()||9<黑屏1>0,10黑屏1>BGM_Empty:
()M950A||9<黑屏2>:ところが……
()M950A||<黑屏1>:あたしたちはすぐ、軍の追撃部隊に追いつかれてしまった。+そして、絶体絶命のピンチに……
()||70<黑屏2>BGM_Room:……廃棄されたセーフハウスにて。
Thunder50(0)Thunder||:これがあなたがダウンする前の戦闘記録。
Thunder50(0)M950A||:クソッ……!
()||AVG_tele_connect:(センサー音)
Thunder50(0)Thunder||:950、声を抑えて。センサーが反応した、奴らが近くにいる。
Thunder50(0)M950A||:Thunder、あたしをここに置いてって。
Thunder50(0)Thunder||:……+私一人で逃げても、どうせ追い付かれる。//nそれに私たちの最終目的は、指揮官の救援だから。
Thunder50(0)M950A||:あたし……+奴らを撒く方法が思いつかないよ……
()||AVG_tele_connect:(通知音)センサーは軍が近づいていることを示した。
Thunder50(0)Thunder||:……
Thunder50(0)||:Thunderは人差し指を唇に当てた。
Thunder50(0)Thunder||:950、打開策がないわけじゃないんでしょ?
Thunder50(0)M950A||:なにを……
Thunder50(0)Thunder||:分かるよ、何を考えてるか……+策が思いつかないのは、誰も犠牲にしたくないから。
()M950A||<震屏>BGM_Empty:ダメ!
()||:ThunderとM950Aは互いに見つめあった。+短い沈黙の後……
Thunder50(0)Thunder||BGM_Wake:このままじゃすぐに軍に見つかる。+私が彼らを引き付けて、自爆する。
Thunder50(0)||ClothingUp:Thunderはリュックから爆薬を取り出し、体に巻き付けた。
Thunder50(0)M950A||<震屏>:ダメって言ってるでしょ!+この格好で這いつくばって、指揮官のとこに行けって言うの!?
Thunder50(0)Thunder||:そういうつもりだったんでしょ……//n敵を引きつける役目は、私にしか出来ない。+何より……950、私はあなたと指揮官に生きていてほしいから。
Thunder50(0)M950A||:ダメよ……絶対……認めない!
Thunder50(0)Thunder||:私たちが勝てば、次の私がやってくる。+その時、私はまたあなたの友達になれる。
()||:M950Aは背を向けた。
()M950A||:違う、それじゃ別人だよ……
Thunder50(0)Thunder||:……そう言い切れる?
()M950A||:言い切れるよ。
Thunder50(0)Thunder||:一度も私を失ったことなんてないでしょ……
()||:M950Aは振り向いた。
Thunder50(0)M950A||:失ってからじゃ遅いんだよ!+あたしは出会った人全てを大切にしたいの。//nあんたたちとの出会いは、かけがえのないものだから。+あんたたちがいたから、あたしはM950Aとして傍にいられる!
Thunder50(0)Thunder||<黑屏1>:……950、変わったね。
()M950A||9<黑屏2><黑屏1>:そうだよ、あたしは変わった……昔は規則に縛られる自分が大嫌いだった。//n自分の道を見つけられずにいた。+でもあんたたちと出会って分かったんだ……+あたしの運命は、ずっと目の前にあったんだって。//nあたしは、あんたたちと一緒に行きたい……
()M950A||70<黑屏2>:あたし、やっと自分のこと好きになれた!+Thunder、これからもあたしのこと、好きでいてくれる?
Thunder50(0)Thunder||BGM_Empty:うん……たとえ何があっても、私は950が好きだよ。+……+……でもあと30秒しかない。軍に見つかるまでのタイムリミット。+他に策がないなら、行くね。
()M950A||:分かった!
()||:時は刻一刻と過ぎてゆく。セーフハウスの空気は、異様に乾燥していた。
Thunder50(0)Thunder||:……
Thunder50(0)||:Thunderはセーフハウスの入口を見張り、//n無言の視線をM950Aに投げかけた。
()M950A||:軍の突撃小隊は人形と兵士の混合編成だ、奇襲じゃ倒せない。
()||:10秒が過ぎた。
()M950A||:隊を統率しているあの兵士、並みの作戦は通じそうにない……
()||:さらに5秒が過ぎた。
()M950A||:どうしよう……なんか嫌な予感がする。
()||:既に20秒が過ぎ去った。
()M950A||:思いつかない……+でも絶対Thunderを死なせるわけにはいかない。+何か方法は……!
