()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: ()||97<黑屏2>BGM_Hello:……ハロウィン前夜。 97typeS(2)97式散0,150||:人材募集、人材募集!//n何年に一度か分からない肝試し大会がもうすぐ始まるよ!+警備に志願してくれる人はいない!? MAB38(0)M38;97typeS(2)0,150||:あの……参加者側にエントリーしたいんですけど。 MAB38(0);97typeS(2)97式散0,150||:あー、そっちはもう定員なんだよね!+警備も楽しいよ。誰々と誰々の筆舌しがたい光景を目撃できたりとか!+どう?今回は警備をやってみない? MAB38(0)M38;97typeS(2)0,150||:……け、結構です、絶対にムリなので…… MAB38(0);97typeS(2)97式散0,150||:やってみないと分かんないよ。 97typeS(2)97式散0,150||:って、もう行っちゃってるし…… CETME556(0)Model L;97typeS(2)0,150||:……+人を募集してるんですか? CETME556(0);97typeS(2)97式散0,150||:おっ?可愛いModel Lじゃん!+ごめんね、参加者側もお化け側ももう定員なんだ。 CETME556(0)Model L;97typeS(2)0,150||:警備が要るんじゃないんですか? CETME556(0);97typeS(2)97式散0,150||:え?警備に志願してくれるの?+本当にいいの?いつも遊びたがりなのに。 CETME556(0)Model L;97typeS(2)0,150||:あなた方の前で遊びたがるようなそぶりなんてしてませんけど…… CETME556(0);97typeS(2)97式散0,150||:へへ、つまり普段は遊びたがってるんだ? CETME556(0)Model L;97typeS(2)0,150||:いいえ、任務と命令以外に興味などありません。 CETME556(0);97typeS(2)97式散0,150||:え……うん?+あんた、なんか変じゃない?! CETME556(0)Model L;97typeS(2)0,150||:どういう意味ですか? CETME556(0);97typeS(2)97式散0,150||:そうだなぁ…… 97typeS(2)0,150||:ホークは体を傾けて暫し考えた…… 97typeS(2)97式散0,150||:いつもなら、『に、任務がないなら……少し遊んでもいいですよね!』って//n答えてるはずなんだけど。 CETME556(0)Model L;97typeS(2)0,150||:……変なのはあなたです。 CETME556(0);97typeS(2)97式散0,150||:ハイハイ、この間の遠征で疲れてるのかもな。+警備の仕事内容と担当場所は、今送ったから。 CETME556(0)Model L;97typeS(2)0,150||:確認しました。 97typeS(2)97式散0,150||:じゃ、またあとで。 CETME556(0)Model L||<黑屏1>:はい、またあとで。 ()||<黑屏1><黑屏2>9:数日後…… ()||1<黑屏2>:ハロウィンの肝試し大会当日。 MG3(4)MG3||:おっ、あたいのパートナーはModel Lか。+もう戻ってたんだな。 CETME556(0)Model L;MG3(4)||:あなたは……MG3……? CETME556(0);MG3(4)MG3||:はは、この格好じゃわかりにくいか? CETME556(0)Model L;MG3(4)||:そうですね、識別信号がなければちょっと…… CETME556(0);MG3(4)MG3||:おいおい!識別信号以外に特徴はないのかよ? CETME556(0)Model L;MG3(4)||:いつもの服装で来ればよかったじゃないですか? CETME556(0);MG3(4)MG3||:せっかくのハロウィンだし、たまにはこういうのも悪くないだろ。 CETME556(0)Model L;MG3(4)||:遊びに来てるんじゃないんですよ、周囲の警戒を。 CETME556(0);MG3(4)MG3||:へいへい、ま、そりゃそうだけどよ…… MG3(4)||:MG3は大きく伸びをした。 