()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: ()落ち着いた男性の声||84<黑屏2>BGM_Room:ジェームズさんの調子はどうかな? ()優しくも物憂げな女性の声||:かなり良くなりました。+以前は突発的な発作が多かったですけれど、//n毎回ドゥシェーヴヌイが落ち着かせてくれるんです。+最近は随分安定してますよ。//nもう暫く経過観察をすれば、退院できるかもしれません。 ()落ち着いた男性の声||:もう一人の看護人形の仕事も順調だ。+私の見立てが甘かったな、見た目が子どもの看護人形は、//n普通の人形より随分と効果があるようだ。 ()優しくも物憂げな女性の声||:彼女らは老人にある種の慰めを与えるのでしょう。+利口で、素直で、察しがいい。+「もし孫がいたら、こんな感じでしょうね」。 ()落ち着いた男性の声||:その分、価格も安くはないがね……+ジェームズさんはエレナまで借りてる。さすがは金持ちと言ったところか。 ()優しくも物憂げな女性の声||:またその話ですか…… ()落ち着いた男性の声||:どうしても解せないんだ。私たちの療養所は安全じゃないと思われてるのか?//nなぜエレナまで借りる必要がある? ()優しくも物憂げな女性の声||:おそらく……ジェームズさんは家を恋しく思っていますが、//n性格柄、一つの場所に留まっていられないのでしょう。+要するに、彼女の外出欲求は、//n私たちの予想を遥かに上回っている、ということです。 ()落ち着いた男性の声||:そうなのか? ()優しくも物憂げな女性の声||:今日も出かけてますよ。 ()落ち着いた男性の声||<黑屏1>BGM_Empty:確かに外出申請を受けてはいるが。どれどれ……+外出人員リスト:アーシェ・ジェームズ、エレナ、ドゥシェーヴヌイ。//n理由……+……写生? KSVK(2)ドゥシェーヴヌイ||162<黑屏2>BGM_Sunshine:アーシェ!見て、一層目はこんな感じでどうかな? KSVK(2);NPC-Oldartist(0)アーシェ||:どんどん上達してるわね、良い子。+今日の太陽は素晴らしいわ。//n澄み渡っていて輝いてる。明暗を捉えやすいはずよ。 DP12(0)エレナ0,-100;NPC-Oldartist(0)||:日光浴は身体にもいいですから、どうぞ楽しんでください。+……失礼します。 DP12(0)0,-100;NPC-Oldartist(0)アーシェ||:野獣のような咆哮が聞こえたわ……+汚染された怪物かしら? DP12(0)エレナ0,-100;NPC-Oldartist(0)||AVG_weapon_reload:はい、でも安心してください。わたしがあなたとドゥシェーヴヌイを守りますから。 DP12(0)0,-100;NPC-Oldartist(0)アーシェ||:行きなさい。彼女は私の最後の家族よ、必ず守るわ。+あなたは……私たちを守ってね。 DP12(0)エレナ0,-100;NPC-Oldartist(0)||:フフ……当然です。これがわたしの仕事ですから。 NPC-Oldartist(0)||:エレナは足早に離れた。 KSVK(2)ドゥシェーヴヌイ;NPC-Oldartist(0)||:エレナは何をしに行ったの? KSVK(2);NPC-Oldartist(0)アーシェ||:暗雲を払いに行ったのよ。 KSVK(2)ドゥシェーヴヌイ;NPC-Oldartist(0)||:暗雲? KSVK(2);NPC-Oldartist(0)アーシェ||:そうよ。 KSVK(2)ドゥシェーヴヌイ;NPC-Oldartist(0)||:暗雲って空の?今日は晴れてるよ? KSVK(2);NPC-Oldartist(0)アーシェ||:悪いものを指してるの。子どもは知らないほうがいいわ。 KSVK(2)ドゥシェーヴヌイ;NPC-Oldartist(0)||:悪いものってことは、エレナがやっつけてくれるんだね! KSVK(2);NPC-Oldartist(0)アーシェ||:エレナが私たちを守ってくれるわ。 KSVK(2)ドゥシェーヴヌイ;NPC-Oldartist(0)||:わたしもアーシェを守るからね。 KSVK(2);NPC-Oldartist(0)アーシェ||:いい子ね。 KSVK(2)ドゥシェーヴヌイ;NPC-Oldartist(0)||:エレナがね、昨日、データベースに連れてってくれたの。+そしたら大昔にね、あなたと同じ名前の歌があったんだよ。 KSVK(2);NPC-Oldartist(0)アーシェ||:優しい歌ではなさそうね。 KSVK(2)ドゥシェーヴヌイ;NPC-Oldartist(0)||:でもアーシェは優しいよ。