()||83BGM_Sunshine:クリスマスイブのイベントが間もなく始まろうとしており、一部の待ちきれない人形たちは、既にツリーのある広場に集まってきていた。+イベントの最初で、サンタに扮したスプリングフィールドが人形たちにプレゼントを配ることになっている。+古い記載によると、プレゼントは夜中にこっそり枕元に置くものらしいが、人形たちにしてみると、とにかく早ければ早いほど嬉しいものらしい。+もちろん、あの子たちがハメを外さないよう、何らかの策も考えておく必要はある。+サンタをどう守ろうかと考えていたとき、突然、目の前にドラム缶が落ちてきた。 指挥官()指揮官||<震屏>:うわっ! ???()???||:誰か下にいるのか?+し、指揮官?!//n申し訳ない、当たったか? 指挥官()指揮官||:だ、大丈夫だよ……+君は……? NTW20(2)???||:私だ、NTW-20だよ。+なんだ、ちょっと変装したぐらいで分からなくなったか? NTW20(2)||:よく見てみると、上からこちらを覗いているのはNTWで間違いなかった。//n頭から伸びた2本の枝のようなものは、トナカイの角を模したものらしい。 NTW20(2)指揮官||:NTWか……上で何をしているの? NTW20(2)NTW-20||:イベントに向けての準備さ。+指揮官、上に来てみるか?//nハシゴなら倉庫の裏にあるぞ。 NTW20(2)指揮官||:うん、すぐ行くよ。 ()||:倉庫の屋上に上がると、NTWが屋上に置かれた備品の位置を調整していた。 NTW20(2)NTW-20||:さっきはすまなかったな、指揮官。+下に人がいるとは思わなかったんだ…… NTW20(2)指揮官||:いいよいいよ。+この時間はいつもならオフィスにいるんだけど、ちょっと外出する用事ができちゃって……+それにしてもNTW、何の準備をしているの? NTW20(2)NTW-20||:イベントが始まったら、ここから狙撃を行うんだ。+ただ、それにしても散らかりすぎているから、狙撃のためのスペースを確保しようと思って。 NTW20(2)指揮官||:なるほど……もしかしてスプリングフィールドが言っていた「助っ人」って君のこと? NTW20(2)NTW-20||:そうさ。 NTW20(2)||:NTWは頭上の角を指差した。 NTW20(2)NTW-20||:スプリングフィールドによると、人類の習わしでは、サンタさんにはトナカイが必要だそうだ。//nだからこんな格好をしているわけだが、おかしいか? NTW20(2)指揮官||:あはは、おかしくなんてないよ。+クリスマスらしい格好だし、君によく似合ってるよ。 NTW20(2)NTW-20||:……スナイパーとして、獲物に扮するのに抵抗はあるが……+指揮官がそう言うのなら……まぁいいか。+とにかく、今日の狩りは面白くなりそうだ。 NTW20(2)指揮官||:狩りが好きなのはよく分かったけど……今日はちゃんと手加減してよ。+一番の目的は、サンタのプレゼントがみんなに行き渡ることなんだから。+プレゼントを受け取れない人が発生すると、サンタも悲しむだろうからさ。 NTW20(2)NTW-20||:分かってるよ、指揮官。+本日の狩猟ターゲットは心得ている。+イベントをぶち壊そうとする陰謀や、プレゼントを独占しようとする貪欲な心に、私の弾をぶち込んでやるのさ! NTW20(2)指揮官||:なら安心だよ。+そうだ。//nNTWはクリスマスプレゼントに何が欲しい? NTW20(2)NTW-20||:え?//nトナカイにもプレゼントがあるのか? NTW20(2)指揮官||:そりゃそうだよ。//nクリスマスは基地のみんなに平等に訪れるからね。 NTW20(2)||:NTWは眉を少しひそめながら考えていた。 NTW20(2)NTW-20||:欲しいものはない。 NTW20(2)指揮官||:なら……叶えたい願いとかは? NTW20(2)NTW-20||:どうしても言えというなら……雪が見てみたい。 NTW20(2)指揮官||:雪? NTW20(2)NTW-20||:そう、雪だ。//n故郷では雪は降らないんでね。+荒涼とした砂漠にも、鬱蒼としたジャングルにも行ったことはあるが、雪は見たことがないんだ。+雪景色ってきれいなんだってな。//n見てみたいな…… NTW20(2)指揮官||:そうだね。//nクリスマスに雪が降れば、それはそれは素晴らしい景色になるよ。 NTW20(2)NTW-20||:ただ、それも言ってみてるだけだ。+……どんなに願ったって、天候が簡単に変わることなんてないしな。 NTW20(2)指揮官||:それはどうだろう。+クリスマスというのは、みんなの願いを叶えてくれる日だからね。 NTW20(2)NTW-20||:はいはい、分かったよ。+あまり子ども扱いしないでくれ。+……でも、指揮官とこんな話ができただけでも嬉しいよ。 NTW20(2)指揮官||<黑屏1>:そろそろ時間だし、もう邪魔しないでおくよ。+でもね……クリスマスプレゼントについては、期待してもいいと思うよ。 ()||9BGM_Empty:クリスマスイベントを計画していたときから、ここ数日の天気予報をチェックしていた。+今日は快晴だけど、ムードを盛り上げるために、ちょっとした仕掛けを用意してある。+もちろん、彼女たちの願いを叶えてあげるためだ。 ()||83<黑屏2>GF_Memorial:広場での騒動が収まった後も、NTW-20はすぐに会場には戻らなかった。+屋上に座り込み、夜空に輝く星たちを見上げていた。 NTW-20()NTW-20||:こんな晴れた夜に……雪なんて降るわけないだろう。 NTW20(2)||ClothingUp<震屏>:NTW-20は屋上から地上へ飛び降りると、パーティー会場に向かった。+そのとき、広場の片隅から何やらモーターの回転音が聞こえてきた。//n彼女はツリーの横で足を止めた。 NTW20(2)NTW-20||:……なんだ?//n何かの機械が作動してるのか? ()||:NTWはきょろきょろしながら音のもとを探した。//nすると、ひとひらの雪がふわりと彼女の肩に落ちてきた。 NTW20(2)NTW-20||:冷たっ!……これは……雪? ()||:彼女は空から舞い落ちる雪片を両手に受けて、手のひらでゆっくりと溶けていく様子を驚くように見つめていた。 指挥官()指揮官||:クリスマスはすべての願いを叶えるくれる日だって、言ったでしょ? ()||:造雪機はしっかりと作動してくれた。+修理に2日間もかかりなかなか苦労したけど、NTWの表情を見ていると、その甲斐もあったように思える。+こっちを振り返ったNTW-20の顔には、満足げな笑みが浮かんでいた。 NTW20(2)NTW-20||<黑屏1>:指揮官……+今なら信じるよ、この世にサンタがいるってね。