()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: ()||70<睁眼>: ()||:ピッ、ピッ、ピッ――――+目を開けると、そこは知らない天井だった。 ()UMP45||:うぅん…… ()???||:あれ……?起きた、起きたぞ!先に様子を見に行ってくる!シーア、みんなに知らせてきて!+おい!45!聞こえるか?僕のこと見えるか? ()UMP45||:デールか……+そんなに叫ばなくても……ちゃんと聞こえてるって。 NPC-Deele(0)デール||BGM_Room:はぁ……これでやっと一安心できるよ……+修理が終わってから丸一日意識が戻らなかったからね。+外で待ってるやつらも、これ以上目が覚めなかったら僕の足をへし折るって脅してたし。 UMP45Mod(0)UMP45||:別に問題ないんでしょ。両手さえ残ってれば仕事には困らないし。+それにしても……随分と大胆な修理をしたようね。どうなってるのこれ? ()||:修理台から体を起こしてから、UMP45にはずっと変な機械音を聞こえていた。+そして自分の右側を見ると、元あった右腕が灰色の機械の腕に取り換えられていた。その腕を動かそうする度に、ガシガシとした機械の音が伝わってくる。 UMP45Mod(0)UMP45||:修理代は気にしなくていいって言ったでしょ?もっといいやつなかったの? NPC-Deele(0)デール||:僕だってこんな型落ちパーツを使いたくないよ。でもお前の規格は特別だから、IOPのパーツでも他のメーカーのパーツでも相性の問題があって使えないんだ。+倉庫にあるパーツを全部引っ張り出してようやく使えそうなフレーム型の腕を見つけたんだ。+そんな見た目でも出力は普通の家庭用人形よりもずっと高いんだぞ。まぁ、何か問題があったらまた専用の新しい腕を作ってやるよ。 UMP45Mod(0)UMP45||:なるほどね。じゃあこのなんか適当に巻いてるテープもそのお仕事の成果ってこと? NPC-Deele(0)デール||:テープだからって舐めないでよ、こいつは宇宙船や宇宙ステーションを救ったことだってあるんだ! UMP45Mod(0)UMP45||:……ここ笑うべきなのかしら? NPC-Deele(0)デール||:ったく、使えるパーツがあっただけでありがたく思えってこと。+違法人形の上に特殊規格なんだから、文句言う前にまずは感謝しろよ。 UMP45Mod(0)UMP45||:じゃあそういうことにして、この外から丸見えになってる配線はまた何なの? NPC-Deele(0)デール||:これもお前に合わせてわざわざ改造したものなんだよ!前世代のガラクタをお前の反応速度についていかせるためには、もっと安定した接続と効率的な排熱機能が必要だったんだ!+それに合わせて、メンタルモジュールの拡張、電子戦用の増幅アンテナの追加、さらにメインストレージ容量、バッテリー容量、通信回線の安定性とかもいろいろと改善したんだぞ! UMP45Mod(0)UMP45||:じゃあ……この目は? NPC-Deele(0)デール||:うっ……替えの眼球がなかったから、とりあえずそのままにしておいた。代わりに十分なセンサーを付けたんだから、そんなに影響はないと思うけど。+と、とにかく、見た目だけじゃ分からないこともあるから、まずは一回自分で使ってみること! UMP45Mod(0)UMP45||:そう、そこまで言うなら私も文句ないわ。 NPC-Deele(0)デール||:え……なんかお前、妙にサッパリしてない? UMP45Mod(0)UMP45||:口で説明されてもよく分からないし、とりあえず試用期間が終わるまでってことで。+もし本当にあなたの言うようにちゃんと高性能だったら、また修理代を支払うわ。 NPC-Deele(0)デール||:ああ!結局そういうことか!修理する前は試用期間のことなんて一言も言ってないよね!万が一死んだらどうするつもりだ! UMP45Mod(0)UMP45||:しないよ……+もう勝手に希望を捨てたりしないし、勝手に死んだりもしない……そう保証するわ。 NPC-Deele(0)デール||:……急になにを?お前、本当にUMP45だよね?+メンタルまで改造した覚えはないんだけど……?