()||9<黑屏1>0,109BGM_Empty: MDR(2)MDR||BGM_Danger:そうだ!死だ!死がやってきたのだ!//nもう誰一人逃れることはできない!ははははははっ! SAT8(4)S.A.T.8||:キッ、キャアアアァァァ!! BrenMK(2)ブレン||<黑屏1>:(いくら何でも怖がりすぎだろ……) ()||<黑屏2>88BGM_Empty:……数分後。 SAT8(4)S.A.T.8||BGM_Hello:ちょ、ちょっとまって、メンタルの調整を……+つ、つぎはブレンの番ですよね?//n先に準備をお願いします…… ()||:青ざめた顔で大きく息をしながら、S.A.T.8は地面に落ちていた、赤い粉で汚れている幽霊のマントをじっと見つめていた。 SAT8(4)S.A.T.8||:ふぅ……怖かった…… MDR(2)MDR||:ひっひっひっ…… SAT8(4)S.A.T.8;MDR(2)||:MDR、考えていることはお見通しですよ。+今日のことは絶対、匿名掲示板には投稿しないでください! SAT8(4);MDR(2)MDR||:なんでよ、せっかくあんたのこんな面白いところが見れたのに!+私が思うに、これは間違いなく今日一番伸びるよ! BrenMK(2)ブレン;MDR(2)||:やめておいたほうがいい。+万が一こんなことをしているのが指揮官に知れたら、今週いっぱい掲示板を見る機会さえ奪われかねない。 SAT8(4)S.A.T.8;MDR(2)||:そ、そうですよ!+しかも手伝ってくれたカリーナさんにまで迷惑がかかるんですから! MDR(2)MDR||:ちぇ、これを掲示板にあげないなんて、もったいない……+今日のために、かなり準備してきたのに…… ()||:MDRは携帯を畳んだ。 SAT8(4)S.A.T.8||:ありがとう、ブレンさん。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:大したことではない。//n私自身のためでもある。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:でもブレンさんまで、あまり恐ろしい話はしないでくださいね! BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:怖くない怪談など、意味がないだろう。 BrenMK(2);TAC50(2)TAC50||:そうよ、何事にも初めてはつきものでしょ、S.A.T.8。+それにもう怪談をいくつか聞いてるんだから、慣れてきてるでしょう。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:何回聞こうと、怖いものは怖いんですよ……+……もしかして、皆さんは幽霊とか怖くないのですか? BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:当然だ。//nむしろ戦術人形でありながら、お化けが怖い方がおかしい。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:ですが考えてみてください。//n果てしない迷宮や、終わりの見えない迷路、幽霊やお化けでいっぱいの真っ暗な空間の中に、時々恐ろしい笑い声が響くんですよ!+どの場面をとっても、メンタルをかき乱すには十分ですよ…… BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:そうやって自分で自分を嚇かすな、S.A.T.8。+もしそういうところに入ったら、そのままお化けどもを倒すまでだ。そうすればすべてが正常に戻る。 BrenMK(2);TAC50(2)TAC50||:だけどそれだと面白くないよね……+もし私なら、まずはめいっぱい探険をして、それから迷宮の中の宝を見つけ出し、その後で勝利を勝ち取るよ! BrenMK(2)ブレン;TAC50(2)||:異常な状況に遭遇したら、まずは異常を排除することが最優先だろう…… BrenMK(2);TAC50(2)TAC50||:でも、ハロウィンならその異常を楽しむべきじゃない?+ブレンがこのイベントに参加したのも、普段体験できない刺激を感じたいからじゃないの? BrenMK(2)ブレン||:一緒にするな。+たまたま暇で、怖がりの主催者に数合わせとして連れて来られただけだ。 MDR(2)MDR||:ねぇねぇ、そろそろ本題に戻らない?+こっちはもう怪談スレのまとめが一つ終わりそうなんだけど? SAT8(4)S.A.T.8||:今夜のことは絶対にあげないでくださいよ! MDR(2)MDR||:分かってるって――とにかく、次の話!ブレン、早く話してよ! BrenMK(2)ブレン||BGM_Empty:分かった。では、始めるとしよう。 BrenMK(2)||BGM_Room:ブレンはまだ火の消えていないロウソクを持ち上げた。薄暗い灯火が彼女の揺らめく影を映し出す。 BrenMK(2)ブレン||:これは、とある劇場で起きた話だ…… BrenMK(2)ブレン||<闪屏>1550:……+さっきのはなんだ? TAC50(2)TAC50||:照明の故障かしら? BrenMK(2)ブレン||:まぁいい……元に戻ったみたいだ、続けるぞ。+劇の上演がない日に、何故か広いホールから毎晩のように奇妙な音が聞こえたんだ。+支配人はずっと音の出処を探していたが、一向に見つかる事はなかった。+ある日、劇場の改装で壁に穴を開けるまでは…… BrenMK(2)ブレン||<白屏1>:その劇場の老化した壁の中からは、なんと―― ()||<白屏2>BGM_Empty9:……+この瞬間、大量のデータがブレンのメンタルモデルになだれ込み、思考を中断させた。+そして…… ブレン()||<白屏1>:ここは…… ()||BGM_Brain96<白屏2>:さっきまでの倉庫は消え失せ、ブレンの目の前には、巨大で華麗な劇場が現れた。+空っぽの劇場の中は誰もいなかった。ただ一人を除いて…… ???()||:しくしく…… BrenMK(2)ブレン||:この声は……S.A.T.8か? ()||:ブレンは声の元を辿って、座席の間で蹲っているS.A.T.8を発見した。 SAT8(4)S.A.T.8||:ううう……どうなってるんですかぁ!どこなんですか、ここは!+みんな……どうしてこんなことに――!! BrenMK(2)ブレン||:S.A.T.8!落ち着け!+ブレンだ、いま隣にいる! SAT8(4)S.A.T.8<||<黑点1>:ブレン……さん?よかった……+ごめんなさい、ちょっと取り乱していました。少しメンタルの整理を…… ()||<黑点2>:……数分後。 BrenMK(2)ブレン||:つまり、いま私たちはセカンダリレベルにある未知のデータベースの中にいるということか? BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:はい、理論上はそのはずです。