聴いてみる? KSVK(2);NPC-Oldartist(0)アーシェ||:もちろん…… KSVK(2);DP12(0)エレナ0,-100||:戻りました。 KSVK(2)ドゥシェーヴヌイ||:おかえり、エレナ!お疲れ様! DP12(0)エレナ0,-100||:ジェームズさん、療養院からの新たな通信要請です。//nあなたにすぐ戻るようにと。 DP12(0)0,-100;NPC-Oldartist(0)アーシェ||:誰がこんな老いぼれに電話なんて? DP12(0)エレナ0,-100;NPC-Oldartist(0)||BGM_Empty:市の病院だそうです。あなたの家族の容体が好転し、目が覚めたと…… DP12(0)0,-100;NPC-Oldartist(1)アーシェ||Heartbeat:……ありえないわ……彼らはもう死んでいるもの。+彼らは路上で死んだはずよ……わ……私は……+すぐ戻るわ。早く声を聞かせて! KSVK(2)ドゥシェーヴヌイ;NPC-Oldartist(1)||:で、でも…… KSVK(2);NPC-Oldartist(1)アーシェ||RunStep:でもじゃない!早く私を連れ戻して!今すぐ! KSVK(2)ドゥシェーヴヌイ||<黑屏1>BGM_Sad:……わかった……+あの……+……アーシェ……誕生日おめでとう。 ()落ち着いた男性の声||84<黑屏2>:ジェームズさんはもう去ったよ。 ()優しくも物憂げな女性の声||:急に出て行ってしまうなんて……まだ回復しきってませんのに。 ()落ち着いた男性の声||:家族と会いたいんだろう。+死んだものと思っていた家族が、//n本当は生きていて、しかも彼女に会いたがっている……+たとえ道中で死んだとしても、本望だろうな。 ()優しくも物憂げな女性の声||:そうですね。家族というのはそういうものです。+でも……ドゥシェーヴヌイはどうするんですか?//n彼女、ジェームズさんがいなくなってから、病室でボーッとしてばかりです、まるでフリーズしたみたいに……+見てください。//nわざわざ連れてきたのに、反応がないんです。 ()落ち着いた男性の声||:児童型看護人形はこういうものだ。//n彼女らは人間よりもはるかに純粋で、//n別れの苦しみを受け入れられないんだよ。+たとえターミナルケアに特化した人形でも、定期的に初期化する必要がある。+ドゥシェーヴヌイは初めての仕事だった。//nこの問題を業者にフィードバックして、//n初期化のために一旦送り返す必要があるな。 ()優しくも物憂げな女性の声||:そうするしかなさそうですね…… DP12(0)エレナ0,-100||:待ってください、院長。 DP12(0)0,-100;NPC-Bodyguard2(0)療養院院長||:どうした、エレナ?+任務が終わったのだから、君ももう戻りなさい。 DP12(0)エレナ0,-100;NPC-Bodyguard2(0)||:はい、ですが一つだけ……+ドゥシェーヴヌイを、私に預けてはもらえないでしょうか? DP12(0)0,-100;NPC-Bodyguard2(0)療養院院長||:エレナ、自分が何を言っているのか分かってるのか? DP12(0)エレナ0,-100;NPC-Bodyguard2(0)||:わかっています。+今、わたしの手元には、わたし自身を買える程度の資金があります。//nドゥシェーヴヌイも問題ありません。+もちろん、わたしたちには社会的な身分がありませんので、//nこのまま療養院に置かせて頂けるとありがたいのですが。 DP12(0)0,-100;NPC-Bodyguard2(0)療養院院長||:価格さえ適切であれば、誰が買おうと構わない。+しかし何故そんなことをする?+まさかお前も、家族ごっこがやめられないのか? DP12(0)エレナ0,-100;NPC-Bodyguard2(0)||:ジェームズさんは、あくまでわたしたちのお客様です。//n彼女が無事ここを去ったのなら、わたしの仕事は終わりです。+ですがドゥシェーヴヌイはそうは思っていません……//n彼女はジェームズさんとの時間を宝物のように感じています。//nわたしとジェームズさんを家族だと思っているのです。+彼女を放ってはおけません。//n彼女が幾度となく大事な思い出を忘れ去ってしまうのを、見ていられないのです。 DP12(0)0,-100;NPC-Bodyguard2(0)療養院院長||:人形もそういう考え方をするのか? DP12(0)エレナ0,-100;NPC-Bodyguard2(0)||:わたしたちにとっては、記憶こそが生きている証です。//n我々は無機質な人格プログラムから喜怒哀楽を生み出し、//n出荷時にはできなかった選択をします……+人間は、そうではないのですか? DP12(0)0,-100;NPC-Bodyguard2(0)療養院院長||:人間は一人一人違う個性を持つ。