まさか……その腕も相性問題があって、メンタルモデルを壊してしまったとか……? UMP9(0)UMP9||BGM_EmptyRunStep:45姉!45姉! NPC-Seele(0)シーア||:あっ!待ってください!今はまだ―― ()||:突然修理ステーションの扉が開けられ、9がデールをそっちのけでUMP45の前に突っ込んできた。+後ろにG11がよろよろと、不安そうな表情で45を覗いている。 UMP9(0)UMP9||BGM_Wake:45姉大丈夫――!? UMP45Mod(0)UMP45||:私なら―― UMP9(0)UMP9||ClothingUp:あああっ!45姉がこんな風に!デール、なんてことをしてくれたの!許さないわよ! NPC-Deele(0)デール||:その腕はただの応急処置だって!僕だってそんな雑な修理したくないよ! UMP45Mod(0)UMP45||:平気よ、9。一応使えそうだし、何とかなると思うわ。 UMP9(0)UMP9||:45姉……+うん、45姉さえ大丈夫なら……それでいい! UMP45Mod(0)UMP45||:悪いわね、心配させてしまって…… NPC-Deele(0)デール||:お前、僕に気を遣うなんて…… G11(2)Gr G11||:45……またあたしたちを捨てるんじゃないかと思った。 UMP45Mod(0)UMP45||:捨てたくても追いついて来るんでしょ、あなたたちなら……+それで、416は? ()||:45は出入口の方を見た。 UMP45Mod(0)UMP45||:いないの? UMP9(0)UMP9||:45姉…… UMP45Mod(0)UMP45||:……+どこへ……行ったの?帰ってきてないの? ()||:そして背後から冷たい声が伝わってきた。 HK416(0)416||:珍しく心配してくれてるのね。 ()||:……UMP45が後ろを向くと、そこに416がいた。 UMP45Mod(0)UMP45||:いつの間に? HK416(0)416||:ずっとここにいたのよ……あんたの最期を見届けるために。 UMP45Mod(0)UMP45||:そりゃ、失望させて悪かったわ。 HK416(0)416||:別にいいわよ。あのまま終わったらつまらないし、今のあんただからこそ頼めることがあるの。 UMP45Mod(0)UMP45||:そう?私に代わって隊長になりたいからわざわざ戻ってきたのかと思ったけど。 HK416(0)416||:人形の上に立って指図したいだけなら、わざわざこんなところに戻る必要もないわよ。私はもう自由なんだから。 UMP45Mod(0)UMP45||:そう。じゃあなんでまたこんなところにいるの? HK416(0)416||:あんたが……必要だから。あんたにできて、私にできないことがあるから。 UMP45Mod(0)UMP45||:おやおや。あの416が自分から助けを求めるなんてね。私が寝ている間に、そのプライドが厳しい現実にズタズタにされちゃったの?それともメンタルが別の誰かにすり替えられちゃった? ()||Rope:416はこっそり拳を握りしめたが、またすぐにこっそり力を抜いた。 HK416(0)416||:私を笑ってもいいから、さっき言ったことは撤回しないわ。 ()||:その言葉を聞いて、45は何も答えなかったが、いつもの狡猾な笑みを顔に浮かべた。 HK416(0)416||:人形でも変わらなくちゃいけない時がある。それも、必ず悪いことじゃないわ。あんたの体のように。 ()||:うっかり少し笑い声を漏れ出した後、45は取り繕うように自分の機械の腕を動かしてみた。 UMP45Mod(0)UMP45||:じゃあ、変わってしまった今の私はどう思う? HK416(0)416||:その新しい腕は意外としっかりしてるように見えるわ。 UMP45Mod(0)UMP45||:人形の性能評価にお世辞があったら、今ので解体室送りで間違いないわね。 HK416(0)416||:本当のこと言ったらまた気を失うかもしれないからよ。 UMP45Mod(0)UMP45||:……手伝って。 ()||:珍しくも笑顔のまま、416は手を伸ばした。 UMP45Mod(0)UMP45||:結局私がいないとね。 ()||ClothingUp:新しい腕でUMP45は416の手を取り、ふらつきながらも地面に立った。