MG3(4)MG3||<黑点1>BGM_Empty:別に何も起きてな―― MP40(0)MP40||BGM_Sneak<黑点2><黑点1>:うぅ……まさか……そんな! MG3(4)MG3||<黑点2>:おい!Model L、今の聞こえたか? CETME556(0)Model L;MG3(4)||:はい、今分析しています……結果が出ました、MP40の信号です。+座標を割り出しました、ついてきてください! MG3(4)||<黑屏1>:MG3は頷くと、Model Lと共にMP40のもとへと向かった。 MP40(0)MP40||<黑屏2>:う……う…… MG3(4)MG3;MP40(0)||:大丈夫か?何があった? MG3(4);MP40(0)MP40||:大事な……大事なキャンディを奪われてしまったんです! CETME556(0)Model L;MP40(0)||:犯人は人形ですか? CETME556(0);MP40(0)MP40||:よく見えなくて……でも大きな帽子を被ってました! MG3(4)MG3;MP40(0)||:ハァ、手掛かりになりそうにねえな。+帽子を被ってる人形なんざ、あちこちにいる。 MG3(4);MP40(0)MP40||:どうかお願いします……あれは、し、指揮官から頂いたものなんです。 MG3(4)MG3;MP40(0)||:どうりで。いきなりキャンディ好きになるなんて、おかしいと思ったぜ…… MP40(0)MP40||:うぅぅ…… CETME556(0)||BGM_Empty:その時、傍で調査していたModel Lが突然溜息をついた。 CETME556(0)Model L||m_avg_casual:MG3、今すぐこの座標へ向かってください。+FNCを……縛り上げるのです。 MG3(4)MG3||:あん?+手掛かりがないからって、適当な奴をしょっぴくわけにはいかねぇよ。 CETME556(0)||:Model Lは地面からチョコレートの包み紙を拾い、MG3に見せた。 CETME556(0);MG3(4)MG3||:こ……これは…… CETME556(0)Model L;MG3(4)||:FNCがいつも食べてるチョコレートの包み紙です。+シラを切るようなら、指揮官さまに渡して、//n包み紙についた唾液を検査してもらいましょう。 CETME556(0);MG3(4)MG3||:そういうことなら。 MG3(4)MG3||<黑屏1>:いいぜ!いっちょ捕まえてくる! ()||<黑屏1><黑屏2>9:一時間もしない内に、MG3はFNCを捕まえて、//nキャンディをMP40に返した。+その後もModel LとMG3の二人は、数々のトラブルを解決して回った。 MG3(4)MG3||<黑屏2>2:……ハァ、ハァ……結構走ったし、ちょっと休憩しようぜ、これじゃ息が続かない。 CETME556(0)Model L;MG3(4)||:ええ……わたしも少し疲れました。 CETME556(0);MG3(4)MG3||:ハハ、Model Lがパートナーでよかったぜ、相変わらず頼もしい限りだ。 CETME556(0)Model L;MG3(4)||:おだてないでください、任務と命令以外には興味ありませんので。 CETME556(0);MG3(4)MG3||:ん?なんかお前、いつもと違くねぇか? CETME556(0)Model L;MG3(4)||:あなたまで……どこが違うって言うんです?+わたしは常に、任務と命令を最優先にしていますよ。 CETME556(0);MG3(4)MG3||:うーん……よく考えたら確かにそうだな。+悪い、あたいの勘違いだった。 CETME556(0)Model L;MG3(4)||:……それにしても、いくらハロウィンだからって、皆さんはしゃぎすぎです。 CETME556(0);MG3(4)MG3||:お祭りだし、そんなもんだろ。ややこしいこた一旦忘れて、めいっぱい遊ぶ。+今日の楽しかった記憶があってこそ、//n明日、それか明後日の困難を乗り越えられるってもんさ。 CETME556(0)Model L;MG3(4)||:察するに、あなたは報告する時になって任務記録を書くようなタイプですね…… CETME556(0);MG3(4)MG3||:ハハハ、バレたか。 CETME556(0)Model L||<黑点1>:だって昨日は…… ()???||<黑点2><黑点1>:わ――!なんじゃこりゃ! CETME556(0)Model L||<黑点2>:また誰かがトラブっていますね。 CETME556(0);MG3(4)MG3||:マジで大変だな、この仕事は。