()||:最後の5秒。+M950Aはセーフハウスの中を素早く見回した。そして……
()M950A||:まだ時間はある……まだ……
()||:(金属音)室内に金属音が鳴り響いた。
()M950A||:Thun――
()||AVG_rifle_finalshot_n:(銃声)続く銃声。
Thunder50(0)Thunder||:!
()||:Thunderは糸が切れた操り人形のように地面に倒れた。
()M950A||:Thunder!
()||ClothingUp:M950Aは直ぐにThunderのもとへ這いよった……
()M950A||:うああああああ――
()||AVG_whitenoise:地面に放たれたジャミング装置が、彼女のメンタルに侵入した。+軍が屋内にEMP手榴弾を投擲したのだ。
()M950A||:あたしだ……+あたしが……あたしがThunderを死なせた……+何が30秒よ……戦争は遊びじゃない……//nあたしがもっと早くThunderを逃がしていれば……
()Thunder||:9、50……
()M950A||:Thunder!+まだ意識がある、修復スロットまで連れて行けば……!
()||:M950Aは全身の力を振り絞り、半身でThunderを支えた。+しかし――
()||AVG_rifle_finalshot_n<黑屏1>:(銃声)……M950A は倒れこんだ。
()||<黑屏1><黑屏2>9BGM_Sneak:一人の兵士が部屋に入ってきた。
NPC-Soldier(0)突擊隊長||<黑屏2>70:解体の準備をしろ。
NPC-Soldier(0);NPC-Yegor(3)突擊隊員||:はい。どちらから始めましょう?
NPC-Soldier(0)突擊隊長;NPC-Yegor(3)||:白髪からだ。まず四肢を外し動けないようにする。
NPC-Soldier(0);NPC-Yegor(3)突擊隊員||<黑屏1>:了解。
()||9<黑屏2>BGM_Empty:あたしは自分が嫌いだ。+Thunderは、Thunderの最期は、こうなるはずじゃなかった。+あたしの選択で、彼女たちに少しでも償えていたらいいな。
()||:……
()M950A||:ごめん……Thunder……
()???||:諦めるんですか?
()M950A||:誰……?
()???||:答えてください。諦めるんですか?
()M950A||:……+諦めるわけない!もしチャンスがあれば……
()???||:もしチャンスがあれば?
()M950A||:あいつらをメッタメタのギチョンギチョンにして地の底に埋めて二度とThunderに近づけないようにしてやる!
()???||:了解、強化ベクトルを確認しました。+では、私がお手伝いします。
()||BGM_stage9:M950Aは、自分のデータポートが開くのを感じた。//n沢山のユニットが次々と修復され、書き換えられてゆく。
()M950A||:教えてくれる……?あなたは、誰?
()???||:視覚モジュールの一部を修復しました。今なら目が見えるはずです。
()||:M950Aはなんとか目を開いた。視覚の大部分は未修復だったものの、//n目の前にある小さな姿がはっきりと目に映った。
Fairy_origin(0)原型妖精0,350||:私はグリフィンに属しています。Originと呼んでください。//n今、あなたとはターシャリレベルを通じて対話を行っています。//n気づかれる心配はありません。+私に少し時間をください。あなたの素体の再構築を開始しています。
Fairy_origin(0)M950A0,350||:……人形の体の再構築までできるの?
Fairy_origin(0)原型妖精0,350||:私の能力は修復と再構築です。//nもっとも、研究員たちによれば、私は無能らしいですが。
Fairy_origin(0)M950A0,350||:どうして……?
Fairy_origin(0)原型妖精0,350||:二つの可能性があります。一つ、彼らが間違っていた。//nもう一つは、彼らの優しさです。//n私は後者である可能性が94%とみています。
Fairy_origin(0)M950A|0,350||:なら……あなたはどうしてここに?
Fairy_origin(0)原型妖精0,350||:自分の存在意義を探すため……そのためにこの戦場に来ました。+私、実は、今まで自分が嫌いだったんです。
Fairy_origin(0)M950A0,350||:――!
Fairy_origin(0)原型妖精0,350||<黑屏1>BGM_Empty:私たち、似ているでしょ?
NPC-Soldier(0)突擊隊長||70<黑屏2>:準備が終わったら解体に取り掛かれ。
NPC-Soldier(0);NPC-Yegor(3)突擊隊員||:はい。+……あの、隊長、通信に変な音が混じっています。
NPC-Soldier(0)突擊隊長;NPC-Yegor(3)||:変な音?
NPC-Soldier(0);NPC-Yegor(3)突擊隊員||DJMAX_PlasticMethod:これは……音楽でしょうか?