同じ質問を一万人の人間にすれば、//n一万通りの答えが返ってくるだろう。+ドゥシェーヴヌイを連れていくといい、エレナ。 DP12(0)エレナ0,-100;NPC-Bodyguard2(0)||:ありがとうございます。院長。+代金はすでに病院にお支払いいたしました。ご確認ください。 DP12(0)0,-100;NPC-Bodyguard2(0)療養院院長||:多いぞ、いくらか君たちに返そう。 DP12(0)エレナ0,-100;NPC-Bodyguard2(0)||:病院が提示していた価格通り、お支払いしたつもりですよ? DP12(0)0,-100;NPC-Bodyguard2(0)療養院院長||:私だって、彼女を放ってはおけないさ。+これだから、人間に似すぎた人形は好きじゃないんだ……+つい彼女らを、人と同じように扱ってしまう。 DP12(0)エレナ0,-100;NPC-Bodyguard2(0)||:…… DP12(0)0,-100;NPC-Bodyguard2(0)療養院院長||:2人分の支出を1人の人形が稼ぐのは難しい。+これはドゥシェーヴヌイへの報酬だと思ってくれ。彼女も大変な思いをした。 DP12(0)エレナ0,-100||<黑屏1>:ありがとうございます。+では、わたしたちはこれで…… ()||55<黑屏2>BGM_Empty:…… DP12(0)DP-12||BGM_Wake:ドゥシェーヴヌイ。 DP12(0)0,-100;KSVK(0)KSVK||:……エレナ。 DP12(0)DP-12;KSVK(0)||:今はDP-12です。調子はどうですか? DP12(0)0,-100;KSVK(0)KSVK||:お……思い出した。+あの時、吾はアーシェの背中を見て……天地がひっくり返ったようだった。+本当の家族が現れて、アーシェはもう吾を必要としなくなった…… DP12(0)DP-12;KSVK(0)||:違います。 DP12(0)0,-100;KSVK(0)KSVK||:そして、汝が吾を連れて行き……その後は、覚えていない。+吾は汝が羨ましく、汝になりたいと思った……それから……? DP12(0)DP-12;KSVK(0)||:あなたはわたしに連れ戻されたのです、ドゥシェーヴヌイ。+あなたは大きなショックを受け、あの古い歌を歌いながら、//n絵の練習ばかり続けていました……+やがて、あなたはわたしを羨ましがるようになり、//nわたしのようになれば人に必要とされる、//n簡単には捨てられないと考えるようになったのです。 DP12(0)0,-100;KSVK(0)KSVK||:強さは必要だ。+戦いを経験し、より強くなる、身も心も。+これこそ、吾がKSVKになってからの信念であると記憶している…… DP12(0)DP-12;KSVK(0)||:それも、あなたが立ち去る前、残した手紙に書き記していたことですね。 DP12(0)0,-100;KSVK(0)KSVK||:手紙? DP12(0)DP-12;KSVK(0)||:あなたは戦術人形になりたいと言い、わたしはそのままで十分だと言った。+しかしあなたは諦めず、わたしの仕事中に一通の手紙だけ残して、//n行ってしまいました。 DP12(0)0,-100;KSVK(0)KSVK||:汝はグリフィンに吾を探しに来たのか? DP12(0)DP-12;KSVK(0)||:あなたを放っておけなかった、今も昔も。+そして、やっとあなたを見つけた。//nわたしの記憶が続く限り、もうあなたから目を離したりしません。 DP12(0)0,-100;KSVK(0)KSVK||:そうだったのか…… DP12(0)DP-12;KSVK(0)||:もう戻らないと。 DP12(0)0,-100;KSVK(0)KSVK||:帰ろう。+吾もそろそろ…… DP12(0)DP-12;KSVK(0)||:……待ってください、KSVKちゃん。+もう一つだけ、お伝えしたい事が…… DP12(0)0,-100;KSVK(0)KSVK||:なんだ? DP12(0)DP-12;KSVK(0)||:あなたが去る前に、院長から一通の手紙を預かったんです。 DP12(0)0,-100;KSVK(0)KSVK||:…… DP12(0)DP-12;KSVK(0)||:ジェームズさんからです。 DP12(0)0,-100;KSVK(0)KSVK||:…… DP12(0)DP-12;KSVK(0)||:あら、涙をこらえてるんですか? DP12(0)0,-100;KSVK(0)KSVK||:人形は泣いたりしない。 DP12(0)DP-12;KSVK(0)||BGM_Empty<黑屏1>:そうですね。戦術人形にとっては、涙は余計なものですから。+……+読まないんですか、KSVKちゃん。 ()KSVK||9AVG_Rain2<黑屏2>:……雨だ。