()||81GF_Memorial:クリスマスのダンスパーティーは深夜まで続いた。+遊び疲れた人形たちは三々五々に会場を去って行き、僅かに元気が残っている人形たちが残っておしゃべりをしていた。+今日は一日中準備に追われていたし、アルコールが回ってきたせいで疲れがどっと出てきた。 指挥官()指揮官||:そろそろ戻って寝ようかな。 ()||:起き上がってパーティー会場の外へ向かう。+表に出ようとしたその時、窓辺に座って一人酒をしている人形を見つけた。 指挥官()指揮官||:SVD?//nこんなところにいたんだね。+ずっと見かけなかったから、来てないのかと思ったよ。 SVD(2)SVD||:……指揮官、まだいたのか。+早く寝ないと、明日、緊急の任務が入ったらどうする? 指挥官()指揮官||:ハハ、今日はクリスマスだからね。+それより、さっきまでどこにいたの? SVD(2)SVD||:もちろんパトロールさ。+お祭りだからって気を抜くと、簡単に敵にやられてしまうからな。 指挥官()指揮官||:……パトロールか。+君らしいね。 SVD(2)||:しかし、そう言いながらも、SVDはしっかりクリスマスの装いに身を包んでいた。//n本当にパトロールなのかな。+でも今は……突っ込まないでおこう……。 指挥官()指揮官||:何を飲んでるの?+調達した物資リストには、そんな酒なかった気がするけど。 SVD(2)||:SVDは茶色の液体が半分入った瓶を誇らしげに差し出し、見せてくれた。 SVD(2)SVD||:本場のクワスだ。//nモシンナガンが苦労して手に入れてきたんだぞ。+今日は特別だ、飲ませてやる。 SVD(2)||:SVDはクワスを注いだグラスを私によこした。 指挥官()指揮官||:うっ……ゲホッ……+酸っぱ!//nそれに、この熟成された味わい……//nこれまで飲んだクワスと違う。 SVD(2)SVD||:あんたがいつも飲んでいるやつは、しょせんお子ちゃま向けの甘いジュースなのさ。+本場の味を覚えてくれよ、指揮官……+それにしても、この時期にクリスマスを祝うというのは、まったくおかしなことだな。 指挥官()指揮官||:まあ……ほとんどの人形は西暦の方が慣れてるからね。+君には申し訳ないけど、みんなに合わせてもらえないかな? SVD(2)SVD||:まあいい。//n休日は休日さ、どんな日に取ったって一緒だ。 SVD(2)||:SVDの瓶が空になりそうなタイミングで、私はテーブルから適当に残ったワインボトルを持ってきて、彼女の向かいに座った。 SVD(2)SVD||:指揮官……私と勝負するつもりか? 指挥官()指揮官||:とんでもないよ。//n君たち、あっち側の人形はかなり強いと聞いているしね。 SVD(2)SVD||:なあ、指揮官よぉ。//n何を聞いたか知らないが、私たちは別にアル中ってわけじゃないからな。+いくら飲んでも全然平気なのは確かだが……+とにかく、酒を飲んだところで特に影響は出ないのさ。//n少なくとも私の作戦能力にはな。覚えておけよ。 指挥官()指揮官||:はいはい、覚えておきますとも。 SVD(2)SVD||:それで、勝負をしないのなら、一体なぜここにいるんだ。 指挥官()指揮官||:一人で飲んでたってつまらないでしょ? SVD(2)SVD||:付き合えと頼んだ覚えはないぞ。 SVD(2)||:SVDはやや俯きながら、小声でつぶやいた。 SVD(2)SVD||:ったく……誰にも見せたくなかったのに、一番いやなのが来ちゃったよ…… 指挥官()指揮官||:SVD、何か言ったか? SVD(2)SVD||:いや……。+指揮官には早く寝てもらおうと思ったが、クリスマスだし、まあ少しぐらいいいかなって。 SVD(2)||:SVDは再び手に持ったグラスを満たした。 SVD(2)SVD||:ならば、ここにある酒を二人で片づけてしまおう。+うまい酒を無駄にしたらバチが当たるからな。 指挥官()指揮官||:その通りだよ、SVD。 SVD(2)||:私は笑って、自分のグラスにも酒を満杯まで注いだ。+SVDが窓の外に視線をやる。+造雪機がまだ動いているのか、窓外の広場は雪に覆われていた。 SVD(2)SVD||:一つ聞くが、これも指揮官の思いつきか? 指挥官()指揮官||:そうだよ。//n古物市場で見つけたの、すごいでしょ。 SVD(2)SVD||:なかなかの思いつきだな、称賛に値する。+クリスマスの夜に、雪がないというのは物寂しいからな。 SVD(2)||:SVDが私に向かってグラスを上げた。 SVD(2)SVD||:メリークリスマス、指揮官。 指挥官()指揮官||<黑屏1>:メリークリスマス、SVD。 ()||9<黑屏1>:カチンという心地よい響きの中、私はSVDとイブにおける最後のひとときを過ごした。