()||79BGM_Hello:アニバーサリーパーティー当日。+パーティー会場にて。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||79:おかしいですか? Welrod(2)指揮官||79:いやいや、ただちょっと……意外だなって。 Welrod(2)||79:パーティー会場でウェルロッドが音もなく近づいてきたのには、確かに驚かされた。+だが、彼女だっていつも何も言わずに現れるわけではないので、自分が慣れるとしよう。+私が冒頭でああ言ったのは、今晩のウェルロッドの装いが、20世紀の探偵映画から飛び出してきたかのような凝ったデザインのカッコいいドレスだったからだ。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||79:意外、と言いますと? Welrod(2)指揮官||79:花の付いたドレスを着ている君なんてめったに見れないなって思ってさ。+(いつも通り何の躊躇いもなく軍服を羽織ってはいるけど。) Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||79BGM_Pause:なっ!指揮官、それはあまりに―― Welrod(2)指揮官||79:(やばい、あまりに直接的な言い方だったか……) Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||79:プロ意識に欠けています! Welrod(2)指揮官||79BGM_UnPause:ごめ……え?なにが? Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||79:言うまでもありません。+こうして着飾っていなければ、パーティー会場では浮いてしまうじゃないですか。+そうなったら宝石が危険に晒される可能性もあります、指揮官も私たちが任務を失敗するところが見たいわけではありませんよね? Welrod(2)指揮官||79:違くて、私は……+その……ごめん、ウェルロッド…… Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||79:とにかく、気持ちを仕事に切り替えてください。 Welrod(2)指揮官||79:頑張ります。(どうして私が教育される側に……)+それじゃあ……仕事の話をするけど、何か疑わしいものは見つけた? Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||79:現時点では、指揮官が一番疑わしい人物です。 Welrod(2)指揮官||79:はあ?? Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||79:私の設定から説明するとしましょうか。//n今晩の私は古の伝説である宝石を見て自身の使命と栄誉を取り戻そうとする、意思が強くて高貴で気品があってそれでいて近づきがたいオーラを放つクールな没落貴族のお嬢さん、という設定なんです。 Welrod(2)指揮官||79:そんな細かく決める必要あるの?そんなこと私は命令してないけど…… Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||79:なので他の人からすれば、今のあなたは何とかしてそんな私とお近づきになりたがってるように見えているはずです。+そのうえ、なかなか諦めない面の皮の厚い人だと思われていますよきっと。 Welrod(2)||79:彼女はその設定とやらに従っているのか、確かに今の今まで一度たりとも笑っていない。 Welrod(2)指揮官||79<黑点1>:(なんでまたそんな設定に……そして私にだって心はあるんだよ……?)+えっと、私は他のところを見に行くから、会場はとりあえず君たちに任せた…… ()||9BGM_Empty:……一時間後。 ()||97<黑屏2>:ホテルの廊下にて。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||97<震屏>BGM_Room:どうしてこんなことに! ()||97:避難する人々の波に紛れたウェルロッドとグリズリー、そしてZas M21の三人はIDWとM1873が決闘している隙に宝石を別の場所に移し、廊下の一角に身を隠すことに成功した。+人の目がないことを確認すると、ウェルロッドは声量は抑えながらも怒りの声を上げた。 Grizzly(2)グリズリー||97:しっ!+気を付けてよ、ウェルロッド。//n敵の数はまだ分かっていないんだよ。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ;Grizzly(2)||97:敵?+あれはコルトですよ!//n彼女が敵……なわけありません……+それに数って、まさか彼女のほかにもあのようなことをしているグリフィンの人形がいるということですか? Welrod(2);Grizzly(2)グリズリー||97:いや、そうはいってないけどさ…… Welrod(2);ZastavaM21(4)ZasM210,-100||97:ウェルロッド、あなたはとりあえず落ち着きなさい。//n便宜上、敵と呼んだだけよ。+この場合、「相手」と言い換えてもいいわ。 Welrod(2);Grizzly(2)グリズリー||97:Zas、そう言い換えても大して意味ないと思うけど……+私が思うに、グリフィンの人形なら宝石を盗むなんてことはしないと思う。+きっと何か私たちが知らない理由があるんだよ。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||97:私には理解できませんが……+非道な行いは阻止されなければなりません。//n同じ基地の仲間は、仲間である私たちの手で救ってあげましょう! Welrod(2);ZastavaM21(4)ZasM210,-100||97:ちょっと。私たちはまだ状況を把握できていないのよ?//nいきなり救うの救わないのの話になるのはやめて。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||97:くっ!+どうして暗黒の使者になってしまったのか、本当だったら今すぐにでもコルトの襟を掴んで問いただしたいところなのに…… Grizzly(2)グリズリー||97<黑屏1>5:なら急いだほうがいいね。//nコルトの持ってる服全部に襟が付いてるわけじゃないし。 ???()???||9BGM_Empty:わあっ! 三个人形()三人||9:まっ――! ()||9:突然人影が廊下の中央に映った。+グリズリーはすぐさまウェルロッドとZasの前に立ち、銃を構えながら目の前の影の主を睨みつける。 Grizzly(2)グリズリー||97<黑屏2>2.5Reload:(気を付けて。) EVO3(2)EVO3||97:Ahoy――あなたたちが気にかけなきゃいけないのはウェルロッドじゃなくて、この私じゃない? Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||97:ああ……EVO3!+どうしてあなたまで邪悪の化身に! Welrod(2);ZastavaM21(4)ZasM210,-100||97:……ウェルロッド、あなたはいいから落ち着きなさい。 Welrod(2);Grizzly(2)グリズリー||97:観念したほうがいいよ。//nアンタ一人に対して、こっちは三人いるんだからさ。 Welrod(2);EVO3(2)EVO3||97:ふっ、それもそうね。//n確かにそろばんは合っていないわ――+だからと言っては何だけど、見逃してもらえないかしら? Welrod(2)||97:言うや否や、EVO3が逃走を始めた。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||97:待ちなさい!+それは私が視界に入った犯罪者を逃がすと思っての行動ですか!+グリズリー、Zas、あなた達は宝石を持って依頼人のところへ!彼女を安全に撤退させてあげてください! ()||97<黑屏1>3Gunfight:ウェルロッドはEVO3の逃げた方向へ何発か銃弾を放つと、あとを追いかけていった。 ()||9:この瞬間EVO3が煙の中で笑っていたことに、彼女たちは気づくはずもなかった。 ZastavaM21(4)ZasM210,-100||97<黑屏2>3:ウェルロッドは隊長としては悪くないんだけど、あなたと一緒だとなんだかあなたの助手みたいね。 Grizzly(2)グリズリー||97:……そうだね、お姉ちゃんだと思われてる気がするよ。 ZastavaM21(4)ZasM210,-100||97<黑点1>:明らかに一番年上なのにね…… ()||9<黑点2>:グリズリーとZasは目を合わせくすりと笑うと、ウェルロッドとは逆方向に走り始めた。 ()||9<黑屏1>:……二時間後。 ()||89<黑屏2>GF_Memorial:グリフィン基地にて。 ()||89:ウェルロッドからの返信を受け取ったのは、私がちょうど倉庫付近を通りがかった時だった。//n明るくはないが、入り口から少しだけ光が見える。+私は入り口の前まで行き、ドアの枠をノックした。+ウェルロッドはすぐに立ち上がると、私のほうを向いた。 指挥官()指揮官||89:ごめんね、戻ってくるのが遅れちゃって。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:謝る必要はありません、指揮官。 Welrod(2)指揮官||89:今晩はどうだった? Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:……+聞いたところによれば、宝石は最終的に盗まれてしまったそうです。 Welrod(2)指揮官||89:そう、だから任務は成功だよ。+なのに、ウェルロッドはまだ笑えないのかい? Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:笑えるわけがありませんよ!+指揮官、宝石は盗まれたんです!任務は失敗したんですよ! Welrod(2)指揮官||89:いや、君はよくやってくれたよ…… Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:この私の能力不足が、今回の失敗を招いたのです。 Welrod(2)||89:ウェルロッドの頭はだんだんと下がっていき、前髪が彼女の表情を隠した。 Welrod(2)指揮官||89:ウェルロッド、実は……+宝石はもともと盗ませる予定だったんだ。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:え? Welrod(2)指揮官||89:君に能力がなかったんじゃないよ。+グリズリーに聞いたんだけど、作戦中の君はまるで刑事みたいだったんだってね。+今回の任務、君たちは見事に成功させたんだよ。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:あぁ……そう、なんですね…… Welrod(2)||89:ウェルロッドは少しの間黙りこむと、私に顔を向けた。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:指揮官、私はEVO3たちが正義に背くようなことはしないと信じていました。 Welrod(2)指揮官||89:ふふっ、それは間違いないね。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:すいません、指揮官に私が知るべきでないことまで話させてしまって…… Welrod(2)指揮官||89:いやいや、私は何にも言ってないよ。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:分かっています……光あるところに闇が生まれ、闇あるところに光は生まれる。+だから……闇の中に隠さなければならないこともある、ということですね。 Welrod(2)||89:ウェルロッドの瞳からは迷いや落胆の色は既に消え失せていた。代わりに見えるのはいつもの揺るぎない強い意志だ。 Welrod(2)指揮官||89:うんうん、そういうことだね。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:ですから……ありがとうございました、指揮官。//n私の中でこの件の決着はつきました。 Welrod(2)指揮官||89:はは、礼を言うことじゃないよ。+光とか闇とかは小説に出てきそうな言葉だなって思ったけど。+もし悪を倒すのなら、ウェルロッドより適任な人はいないでしょ? Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:それは……? Welrod(2)指揮官||89:言ってたでしょ、ウェルロッドは正義の使者だってさ。 Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:ですが……他のみんなが言うには、私はただの……確か……+中二病?……だと。 Welrod(2)指揮官||89:そんなことはないよ。//n実力が伴っているんだから、それは中二病なんかじゃなくて、本物の正義の使者だよ! Welrod(2)ウェルロッドMkⅡ||89:……+ふふっ、そうですね!+指揮官のおっしゃる通りです! Welrod(2)||89<黑屏1>:笑い出したウェルロッドを見て、私もようやく安心できた。 ()||9<黑屏1>:それにしても私は何を言っているんだ……+もしZasに聞かれたらきっと笑われるだろう。+だが、それで彼女たちの気持ちが晴れるのであれば私も悪い気はしない。+それにウェルロッドを笑わせられることなんて、滅多にないしね。