NPC-Soldier(0);NPC-Yegor(3)伝令兵<通讯框>||AVG_tele_connect:報告します――西北にグリフィンのドローンユニットを確認、こちらへ接近中です。こちらの通信をハッキングしているようです。+熱感知センサーから少量の爆薬を確認。グリフィンの自爆攻撃かと思われます。
NPC-Yegor(3)突擊隊長||<黑屏1>:フン、鉄クズが突っ込んできて何が自殺だ。+総員予備無線に切り替えろ、入口に2人、残りは私と殲滅に向かうぞ。
Fairy_origin(0)原型妖精0,350||9<黑屏2>:間に合ったようですね。あなたが再構築中であることを、//n知られるわけにはいきません。
Fairy_origin(0)M950A0,350||:誰かが奴らを引き付けたの?
Fairy_origin(0)原型妖精0,350||:その通りです。あなたもご存知、とある姉妹とウサ耳の少女です。
Fairy_origin(0)M950A0,350||:セラとニーナたちが……
Fairy_origin(0)原型妖精0,350||:修復完了までもう少しかかります。+私がここへ来たお話を聞いてもらえますか?
Fairy_origin(0)M950A0,350||:うん。
()||:フィルムの封が切られ、回りだした。//n原型妖精の記憶がだんだんとM950Aのメンタルへと入ってゆく。
()原型妖精||<黑屏1>:見える世界が大きくなれば、//n向き合わなくてはいけない選択肢も、また増えます。+ある者は重要な場面で常に選び取ることができます。//n前進か、はたまた後退か。+またある者はその場に立ち竦むだけで、何の選択もできない。//n私はそんな人間が嫌いです。
Fairy_origin(2)原型妖精0,350||<黑屏2>99:ここは……戦場?
()||:原型妖精は廃墟の下に身を隠した。
()||Explode:(爆発音)
()||:爆発音が絶え間なく鳴り響く……人形たちの叫び声が混じっている。
Thunder50(0)Thunder||:950、起きて!
M950A(0)M950A||:……
Fairy_origin(2)原型妖精0,350||:あの人形はジャミングを受けています。私なら修復できるはず。
Thunder50(0)Thunder||:950――!
()||Explode:(爆発音)――再び砲撃が始まった。+M950Aは砲撃による爆発を受け、両足を失った。
Fairy_origin(2)原型妖精0,350||:!
Thunder50(0)Thunder||:堪えて、950!
()||:ThunderはM950Aを背負いあげ、素早く後方へ撤退した。
Fairy_origin(2)原型妖精0,350||:私は彼女たちの戦いをサポートする機械、それなのに何も判断できない……+前進?後退?……ダメです、私には選べません。+私は……自分が嫌いなんです。
()||AVG_rifle_finalshot_nBGM_Empty:(銃声)+一発の流れ弾が原型妖精に命中した。
()原型妖精||:Error:0xc0000225
()||:原型妖精は地面に倒れこんだ。
Fairy_crit(0)激怒妖精0,350||:新人か?戦場でボーッとしてんじゃないよ!
()原型妖精||:Error:0xc0000001
Fairy_crit(0)激怒妖精0,350||:おっと、これは大変だ、プロセッサまでやられちまってる。
FairyTaunt(0)挑発妖精0,350||<黑屏1>:人にかまってる暇があったら、支援の準備を進めてよ。+他の奴は、この哀れなのをさっさと運んでって。
Fairy_origin(2)原型妖精0,350||<黑屏2>22<回忆>:研究員さん、一つ聞いてもいいですか?
()女性研究員||:いいわ、Origin、なにが聞きたいの?
Fairy_origin(2)原型妖精0,350||:何故私を廃棄しないんですか?私には何の能力もありません。//nつまり、何の存在価値もないということです。+私の活動を維持しても、リソースの無駄になるだけなのでは。
()女性研究員||:いいえ、Origin。
()||:女性研究員は腰をかがめ、右手で拳を作り原型妖精の胸にあてた。
Fairy_origin(2)女性研究員0,350||<黑屏1>:存在価値は自分で探すものよ。+私たち人間と同じように、あなたにも自分のすべきことを探してほしいの。
Fairy_origin(1)原型妖精0,350||<黑屏2><关闭蒙版>46:……
DJMAXSUEE(0)うさ耳の妖精0,350||:意識が戻ったの?