+そして他の皆さんも同じく巻き込まれたと思われます。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:さっさとここから離れないとな。+他のみんなの位置は分かるか、S.A.T.8? BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:ワタシにできるのはこの空間にいるかどうかを探知するだけで……具体的な位置までは特定できません。+はぁ、専用の電子戦モジュールがあれば良かったんですけど。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:普段使わない物を搭載しても仕方がない。+そうと分かれば、今は出口を探すことに専念しよう。//n一緒に巻き込まれてきた奴らも特別に心配するほどやわじゃない。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:はい…… BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:S.A.T.8、顔色が悪いぞ。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:だってここの空間、全くの未知ですし……+それに、なんだか近くによくないものがいる気がして…… BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:よくないもの? BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:もしかしたら電子幽霊的な何かだったりして…… BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:はぁ? BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:今日はハロウィンなんですよ。//nこんなおかしな事件が起きても可笑しくありません。+ワタシたちは人形だから人間の幽霊に遭うことはなくても、特別に用意された電子幽霊とかなら…… BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:この期に及んでそんなことを考えていたのか……+お前のメモリーは全部そういうおかしなことを考えるためにあるのか? BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:えーと……それは…… BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:出口を探すことに専念するぞ。//nもし本当にお前の言う「電子幽霊」に遭ったら、その時はその時だ。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||<黑点1>:はい、分かっています……では行きましょうか。 ()||<黑点2>BGM_Empty97:二人は一緒に劇場のホールから出て、暗い廊下の中を歩いていた。 SAT8(4)S.A.T.8||BGM_Room:お、大きな劇場ですね。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:そうだな。+(それにしても、なぜ劇場なんだ……) BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||<震屏>:……キャッ! BrenMK(2);SAT8(4)||:転びそうになるS.A.T.8を、ブレンは腕を掴んで支えた。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:大丈夫か? BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:大丈夫です……かぼちゃの飾りに躓いてしまっただけです。+こんなことならたくさん持って来るんじゃありませんでした……+まぁ、まさかこうなるとは誰も予想できなかったでしょうけど、ははは…… BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:お前……本当に大丈夫なのか?+グリフィンのエリート人形なら、こんな状況に直面しても冷静でいるべきだろう。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||<黑点1>:ごめんなさい、迷惑をかけてしまって……何とか落ち着きますので。 SAT8(4)S.A.T.8||<黑点2>:にしてもこの廊下、長いですねぇ…… BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:(劇場だと……) BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:ブレンさん?聞いてますか?+前の方に何か…… BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:(外で劇場の話をしていた時に感じた違和感とは……)+(まさか……) BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:ブレンさん! BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:ああ…… BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:ブレンさん、大丈夫ですか?//nさっきからボーっとしていましたよ…… BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:大丈夫、少し考え事をしてただけだ。+私たちがここにいるのは、どうやら私に起因しているようだ…… BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||<黑点1>:え? ()||<黑点2>:……ブレンはS.A.T.8に自分の考えを話した。 SAT8(4)S.A.T.8||:確かに、その可能性もありますね。+或いは、ブレンさんの怪談で何らかの心霊現象が起きたのかもしれません。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:……そうなると、これはむしろ私の責任だな。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:いえ、こんな誰にも予測できないことに責任だなんて。