()||9<黑屏1>0,10黑屏1>BGM_Empty:
()||55<黑屏2>BGM_Sneak:……夜。+廃れた街角にて。
()||:スチェッキンとOTs-12は、物影に潜伏しつつ周囲を警戒していた。
APS(0)スチェッキン||:見える?2時方向の草むら奥にあるあの柱、あれが奴らのセンサー。//n敵がスキャン範囲に入ると警報を鳴らすの。
APS(0);OTs12(0)OTs-12||:9時方向にもう一つ発見!+このセンサー、奴らの拠点の周りを囲うように設置されてるんだ。
APS(0)スチェッキン;OTs12(0)||:その通り、ちょっと厄介だけどね。//nでも、さっき調べた情報の分析結果によれば……
APS(0);OTs12(0)||:
()||:その時、スチェッキンの手にあった小型の戦術タブレット上に、//n一行、また一行とコードが素早く表示された。+スチェッキンはすぐさま自身のセンサーとタブレットを繋ぎ、//nOTs-12に合図した。
APS(0)スチェッキン;OTs12(0)||:これを繋いで。出発前に、信号偽装装置を用意しといてよかった。+アンタも気付いたでしょ?アタシたちが潜入する拠点は……
APS(0);OTs12(0)||:
()||:OTs-12は真剣な面持ちで頷いた。
APS(0);OTs12(0)OTs-12||:うん、鉄血ね。+てっきりこのエリアの鉄血は一掃したのかと思ってた。//nこの前の襲撃から逃げた残党かな。
APS(0)スチェッキン||<黑点1>:98%……オッケー、これで大丈夫。+スキャナーからのフィードバックによると、//n車庫の後ろに、プロジェクターで偽装したニセモノの岩がある。//n形状からして、奴らの保管施設に間違いないね。+物資箱の信号はそう遠くまで届かない。//nもう少し近づいてスキャンしないと。+アンタは合図を待って、シミュレートした通りの道を進むの。//nアタシがカバーするから。
()||9<黑点2><黑点1>:スチェッキンは声を低く抑えて、OTs-12に命令を下した。+信号を偽装した二人は、鉄血拠点のセンサーを見事に欺き、//n潜入中も敵に遭遇することは無かった。
()||4<黑点2>:OTs-12は車庫の外側までたどり着き、隅に隠れた。//n偽装岩の近くにいたダイナーゲートを、//n電流によるジャミングでシャットダウンさせる。
OTs12(0)OTs-12||AVG_tele_connect:安全よ、ついてきて。
APS(0)スチェッキン<通讯框>||<黑点1>AVG_tele_disconnect:了解。
()||4<黑点2>:二人が合流した時にはすでに、//nOTs-12によって保管施設のスキャンは完了していた。+OTs-12のスキャナーを一瞥したスチェッキンが、表情を微かに変える。
OTs12(0)OTs-12||:コードが一致した。//nわたしたちの紛失した物資は、すべてこの保管施設の中だわ。+スチェッキン、あなたの壮大な計画、良いスタートを切ったみたいね!
APS(0)スチェッキン;OTs12(0)||:なんでそんなに興奮してるのさ?//nいつもは出番が来るまで、一言も喋らないくせに。
APS(0);OTs12(0)OTs-12||:それは今回の……
APS(0)スチェッキン||:まぁいいや、感傷に浸るのは戻ってからにして。//nちゃっちゃとデコードしちゃってよ、後ろはアタシが見てるから。
()||:OTs-12は素早く頷くと、保管施設のデコードを始めた。
()||AVG_tele_connect:(操作音)+(電子音)
()||AVG_amb_wilderness:微かな電波音が風の音に混じる。ふいに、それらに違和感が生じた。
APS(0)スチェッキン||<震屏><闪屏>510闪屏><白屏1>BGM_Empty:待って!
()||183<白屏2><黑屏1>AVG_tinnitus:(激しい電磁音)
()||4<黑屏2>:OTs-12の持つセンサーが突如火花を放ち、岩の付近に煙が立ちこめた。+スチェッキンはその瞬間、OTs-12を自分の背後に移動させた。
()||AVG_weapon_reload:(物音)
()||BGM_Danger:迎撃姿勢を取る二人の正面からは、//n蛍石のように冷たく黄色い瞳が、彼女たちを見据えていた。
APS(0)スチェッキン||:まさか、とっくに気づかれてた!?
BOSS-3(0)ハンター||:本物のハンターは、沈黙を心得ている。+待ちきれずに罠に飛び込んでゆくのは、//nお前たちのように愚かな獲物ぐらいのものだ。
APS(0)スチェッキン||:チッ、たかがダミーの分際で、決め台詞だけは一端じゃない。
()||Gunfight:(銃声)+(銃声)
()||:スチェッキンはそう言い終わらない内に、相手に向かって発砲した。+OTs-12もスチェッキンのペースに合わせながら、ハンターを攻撃する。
APS(0)スチェッキン||:ティス、退くよ!