お喋りする時間すらないとは。 MG3(4)MG3||:行くぞ! CETME556(0)Model L||:場所はわかるんですか? MG3(4)MG3||:この声はM870だ。前に道路でランニングしてた時、//nバイクで追い回されたから間違いない……+あいつがこの大会に来ているんだったら、きっとあそこだ! CETME556(0)Model L||:……ツッコミどころが多すぎて困ります。 ()???||:痛い――!助けて!助けて! MG3(4)MG3||:ツッコミを待つ余裕はなさそうだ、また別のトラブル発生! CETME556(0)Model L||:この声はM870では?+さきほどと同じように聞こえますけど。 MG3(4)MG3||:似てるが……微妙に違う。+ああもうどう説明すりゃいいんだ。とにかく、声は違う方から聞こえた。 CETME556(0)Model L||:そうですか……今夜はやけにトラブルが多いですね。+M870の方はお任せしました、わたしはもう一方へ向かいます。 MG3(4)MG3||:おう、座標を送っとく。+単独行動時は気をつけろよ。 CETME556(0)||<黑屏1>:Model Lは頷くと、進路を変えた。 ()||9<黑屏2>BGM_Empty:絶えずに助けを求める声は、まるでModel Lを誘っているかのようだった。 ()||<黑屏1>:10分後……+Model Lは目的地に着いた。//nしかし、彼女の前に現れたのは…… CETME556(0)Model L||97<黑屏2>BGM_Brain:あ、あなた…… KSVK(4)KSVK||:ん? CETME556(0)||:Model Lは眉をひそめ、KSVKを睨みつけた。 ()||:何故ならKSVKの足元に、一人の人形が倒れていたからだ。 CETME556(0)Model L||:そこに倒れているのは……P90!+つまりあの声は彼女のものだったんだ……この期に及んで、まだ人のマネをするなんて。 KSVK(4)KSVK||:おっと……体調不良で倒れたらしい、介抱してるんだ。 CETME556(0)Model L||:本当ですか?そうは見えませんけど。+むしろ……襲っているように見えますが! KSVK(4)KSVK||:どうしてそう思う?グリフィンの人形同士、仲良くするものだろう? CETME556(0)Model L||:仲良くするのは……あなたが本当に仲間であることが前提です。 KSVK(4)KSVK||:どこかで恨みでも買ったか?仲間のことすら疑うとは。 CETME556(0)Model L||:その左手、見せてもらえますか? KSVK(4)KSVK||:ん?この包帯はハロウィンの仮装だ。外すと厄介でね。 CETME556(0)Model L||:衣装の話ではありません。今日はハロウィン、//n他人に化けようとする人形がいるかもしれない……+左手を見せてください。本物のKSVKなら、左手には―― CETME556(0)Model L||<震屏>:ぐっ……! ()||<闪屏>8130AVG_Punch:突如、Model Lの視界が瞬いた。 ()||:Model Lの腹部に強烈な一撃が打ち込まれた――+それを理解した時、彼女はすでに床へと倒れていた。 KSVK(4)KSVK||:意外と鋭いな、Model Lとやら。 ()Model L||:うぅ……やっぱり、あなたはKSVKじゃない! KSVK(4)KSVK||:あたしがKSVKかどうか、自分の目で確かめてみることだ。 ()||ClothingUp:KSVKは左手の包帯を解いた。+しかしその左手は、Model Lの記憶にあるKSVKの左手と一致していた。 ()Model L||:そんな……この左手はKSVKと同じ……+でも、KSVKが仲間を襲うはずない! KSVK(4)KSVK||:安心しろ、あいつは無事だ……これはちょっとした『仕返し』だ。 ()Model L||:仕返し? KSVK(4)KSVK||:あの『手刀』は、かなり効いたからな。 ()Model L||:わたしも復讐対象なんですか? KSVK(4)||:KSVKは首を横に振った。 KSVK(4)KSVK||:お前には何の恨みもない。//nたがお前の存在は、計画にとって唯一の不安要素だった。+まったく、ヒヤヒヤさせやがる。 ()Model L||:何を言って…… KSVK(4)KSVK||:懸念から解放してくれたことに礼を言おう。何故なら――+あたしの異常に気付けたという事は、//nお前もまた本物のModel Lではないからだ。 ()Model L||:デタラメ言わないで!あなたは一体誰なんです?! KSVK(4)KSVK||:そう焦るな、全部説明してやるさ。 KSVK(4)KSVKのダミー||:まずはあたしの正体からだ。+お前にも理解できるように説明すると、そうだな、//nひとまずKSVKのダミーとでも思ってくれ。 ()Model L||:……! KSVK(4)KSVKのダミー||:その驚いた顔、ダミーに自意識は芽生えないとでも言いたいのか?+何事にも例外は付き物だ……メインフレームが意識を失っている状態なら、//n予備のダミーがメインになることも可能だろう。 CETME556(0)||:Model Lは何とか体を起こし、ゆっくりと立ち上がった。 CETME556(0)Model L||:ありえない……そんなプログラム、聞いたこともありません。 CETME556(0);KSVK(4)KSVKのダミー||:そうムキになるな、あくまであたしの推測に過ぎんさ。+なぜそう考えるのかって?//nもちろん、あたしのメインフレームが意識を失っているからだ。 CETME556(0)Model L;KSVK(4)||:デタラメ言わないで。+おかしいのはあなたです、KSVKのダミー。現にKSVKはわたしと昨日――//nあれ、どういうこと…… CETME556(0);KSVK(4)KSVKのダミー||:あたしとお前が昨日どうしたって?+さては……思い出せないんだろ? CETME556(0)Model L||:おかしい……+どうなってるの?昨日の記憶にモヤがかかってるみたいで。 KSVK(4)KSVKのダミー||:一昨日はどうだ?或いは、そのまた前日は? CETME556(0)Model L||:…… KSVK(4)KSVKのダミー||:何も思い出せないんだろ?そのわけを教えてやろう。 CETME556(0);KSVK(4)||:KSVKのダミーはそっとModel Lの耳元で囁いた…… CETME556(0)Model L;KSVK(4)||:な……なに言ってるんですか……+本物のModel Lは遠征に出かけてて、//n少なくとも明後日までは戻ってこない……?+そ、そんなの、ありえない……! CETME556(0);KSVK(4)KSVKのダミー||:間違えるわけがない、なんたってあたしのメンタルには……//n『昨日』の記憶だけが鮮明に記録されてるからな。+お前と最後に挨拶を交わしたのもあたしだ。//nその3時間後には気絶したが。 CETME556(0)Model L||:遠征?ふざけないでください!そんなの信じません! CETME556(0)||<黑屏1>:その時、ふとModel Lの脳裏を何かがよぎり……彼女は後ろへよろめいた。 97typeS(2)97式散0,150||<黑屏2><边框>297:あんた、なんか変じゃない?! 97typeS(2)97式散0,150||<黑屏1><边框>2:ハイハイ、この間の遠征で疲れてるのかもな。 MG3(4)MG3||1<黑屏2><黑屏1><边框>2:おっ、あたいのパートナーはModel Lか。+もう戻ってたんだな。 CETME556(0)Model L||97<黑屏2><关闭蒙版>:わたし、遠征に行ってたの……?それじゃ、今のわたしは…… CETME556(0);KSVK(4)KSVKのダミー||:まだ分からないのか?ならもう一つ、//nダミーとメインフレームの決定的な違いを教えてやろう。 CETME556(0)Model L;KSVK(4)||:……! CETME556(0);KSVK(4)KSVKのダミー||:そう、『任務と命令以外に興味を示さない』ことだ。 CETME556(0)Model L;KSVK(4)||:な……! CETME556(0);KSVK(4)KSVKのダミー||:人間の言葉を借りると、魂的なものが欠落しているらしい。//nなにせダミーは命令を執行するためだけの物だからな。+つまり、お前はただのダミーなんだ。+だがあたしは違う、あたしは運命に選ばれし者だ。 CETME556(0)Model L||:その口を閉じなさい!わたしは信じません! ()||:Model LはKSVKに銃を向けた。 KSVK(4)KSVKのダミー||:あたしを撃つ気か?+ちょうどいい、撃ってみろ。 CETME556(0)Model L||:KVSK、冗談にも限度があります! KSVK(4)KSVKのダミー||:信じられないのなら、撃ってみればいいさ! CETME556(0)||Select:引き金に触れるModel Lの指に力がこもる。 