+ブレンさんはただ「きっかけ」となった怪談をしただけに過ぎません。+これは、この状況を引き起こすきっかけを作った、ワタシたち皆の落ち度です。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:この件においては全員が加害者、ということか。//nであれば、私にも責任の一端がある事に変わりはない…… BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:…… BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:S.A.T.8? BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||<黑屏1>:責任の話は後にしましょう。//nなにやらヤバそうなものがすでそこまで来ています! ()||<黑屏1>BGM_Empty9:……+S.A.T.8のかぼちゃ攻撃によって、二人を取り囲む電子幽霊は追い払われた。+その後、安寧を取り戻した電子空間の出口を、二人は探し当てた。 SAT8(4)S.A.T.8||<黑屏2>72:よし、これでもうすぐ出れますよ!+ブレンさん、ちょっと待ってください……こっちでまだやることがありますので。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:平気だ、ゆっくりやってくれ。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||BGM_Moon:ブレンさん、何か気になることでもあるんですか? BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:いや、さっきはお前のおかげだったなって。//nじゃないと私たち二人ともあそこから抜け出せなくなっていた。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:同じ基地の仲間ですからね、これぐらい全然大したことではありませんよ。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:その、今まで少し態度が悪くて、本当にすまなかった。+もし私がもっと早く気づいていれば…… BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:ふふ、ブレンさんったら、そういうところ本当に真面目ですよね。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:どういうことだ? BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:ワタシからしたら、本当は「責任」とかそんな重い話とかではないんですよ。+別に任務ではありませんし、ワタシたちはもともと、楽しむために集まって怪談をしてたのでしょう? BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:…… BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:だからTAC-50さんのように、今日という日を楽しみましょう。+そういえば、TAC-50さんは今きっと一番楽しんでいるでしょうね…… BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:……もしかしたら、それが私とお前らエリート人形との差なのかもしれないな。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:エリート人形とかそんなの関係ないですよ。ブレンさんはただずっと緊張していただけです。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:ずっと、緊張していた? BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:そうですよ、「訓練場の覇者」ってあだ名もグリフィンでは有名ですし。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:なんだそのあだ名は…… BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:とにかく!休むべき時はちゃんと休まなけれいけません!休むことも強くなるための一環ですよ!+――もし指揮官だったら、きっとこう言うでしょう。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:ちゃんと休む、か……それも悪くないな。+なら、ちょうどこんなバーチャルお化け屋敷みたいなところにいるわけだから、戦術人形としてこのわざわざ用意してくれたアトラクションをちゃんと楽しむべきだろう。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:あはは……ワタシには少し刺激が強すぎるかもしれませんけど……ハロウィンってのはこういうものですよね? BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:よし、なら今からでも引き返して、もっと冒険を楽しもうか。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||<震屏>:ええ?! BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:……いや、やはり今度にするか。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||:ふぅ……こんな時に驚かさないでくださいよ、ブレンさん。 BrenMK(2)ブレン;SAT8(4)||:その話も次へ持ち越しだ。+さて、出るか……//nじゃないと他のみんなの怪談を聞き逃すぞ。 BrenMK(2);SAT8(4)S.A.T.8||<白屏1>0,0.5:ええ!では行きましょう―― ()||<白屏2>9:……+…………+というわけで、私たちはなぜかこんな奇妙な夜を過ごした。+S.A.T.8は結局全員の怪談に震え上がっていた。//nTAC-50の言う「お試し」療法も必ず効くというわけではなさそうだ。+今日のグリフィンも相変わらず、騒がしくて危機感のないやつらがたくさんいる……しかし、これも悪くないか。 ブレン()||<黑屏1>:少なくとも今夜、私はさらに強くなる方法を知った……これも一つの収穫なのだろう。