Fairy_origin(1)原型妖精0,350||:はい。戦闘記録によると、あなた方にご面倒をおかけしたようです。//nすみません。
DJMAXSUEE(0)うさ耳の妖精0,350||:どうってことないわ、ここまで運んだだけよ。+そういえばあなた、なんだか少し変わったね?
Fairy_origin(1)原型妖精0,350||:自己修復の対価です。気にしないでください。+歌を……聴いているんですか?
DJMAXSUEE(0)うさ耳の妖精0,350||:うん、聴き終わったら前線に行くの。+音楽に興味あるの?
Fairy_origin(1)原型妖精0,350||:いいえ。でも、なぜ歌を聴くのか、教えていただけますか?
DJMAXSUEE(0)うさ耳の妖精0,350||:あなた、変わってるのね。理由なんかないわ。+でも、おそらく楽しい記憶を残したいんじゃないかな。
Fairy_origin(1)原型妖精0,350||:楽しい記憶?
DJMAXSUEE(0)うさ耳の妖精0,350||:うん、敵がもうすぐ来るとしても、まずは思い出を作っておきたくて。
Fairy_origin(1)原型妖精0,350||:それは非合理的です、純粋に時間の浪費じゃないですか。
DJMAXSUEE(0)うさ耳の妖精0,350||:エへへ、もっと非合理的なことだってできちゃうよ――//n例えば、世界の終わりに、二人で街を散歩する、とか。
Fairy_origin(1)原型妖精0,350||:なんですって?
Fairy_origin(1)0,350;DJMAXSUEE(0)0,350||:ウサ耳の銀髪の妖精は、原型妖精にイヤホンを手渡した。
Fairy_origin(1)0,350;DJMAXSUEE(0)うさ耳の妖精0,350||<黑屏1>DJMAX_OnlyForYou:少し聴いてみない?音楽と、それから……自分探しの物語。
()原型妖精||<边框>2边框><黑屏2>144:……+彼女は自分が嫌いで自分を見捨てたと……?+それなのに、何故また立ち上がるのですか?
()うさ耳の妖精||<边框>2边框>:分からない?+どんなに落ち込んでも、信頼できる友達が傍にいたからよ。//nその友達が、彼女を助けたの。
()原型妖精||<边框>2边框>:友人たちが彼女の存在価値を見つけたということですか?
()うさ耳の妖精||<边框>2边框>:それは違うと思うわ。ただ、彼女と一緒に道を探してあげただけ。
()原型妖精||<边框>2边框>:彼女は迷子に?
()うさ耳の妖精||<黑屏1>3黑屏1><边框>2边框>:そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。+でも最後には自分の進むべき道を見つけて、//n自分を受け入れるようになったの。
Fairy_origin(1)原型妖精0,350||<黑屏2>3黑屏2>46<关闭蒙版>:非合理的です。世界が終わる日にすべきこととは思えません。
Fairy_origin(1)0,350;DJMAXSUEE(0)うさ耳の妖精0,350||:でも、良い思い出にはなるでしょ?
Fairy_origin(1)原型妖精0,350;DJMAXSUEE(0)0,350||:それについては肯定します。+私も彼女たちに加わりたくなりました。+この物語、あるいはこの歌のおかげで……+私も、自分で選ぶことができそうです。
Fairy_origin(1)0,350;DJMAXSUEE(0)うさ耳の妖精0,350||:へへ。+もう出発するの?
Fairy_origin(1)原型妖精0,350||<黑屏1>:その通りです。あなた方も彼女たちも、皆自分を満足させようと生きています。+でしたら、私も無意味に生きるより、//n楽しい思い出を残していきたいと思うのです。+よろしければ、手伝って頂けますか?
()M950A||70<黑屏2>:これがあなたの記憶……
()原型妖精||:修復と再構築は終わりました。//nあなたたちのためにチャンスを創る――それが、私の一番残したい思い出です。
()M950A||:ありがとう。
()原型妖精||:立ってみてください。
()M950A||:でも、入口に兵士が2人残ってるよ。
()原型妖精||:あなたの性能はかつての数値をはるかに上回っています。//n私を信じて、立ってみてください。
M950A(8)M950A||:分かった……+わっ!この装備、それに武器も……これ全部あなたが?
()原型妖精||:はい。外観はあなたの記憶を参照しました。
M950A(8)M950A||:あなたはどこにいるの?まずあなたを隠しておかないと。
()原型妖精||:お気になさらず。それより、敵に気を付けてください。
()||Gunfight:(銃声)//n――入口にいた一人の兵士が、M950Aの方向に3連バースト射撃を行った。
M950A(9)||:M950Aは無意識に身体を機械の下に潜り込ませた。
NPC-Soldier(0)||:その時、もう一人の兵士がM950Aの前方の合板まで進み出て、//nEMP手榴弾をバックパックの中から取り出した。
()||:(衝撃音)
NPC-Soldier(0)突擊隊員||:あ――!