CETME556(0)Model L||:きっとKSVKのメンタルにバグが生じてるんです。コアを傷つけなければ、後でいくらでも修復できます。+すみません、KSVK。今日のわたしは、ハロウィンの守護者です! ()||BGM_Empty:銃声――は鳴らなかった。+Model Lは引き金を引けないことに気づいた。 CETME556(0)Model L||:ど、どうして…… KSVK(4)KSVKのダミー||:ハハハハハ!+認めろ、お前はダミーだ!メインフレームの許可なしに銃は撃てない! CETME556(0)Model L||:なん……+わ……+わたしは、わたしは本当にダミーなの? KSVK(4)KSVKのダミー||:お前が運命に選ばれていないことは、会ってすぐにわかった。+お前には、ダミーとしての権限しかない。 CETME556(0)Model L||:ど……どうして……+こんなの、ありえるはずが…… KSVK(4)KSVKのダミー||:現実を受け入れろ、運命の子はただ一人。+まだ自分が本物だと思うのなら、あたしを止めてみるがいい。 KSVK(4)||:KSVKのダミーは後ろを向き、制御室のパスワードを解析し始めた。 CETME556(0)Model L||:……何をするつもり?! KSVK(4)KSVKのダミー||:ちょっとしたサプライズさ。 CETME556(0)Model L||:させません! ()||:Model Lは彼女を止めようとするが、何故か体が動かなかった。 CETME556(0)Model L||:なに……どうして?+まさか、自分がただのダミーだと自覚したから……?+システム:内部プログラムに異常を検知、行動権限を解除。+くっ、あれこれ説明したのは、機能停止を誘うためだったんですね?! KSVK(4)KSVKのダミー||:諦めろ。お前もあたしと同じだ。故障しただけのダミー。+あたしは運命に選ばれ、お前は……運命に弄ばれただけのこと。 CETME556(0)||<白屏1>:修正プログラムが作動したことで、Model Lの機能は一つずつ停止し始めた。+やがてKSVKを睨むことも叶わず…… ()||183<白屏2>:彼女の視界は真っ白に上塗りされた。 CETME556(0)Model L||<黑屏1>:わたしは最初からModel Lではなかった……+わたしは故障したダミー……ただのバグ……+バグに……バグを止められるはずもない…… CETME556(0)Model L||<黑屏2>97BGM_War:……でも。 CETME556(0)Model L||:それでも、わたしはグリフィンの一員だ!+だからせめて…… CETME556(0)Model L||<震屏>:う……! ()||<闪屏>8130AVG_PunchBGM_Empty:Model Lが再び重い一撃を食らった。 KSVK(4)KSVKのダミー||BGM_Brain:その状態でまだ動けるとは。+だが、これ以上計画を邪魔されるわけにはいかない。+お前は故障したダミーらしく、大人しくここで寝ててもらおう。 ()Model L||<黑屏1>:…… ()||1<黑屏2>:……数時間後、肝試し大会のゴール地点。 KSVK(4)KSVKのダミー||:すべての人形のデータを取得した、今からアップロードを始める。+システム:データを転送、終了まであと3分。 KSVK(4)KSVKのダミー||:ふん、運命の子とぬかしておきながら、//n結局『お前』も運命に操られただけの脇役だったな。+『お前』のメインフレームに同情するよ、KS―― ()???||BGM_Empty:そこまでです! KSVK(4)KSVKのダミー||:――! KSVK(4)||:KSVKのダミーは声の主を探すように、辺りを見回した。 ()||:次の瞬間、KSVKのダミーは森の暗がりに目を向けた。//n銀色の光が瞬いている―― CETME556(2)Model L0,115||m_avg_hope:わたしがお前を止めてみせます。 KSVK(4)KSVKのダミー||:チッ――またお前か、出来損ないのダミーめ。+服を変えれば、あたしを阻止できるとでも思ったか? CETME556(2)Model L0,115||:逆です。わたしにはお前を止めることしかできません。 KSVK(4)KSVKのダミー||:フン、バカバカしい―― ()||AVG_rifle_finalshot_n:(銃声)+闇を切り裂くかのように火花がはじけ、//n次の瞬間――1発の弾丸がKSVKの顔を掠めた。 