()||:スチェッキンは怒鳴ったが、//nOTs-12が撤退するそぶりを見せないことに気づいた。+それどころか……OTs-12はハンターを圧制し、//nほんの僅かではあるが、傍らに道を切り開いた。
()||<黑屏1>Explode:(爆発音)
()||1<黑屏2>BGM_Empty:煙が立ち込めると、//nOTs-12はスチェッキンの手を引いて外へと走り出した。+遮蔽物に隠れ、メンタルを通じて素早く作戦プランを構築し始める。
OTs12(0)OTs-12||BGM_NightOPS:スチェッキン、はやく――
()||Select:スチェッキンはOTs-12の腕を振りほどくと、//nマガジンを替えながら彼女を睨んだ。
APS(0)スチェッキン||:どうして?なんで言う通りにしないの!
APS(0);OTs12(0)OTs-12||:この任務、賞金がものすごいの。誰か一人が残らないと……+一緒に逃げるのはリスクが高すぎる。//nスチェッキン、はやく撤退して!わたしがカバーする!+あのハンターはダミーだし、なんとかなると思う。//nそれに、わたしには秘密兵器が……
APS(0);OTs12(0)||:
()||:スチェッキンは、しばし呆気にとられた。
APS(0)スチェッキン;OTs12(0)||:秘密兵器?アンタがアイツに敵うっての?冗談やめてよ!+あれは鉄血の中でも追撃を得意とするエリートダミーだよ!+アンタが残って応戦する?捕まって解体されたいの!?
APS(0);OTs12(0)OTs-12||:でも物資が――!
APS(0)スチェッキン;OTs12(0)||:スキャナーに表示されてたコードを見た。あの物資……+アタシがこの前盗んで、闇市で換金した物資なの、だから……//n任務変更、回収は諦める、速やかに撤退するよ!+帰ったらアタシが弁償するから!
APS(0);OTs12(0)OTs-12||:ダ、ダメだよ……
APS(0)スチェッキン||:ここで死にたいの!?
()||Gunfight:(銃声)
()||BGM_Empty:欠けた壁一枚しかない遮蔽物は、//nハンターの攻撃によって今にも崩れそうだ。+OTs-12は射撃に集中している。//nこれまで見たこともない、真剣な表情だった。
OTs12(0)OTs-12||BGM_Sad:覚えてるか知らないけど、この前の偵察任務でも、//n今みたいに鉄血に包囲されたよね。
()||Gunkill:(銃声)+スチェッキンは黙っている。//nOTs-12は返事を期待していないとばかりに、やや間を置いて続けた。
OTs12(0)OTs-12||:あの時、カバーしてくれたからわたしは助かったけど、//n後続部隊があなたを連れて帰って来た時には、//nあなたの左手は粉々になってた。
APS(0)スチェッキン;OTs12(0)||:そんなの覚えてない。たとえそうだったとしても、//n全員生存ボーナスが目当てだっただけ、アンタのためじゃない。
APS(0);OTs12(0)OTs-12||:分かってる、ボーナスのためなのは分かってる……+でも、わたしにとってはどっちでもいいの。//n結果として、わたしはあなたに助けられた。//nわたし、借りを作ったままにしたくない。
APS(0)スチェッキン;OTs12(0)||:それって重要なの?
OTs12(0)OTs-12||:わたしにとってはね……+同じ仲間として、いつかはお返ししないと……+それに、わたしのメンタルが壊されちゃえば、//nこんなこと気にかける必要もなくなるし、おあいこでしょ?
()||Gunfight:(銃声)+(銃声)
()||:スチェッキンは何も言わずに、//n延々と湧き出てくる雑魚の掃討に専念していた。
OTs12(0)OTs-12||:ごめんね、スチェッキン。//nあなたの壮大な計画を邪魔しちゃったみたい……+もし物資を持ち帰ることができたら、賞金はあなたにあげるわ。+友達に何かしてあげられるチャンスなんて、わたしには滅多にないから……
()||AVG_pistol_finalshot_n:(銃声)
()||:一匹のダイナーゲートが、スチェッキンの足元に倒れた。+スチェッキンはリュックに入っていた//n小型の爆薬をOTs-12の傍に置いた。
APS(0)スチェッキン||:分かった……ならアンタのお望み通り、これでおあいこだ。
()||:OTs-12がなんとかハンターの攻撃を凌いでいる後ろで、//nスチェッキンは隙を見計らい、火力範囲から逃れた。
OTs12(0)OTs-12||<黑屏1>:これでいいの……+これで……