()||:M950Aの投げた斧が、板から飛び出していた兵士の手を削いだ。//n手榴弾が地面に落ちる。
M950A(9)M950A||:これがあたしの……反応スピード!?ありがとう、Origin!
M950A(8)M950A||:よし……あいつらにThunderを傷つけさせるもんか。
()||Gunfight:(銃声)+入口の兵士はM950Aへの射撃を続けた。//n機械の周辺で絶えず火花が迸る。
NPC-Soldier(0)||:同時に、兵士はEMP手榴弾を取り出すと、タイミングをうかがい投擲した。
M950A(8)||Explode:M950Aは身を低くし、脚に力をためると、大きな響きとともに……
NPC-Soldier(0)入口を守る軍人||<黑点1>:――!
()||<黑点2>99:M950Aは身体を壁にぶつけて穴をあけ、セーフハウスの外へ脱出した。
M950A(9)||AVG_pistol_finalshot_n:(銃声)
()||<黑点1>:弾はヘルメットを撃砕し、//n兵士は叫び声すら上げることなく、その場に倒れた。
()||<黑点2>70:セーフハウスの中では、手を失った兵士が出血多量により昏倒していた。
M950A(9)M950A||AVG_pistol_finalshot_n:二人とも……倒した。
M950A(8)||:M950Aは地面に倒れていたThunderを抱き起こした。
M950A(8)M950A||:ここを離れよう。+Origin、どこにいるの?
()||AVG_tele_disconnectBGM_Empty:(電流音)+電流音だけが聞こえている。
M950A(8)M950A||:Origin?衝撃を食らったの?
()||:部屋の片隅に、破裂音が響いた。
M950A(8)M950A||:どうしたの?
M950A(8)||AVG_footsteps_woodfloor:M950AはThunderを背負い、音がした場所へ向かった。//nしかし原型妖精の姿は見当たらなかった。
M950A(8)M950A||:Origin?一緒に行こうよ。
()||:すると小さな小さな声が聴こえてきた。+M950Aは声の出所を探した。目線を床の破片の上に落とすと……+その下で発声モジュールが音声を発していた。
M950A(8)M950A||:Origin……?あなたなの?
()原型妖精||:はい……
()||:電流の音は声に反して大きすぎた。
M950A(8)M950A||:……どうしたの?流れ弾のせいじゃなさそうだけど。
()原型妖精||GF_Memorial:これは……対価です。+私の再構築能力は、自分のパーツを置き換えることで発揮されます。
M950A(8)M950A||:そ、そんな!?
()原型妖精||:驚くことはありません。私の能力はとても単純なものです――//n自分を備蓄品としてあなた方を支援する。+自分が生まれた時から、それは分かっていました。
()||:M950Aは原型妖精の記憶の中の、彼女と研究員の会話を思い出した。
M950A(8)M950A||:だからあの研究員はああ言ったんだ……+ひどすぎるよ……こんな対価……
()原型妖精||:人間は……本当に優しいです……私に命令するだけで済むことですのに。
()||:M950Aは目尻が熱くなった。
M950A(8)M950A||:他人の犠牲になるために生まれるなんて……//nそんなの、そんなのおかしいよ!
()原型妖精||:だからこそ、彼女は私に選択させたのです。//nそして、私は後悔していません。+この世界は本当に広くて、//n私はたくさんの素敵な人々や出来事に出会えました。//nですから、もう満足しているのです。
M950A(8)M950A||:Origin……それだけ短い時間しか与えられていないのに。
()原型妖精||:いいんです。もう楽しい思い出は作れましたから。//nあなた方のおかげで、選ぶべき道を見つけることができたのです。+ありがとうございます。今、やっと――//n私は自分を好きになることができました。
M950A(8)M950A||:――!
()原型妖精||:私も、あなた方の友達になれますか?
M950A(8)M950A||:もち――
()||AVG_bigglassbreak:その答えを聴く前に、彼女の残った発声モジュールは亀裂が入り、//n数秒と持たずに粉々になった。
()||ClothingUp:……M950Aは自分の上着を脱いで、その残骸の上へ被せた。
M950A(8)M950A||:もちろん!
M950A(8)||<黑屏1>:彼女は涙を強くぬぐった。+そしてThunderを背負って、セーフハウスを去った……