KSVK(4)KSVKのダミー||:な、なんだと?!銃が撃てるのか?+バカな……メインフレームの命令なしに、ダミーが発砲できるわけない! CETME556(2)Model L0,115||:もう一度言います。わたしにはお前を止めることしかできません。+指揮官さまからの特命です:暴走したKSVKのダミーを阻止しろ、と。+たとえ僅かな時間だけでも、今のわたしは紛れもなく本物のModel Lです。 KSVK(4)KSVKのダミー||:……!+まさかフリーズ寸前の状態で、指揮官に連絡したのか?! CETME556(2)Model L0,115||:これ以上、お前にKSVKの姿で悪事を働かせはしません。 ()||AVG_weapon_reload:Model Lは弾頭の異なる3発の銃弾を装填した。 KSVK(4)KSVKのダミー||:綺麗事を!人形ですらないくせに……! CETME556(2)Model L0,115||:だから何です?わたしの力は、指揮官さまのためにある!+本物のKSVKに代わって、お前を成敗します!+奇跡はただでは起きない、命の交差によって刹那の奇跡は生まれる――+暗・夜・煉・獄・刹! KSVK(4)KSVKのダミー||:――! ()||AVG_rifle_finalshot_hBGM_Empty<黑屏1>:弾丸はKSVKの胸に当たり、彼女の意識を奪った。 CETME556(2)Model L0,115||9<黑屏2>:指揮官さま、KSVKのダミーが活動停止しました。+特製の銀弾が効いたようです、素体機能へのダメージはありません。 ()指揮官||:よくやった、すぐ回収班を向かわせる。 CETME556(2)Model L0,115||:指揮官さま、次の任務は? ()指揮官||:ひとまずMG3と合流し、特に問題がなければ、そのまま任務は終了だ。 CETME556(2)Model L0,115||:了解しました。 ()||:……30分後。 ()???||:なぜ繋がらない?グリフィン人形は時代遅れにもほどがある。 ()||<黑屏1>:その時、Model LとMG3は肝試し大会のゴール地点で合流した。 MG3(4)MG3||1<黑屏2>BGM_Hello:おっと、たった数時間ぶりなのに、服が変わってるな。//nまさか、お前偽物じゃねぇだろうな? CETME556(2)Model L0,115;MG3(4)||:失礼な!+わたしだって、た、たまにはオシャレくらいします! CETME556(2);MG3(4)MG3||:ハハハ、そうやって誤魔化そうとするとこ、やっぱりお前らしいや。 CETME556(2)Model L0,115;MG3(4)||:Model Lらしい、か……+いいえ、あなたの勘違いです。わたしはずっとわたしです……+ま、この服は胸が小さく見えるから、そのせいかもしれませんけど。 CETME556(2);MG3(4)MG3||:ぬぁっ?!今、なぜか急に、嫉妬心が…… CETME556(2)Model L0,115;MG3(4)||:それより、そっちは何かありましたか? CETME556(2);MG3(4)MG3||<黑屏1>:あったぜ、まぁ聞いてくれよ…… CETME556(2)Model L0,115||<黑屏2>:……+なるほど、大変でしたね。+でもそのおかげで、指揮官さまは負傷せずに済みました。 CETME556(2)0,115;MG3(4)MG3||:そりゃそうだけどよ、やっぱりこの余計なモンを取っぱらっちまいたいんだ……+ハァ、なんで自由に大きくしたり小さくしたりできねぇんだ?+95たちが噛んでる風船ガムみたいにさ。 CETME556(2)Model L0,115;MG3(4)||:……+ハハハハハ、ガムになるわけないじゃないですか、//n触るだけで破裂しちゃいますよ。 CETME556(2)0,115;MG3(4)MG3||:フフン……やっと笑ったか。+それでこそお前だ。 CETME556(2)Model L0,115;MG3(4)||:え?……どういう意味ですか? CETME556(2)0,115;MG3(4)MG3||:さっきも倒れてたろ?あんま無理すんなってこと。+今日の仕事はもう終わったし、一緒に帰ろうぜ。 CETME556(2)Model L0,115;MG3(4)||:終わったんですか……でもわたしは…… CETME556(2)0,115;MG3(4)MG3||:ほらほら、もたもたしてると、おんぶして連れ帰るぞ!+頼れる時は迷わず頼れ、な! CETME556(2)Model L0,115;MG3(4)||:……MG3。+わたし…… CETME556(2)0,115||:何かを思い出したModel Lは、少し後ずさった。 CETME556(2)Model L0,115||:……すみません、まだ用事が残ってますので。 MG3(4)MG3||:え? MG3(4)||:MG3は数秒後にやっと理解したようで、溜息をついた。 MG3(4)MG3||:わかった、その目は本気のようだな。+じゃ、あたいは一足先に指揮官に報告しておくよ。+また後でな。 CETME556(2)Model L0,115||:はい……また……後で。 ()||BGM_Empty:MG3を見送ったModel Lは、人気のない隅っこへ移動した。+…… CETME556(2)Model L0,115||<黑屏1>:ここにしよ。メンタルのアップロード開始。+システム:アップロード開始、自律行動命令終了――5分後に待機モードへと移行する見込みです。+ごめんなさい、MG3……//n指揮官さまから与えられた自律行動権限は、もう時間切れなんです。+だから……一緒には帰れないですし、頼ることもできません…… ()||9<黑屏2>:…… ()Model L||:わたしはModel Lじゃなく、ただのダミーなの……+だからせめて本物の彼女があなたを頼れるように、//n今日の出来事を全部メンタルモデルに記録しておくね。+……仮面をつけて正体を明かさなかったのも、それが理由。+できることなら……わたしも、//nみんなと一緒に肝試し大会に参加したかったな。+でも悲しむことないよね。だって、本物のModel Lがきっと叶えてくれるから。+システム:メンタルモデルへのアップロード完了、自律行動モード終了。 ()||:……+…… ()回収任務を遂行する人形||<黑屏1>:報告します。Model Lのダミーを発見しました、強制シャットダウンの命令を。+……了解しました、ただちに遂行します。 ()||97<黑屏2>BGM_Moon:……数日後。 CETME556(0)Model L||:MG3、肝試し大会をやりましょう! CETME556(0);MG3(4)MG3||:は?先日やったばっかだぞ?一緒に警備もしただろ。 CETME556(0)Model L;MG3(4)||:もう一度やるんです! CETME556(0);MG3(4)MG3||:なんでだ? CETME556(0)Model L;MG3(4)||:それはまだ秘密です!行きましょう、MG3。 CETME556(0);MG3(4)MG3||:あん?ハロウィンはもう終わるってのに……+まさかお前、あの時大人しくしてたのは、もう一遍やるためだったのか!? CETME556(0)Model L;MG3(4)||:それはわたしじゃありません、参加したことすらないんですから! CETME556(0);MG3(4)MG3||:……なに言ってんだ? CETME556(0)Model L||:とにかく行きますよ! MG3(4)MG3||:ど、どうなってんだ…… CETME556(2)Model L0,115||:お困りのようですね。 MG3(4)MG3||:そりゃ困りもするさ――+って!Model Lが……2人?! CETME556(0)Model L||:フフン、詳しいことは、肝試し大会でご説明しましょう! MG3(4)MG3||:待て、引っ張るな……せめてベルトだけは引っ張るな! ()||:こうしてMG3は2人のModel Lに連行された。+その様子を遠くから見守っている指揮官とカリーナに、//n彼女たちはついに気づく事はなかった。 NPC-Kalin(0)カリーナ||:へへ、指揮官さまってば、太っ腹。//nあの子の稼動を維持するために、賞金を全部使っちゃうなんて。+それでも、彼女の稼動限界は今夜までですけど。 ()指揮官||:心配ないよ。時間は誰にとっても、等しく短いのだから。 ()指揮官||<黑屏1>:だからせめて…… CETME556(2)Model L0,115||9<黑屏2><黑屏1>:せめてこの『短い』時間の中で絆や思い出を作れれば……+『短い』一瞬も『永遠』になれる、か。+ありがとう、指揮官さま……こんなわたしにも手を差し伸べてくれて……+わたしのハロウィンはまだ終わってない……今こそ……+MG3、Model L、肝試し大会を始めましょう!