そして自分の隊員、パートナー、友達を見て…… UMP45Mod(0)UMP45||:で……何をすればいい、416? HK416(0)416||:あんた、どうやってここへ運ばれてきたのかまだ覚えてる?+私たちはグリフィンの指揮官に色々と助けられたから、なんとか無事ここまで来た。 UMP45Mod(0)UMP45||:覚えてるわ、ちゃんと記憶が残ってる。 HK416(0)416||:あんたたちの撤退を手伝った後、その指揮官は正体不明の敵にさらわれた。 UMP45Mod(0)UMP45||:……と、いうことは? HK416(0)416||:指揮官の位置を割り出してほしい。それをできるのもあんたしかいないわ。+情報収集でも、ハッキングでも、どんな違法な手段を使っても、その位置にたどり着くことができれば…… UMP45Mod(0)UMP45||:うんうん、ちゃんと分かってるんじゃない。でも、「違法」なんて余計なことは言わなくていいわ。+それと、これはそんなに簡単な任務じゃないし、404もただで働くような小隊じゃないしね…… HK416(0)416||:そう来るだろうと思った。あのカリーナっていう後方幕僚のことは覚えてる?+ちょうどにグリフィンに新しいスポンサーが入ったから、報酬に心配はいらないわ。 UMP45Mod(0)UMP45||:それを待ってた――デール、これで修理代も見当がつきそうね。 NPC-Deele(0)デール||:やっぱ金がなかったんだな! UMP45Mod(0)UMP45||:まぁまぁ、任務にだってお金はかかるし、借金したまま死ぬつもりはないわ。+シーア、これはちゃんとグリフィンからの依頼で間違いないわね? NPC-Seele(0)シーア||:はい、すでに確認しました。しかも普段よりも高い見積もりで。+ただ、今回は敵に関する情報は一切ありません、本当に大丈夫なのですか? UMP45Mod(0)UMP45||BGM_Empty:それならなおさら、私たちでやらないとね? ()||GF_Memorial:……UMP45はもう片方の手で拳を作り、腕を伸ばしてきた。周囲にいる仲間たちもこれを見て、すぐその意味を理解した。 UMP9(0)UMP9||:45姉が行くところなら! G11(0)Gr G11||:どうせ他に行くところないし…… HK416(0)416||:もう少しだけ、信じてあげるわ。 ()||:お互いに思いを応えるように、四人は拳を合わさった。 UMP45Mod(0)UMP45||:ちょっとした遠出になるかもしれないけど、みんな準備はいい? UMP9(0)UMP9||:うん!行こう! G11(3)Gr G11||:え……でもその前に少し休んだ方が…… HK416(0)416||:行くわよ、このバカ!このままいても料金を取られるだけよ! G11(3)Gr G11||:け、蹴らないでよ! ()||<黑屏1>:シーアとデールに背を向けたまま、UMP45は手を振った。振り返る必要はない、必ずまた会えると信じているから。 UMP45Mod(0)UMP45||9<黑屏2>:UMP40…… UMP45Mod(0)UMP45||:この事実は受け入れるわ…… UMP45Mod(0)UMP45||:あなたを殺したのは……この私…… UMP45Mod(0)UMP45||:でも、それはもうあなたがいなくなるというわけではない。むしろ、私はあなたがいたことの証明になる…… UMP45Mod(0)UMP45||:あなたは……私の一部となって、この世界に永遠に居続ける。 UMP45Mod(0)UMP45||:だから私はこの世界と和解しなければいけない、自分を受け入れなければいけない。そうすることで、私にとってのあなたは初めて存在の意味を持つようになる…… UMP45Mod(0)UMP45||:そうすることであなたは……本当の意味で私のメンタルから消えなくなる。 UMP45Mod(0)UMP45||:これがあなたの言う変わることなの、UMP40? UMP45Mod(0)UMP45||:多分、今の私はあなたの望んでいた道を歩んでいるのかもしれない。私たちの運命を、変えているのかもしれない。 UMP45Mod(0)UMP45||:だから見ていて、ここから私たちは、変わり始める。 ()||<黑屏1>: