣れない四人の少女が魔法陣の中に現れた。
BOSS-8(0)エージェント||:……
K5(0)K5||:えっ?!
()指揮官||:これって、私が見ていた番組の……
K5(0)K5||:誰なの、君たち? CZ75たちは?!
Minosu(0)ミノス||:それはあたしらのセリフだよ。+あんたたちこそ誰なんだ? あたしらどうしてこんなところに?
Pekora(0)ぺこら||:天国というよりは悪魔の故郷のようですね……
Yurine(0)ゆりね||:……
K5(0)K5||:う、牛頭……+まさか本に書かれてた……
Medusa(3)メデューサ||:ここは……どこなんだろう……+あ! 人間だ!
()||:指揮官を見るや否や、紫髪の少女は、慌てて顔に紙袋をかぶせた。
()指揮官||:ここはグリフィン基地。私はここの指揮官を務めている。+本当は消えちゃった人形たちを召喚しようとしたんだけど、//n間違って君たちを呼んでしまったみたいだ……本当に申し訳ない……
Yurine(4)ゆりね||:消えちゃった人形? それってもしかして……
K5(0)K5||:CZ75とNZ75とP90、そして――
BOSS-8(0)エージェント||:ウロボロスです。
Yurine(0)ゆりね||:やっぱりね……
Minosu(0)ミノス||:邪神ちゃんに付いてたアイツらか?
Medusa(2)メデューサ||:元々はここの世界の人たちだったんですね。
()指揮官||<黑点1>:彼女たちは今、どこにいるの?
Yurine(0)ゆりね||<黑点2>:……そうね。+今は邪神ちゃんといるけど、恐らく心配はないんじゃないかしら。
K5(0)K5||:ゆりねさんがさっき言ってた、二つの世界を繋ぐ扉を//n開けばって話は本当?
Yurine(0)ゆりね||:ええ。かなりのコストはかかるけど、//n一番シンプルな方法だって、午後に読んだ魔導書に書かれていたわ。
Minosu(0)ミノス||:やっぱゆりねちゃんはすげーな!
()指揮官||:それはよかっ――
NPC-Kalin(5)カリーナ<通讯框>||AVG_tele_connect:指揮官! 大変です!
NPC-Kalin(5)指揮官<通讯框>||:どうしたの、カリーナ?
NPC-Kalin(4)カリーナ<通讯框>||:極めて大きな嵐が接近したことで、基地周囲の汚染濃度が上昇!
NPC-Kalin(4)指揮官<通讯框>||:……
NPC-Kalin(4)カリーナ<通讯框>||:それによって、多くのELIDが引き寄せられています……
()指揮官||:わかった、すぐに小隊を手配して向かわせよう。
BOSS-8(0)エージェント||:こんな時に。
Yurine(0)ゆりね||:面倒なことに巻き込まれたようね。
Medusa(2)メデューサ||:ELIDってなに?
K5(0)K5||:えっと、前に映画で見たゾンビとそっくりの……
Yurine(3)ゆりね||:……+ゾンビ?
()||:少女の眼が、興奮で赤く光った。
Yurine(1)ゆりね||<黑屏1>VO_Yurine_LOWMOOD_JP:それなら、ぜひ手伝わせてちょうだい。