()||83BGM_Sunshine:グリフィン基地内にて。
指挥官()指揮官||:検査の済んでいない項目はあと二つだけ。+今日なら……
()||:リストの担当者名を見て、私はどよんとした気持ちになった。
指挥官()指揮官||<黑点1>:紅包準備担当はGd DSR-50か……+危険な奴だとは思うけど、チェックにいくだけだし大丈夫だろう。+……どのみち避けては通れないし、さっさと行っておくか。
()||82<黑点2>:グリフィン人形宿舎内にて。
DSR50(0)Gd DSR-50||:あら……いらっしゃい、指揮官……
指挥官()指揮官||:うん、紅包の準備状況を確認しに来たよ。+進捗はどう?
DSR50(0)Gd DSR-50||:関心事は本当に紅包だけ?
指挥官()指揮官||:うーん……他に何か用事あるの?
DSR50(0)Gd DSR-50||:いいえ……+ただ、仕事以外で会いに来てくれてもいいのよ……
指挥官()指揮官||:それは……時間があればね……
DSR50(0)Gd DSR-50||:ええ、いつでもお待ちしているわ。
指挥官()指揮官||:それで、紅包は?
DSR50(0)Gd DSR-50||:包装紙とお金はもう準備完了よ。+あとは、中に詰めるだけ。
指挥官()指揮官||:わかった。+急ぎでお願い、あと数日で春節だからね。
DSR50(0)Gd DSR-50||:指揮官の望み……確かに聞き届けたわ。+ところで、指揮官……一つ、相談事があるのだけれど……
指挥官()指揮官||:どうしたの?
DSR50(0)Gd DSR-50||:紅包の金額って、みんな同じにしなきゃダメかしら?//nランダムにするのはどう?+選択によって……未来が変わるなんて、素敵じゃない……?
指挥官()指揮官||:うーん……それはどうかな……
DSR50(0)Gd DSR-50||:いざ開くまでは金額が分からず……+運によって喜びの度合いを決めるのも、面白いと思わない……?+配る側としても……他人の運命を左右する力を握っていると思うと、この上ない快楽を感じるわ……
指挥官()指揮官||:うーん……それは……+やっぱり……平等に分けるべきだと思う。
DSR50(0)Gd DSR-50||:へぇ?
指挥官()指揮官||:こういう行事は、みんな同じ喜びを分かち合うべきだよ。
DSR50(0)Gd DSR-50||:そう考えるのね……+一度決めたからには……二言はなしよ……+本当にいいのね?
指挥官()指揮官||:問題ない。他に何か思うところがあるの、DSR?
DSR50(0)Gd DSR-50||:いいえ……あなたの考えを優先するわ。+でもね……
指挥官()指揮官||:でも?
DSR50(0)Gd DSR-50||:……いえ。+ただ春節前日の夜に……+あなたと一緒にいられたら、さぞ愉快な時間を過ごせるだろうなぁと。
指挥官()指揮官||<黑点1>:そ、そうだね……ハハ……
()||128<黑点2>BGM_Empty:春節前夜。+年夜飯の前に、人形たちは81式カービンからもらった乗車券を握りしめ、Gd DSR-50のところへ紅包をもらいに向かった。+皆が食卓に着き始めると、入り口付近に座るDSRの周囲は、自然と人気がまばらになり始めた。
指挥官()指揮官||GF_Memorial:こんばんは、DSR。
DSR50(2)Gd DSR-50||:指揮官……紅包を受け取りに?+では乗車券をお願いしますね。
DSR50(2)||:81式カービンからもらった乗車券をDSRに渡した。
DSR50(2)Gd DSR-50||:はい、乗車券は確かに受け取りました。+こちらが紅包になります、よいお年を。
指挥官()指揮官||:ありがとう、DSR。+そうだ、紅包はもう配り終えたかな?
DSR50(2)Gd DSR-50||:あとは、81式カービンさんのだけね。
指挥官()指揮官||:まだ外で忙しくしているんだろうな……+DSR、よかったらそれ、私が渡してくるよ。+そしたら君も早めに夕食がとれるだろうし。
DSR50(2)Gd DSR-50||:けれど、紅包は乗車券と引き換えという決まりになってるのよ?
指挥官()指揮官||:そこは融通を利かせてよ……+最後の一人なんでしょ?
DSR50(2)Gd DSR-50||:融通を利かせたっていいけれど……タダっていうのもね?
指挥官()指揮官||:え?
DSR50(2)Gd DSR-50||:紅包を一つ多く受け取るからには、それ相応の対価を払ってもらわなきゃ、指揮官。+あなたから私への紅包は、どこなのかしら?
指挥官()指揮官||:それは……+私の紅包と交換ってことで、どうかな?
DSR50(2)Gd DSR-50||:そんなごまかし……私の望む答えじゃないわ。
指挥官()指揮官||:なら、なにが望みなの?
DSR50(2)Gd DSR-50||:紅包を準備していないのは構わないの……+今ここで、私の欲望を満たしてくれれば。
指挥官()指揮官||<震屏>:な、何をするつもりだ?
DSR50(2)Gd DSR-50||:安心して、危害を加えるつもりはないわ……+紅包がほしいのなら……私の言うこと、聞いてくれる?
指挥官()指揮官||:……わかったよ。
DSR50(2)||:彼女を満足させられなければ、紅包はもらえないようだ。+心の中でため息をつき、私は大人しくその危なっかしい人形に従った。
DSR50(2)Gd DSR-50||<黑屏1>:じゃ、まず目を閉じて……
()||9:暗闇の中で、私は芳しい香りを鼻にした。+淡くも甘いその匂いは徐々にこちらへ近づき、私の胸は高鳴り始めた。+ややあって、ヒヤッとした滑らかな物体が口に張り付いてきた。
DSR-50()Gd DSR-50||:はい、目を開けていいわ。
()||128<睁眼>:唇に張り付いていたのは紅包だった。+呆然としている私を見て、彼女は紅包を机の上に置き、微笑みかけてきた。
指挥官()指揮官||:これが最後の紅包?
DSR50(2)Gd DSR-50||:違うわ。
DSR50(2)||:DSRはもう一つ紅包袋を取り出し、さっきの紅包の隣に置いた。
DSR50(2)Gd DSR-50||:最後のはこっち。
指挥官()指揮官||:こ……これは一体?
DSR50(2)Gd DSR-50||:ただからかってみただけ。+でもあなたの反応、面白かったわ……
指挥官()指揮官||:……
DSR50(2)Gd DSR-50||:これは私の分よ。……+それじゃ、今からあなたの手で、私にその紅包を渡して。+そしたら……81式カービンの分をあげるわ。
指挥官()指揮官||:君には敵わないよ……
()||:私は紅包袋の角を持ち、両手でそれをDSRに渡した。
指挥官()指揮官||:えーと……よいお年を、DSR。
DSR50(2)Gd DSR-50||:あなたこそ……指揮官。
指挥官()指揮官||:じゃ、私はこれで……+紅包ありがとうね、DSR。
DSR50(2)||:DSRは軽くうなずき、口角にいつもの神秘的な笑みを浮かべた。
DSR50(2)Gd DSR-50||<黑屏1>:どうか楽しい夜を……+もし楽しみ足らなければ……いつでもお待ちしているわ。