()||9<黑屏1>0,10BGM_Empty: ()||89<黑屏2>BGM_Hello:……+家具包装ポイントにて。 PKP(0)PKP0,100||:早かったな。 SPP1(4)SPP-1||:え、早いって、あたしが……?どうかしたの、PKP? PKP(0)PKP0,100||:なんでもない。 SPP1(4)SPP-1||:なら、どうしてそんなに離れるの?+あたしと一緒に仕事するの、嫌だった? PKP(0)PKP0,100||:いや、独りに慣れてるだけだ。気にするな。 SPP1(4)SPP-1||:そ、そうなんだ……とにかく、よろしくね! PKP(0)PKP0,100||<黑屏1>:よろしく。 ()||89<黑屏2>:…… PKP(0)PKP0,100||:35番のご客人、ご所望の簡素なラッピングだ。+ここに台車がある、外の配達所まで運ぶのに使ってくれ。 ()35番の客||:そうそう、これよこれ!ありがとね! PKP(0)PKP0,100||:40番のご客人はいるか?包装が完了したぞ。 ()40番の客||:あ・り・が・と!アイツ、これなら絶対に花瓶だって気づかないわよ!アハ♡ PKP(0)PKP0,100||:65号のご客人…… SPP1(4)SPP-1||<黑点1>BGM_Empty:……+よろしくね!なんて言っといて……+あたし、全然役に立ってないんだけど!? ()||<回忆><黑点2>m_avg_casual:家具梱包所にて、三人目の客を出迎えた時。 SPP1(4)SPP-1||:お客さんが増えて来てる、持ちこたえられそう、PKP?+ラッピング、大変そうだね…… PKP(0)PKP0,100||:まだ処理可能な範囲内だ、問題ない。 SPP1(4)SPP-1||:やっぱり、あたしも手伝おうか?ラッピングペーパーを探すとかなら…… PKP(0)PKP0,100||:お前のその格好じゃ、ここでは動きにくいだろう。手伝いは不要だ。 SPP1(4)SPP-1||:気をつけてれば平気だよ。もともと二人の仕事なんだし、//n一緒にやったほうが良いと思うな! PKP(0)PKP0,100||:…… SPP1(4)SPP-1||:さっきのお客さんは、めでたい感じがいいって言ってたから、ここは赤だよね!+えーっと、赤い紙、赤い紙…… PKP(0)PKP0,100||:助かる。R-2番だ。 SPP1(4)SPP-1||:R-2? PKP(0)PKP0,100||:材料棚に番号を振っておいた。 SPP1(4)SPP-1||:えっ、そうなんだ、気付かなかった…… PKP(0)PKP0,100||:ゴールドの装飾があるものだ。 SPP1(4)SPP-1||:あ、これ……かな? PKP(0)PKP0,100||:……どいてくれ、自分で取る。 SPP1(4)SPP-1||:う…… PKP(0)PKP0,100||:模様をもとに、包装紙を棚に戻してくれないか。//n必要な包装紙のナンバーを伝えるから、渡してくれると助かる。 SPP1(4)SPP-1||:分かった、それならあたしにも―― ()||:SPP-1が包装紙をもとの位置へ戻し、PKPのほうを振り返ろうとした拍子に、//nスカートの飾りが傍にある材料棚に引っかかってしまった。 PKP(0)PKP0,100||:危ない! SPP1(4)SPP-1||AVG_lifttable:うわぁ! PKP(0)PKP0,100||:…… SPP1(4)SPP-1||:あちゃ~……材料が全部床に……+あ、あたしが…… PKP(0)PKP0,100||:大丈夫だ、そこの隅で待っていろ。+ここは狭すぎる、二人では動きづらい。 SPP1(4)SPP-1||<黑点1>:でも……+……分かった。 SPP1(4)SPP-1||<关闭蒙版><黑点2>BGM_Empty:結局、何も手伝えないどころか、PKPの迷惑になっちゃった……+お客さんの列が、ますます伸びて来てる。 ()||BGM_Moon:SPP-1は廃棄された巨大な水槽の中に座っていたが、//n徐々に居ても立ってもいられなくなった。 PKP(0)PKP0,100||:132番のご客人、包装完了だ。 ()132番の客||:おっ!なかなかイイじゃん! ()150番の客||:まだ133番なの?いつになったら私の番が来るのよ?+150番ってことは、あと20人も待たなきゃいけないの!? ()201番の客||<黑屏1>:もう足クタクタ……やっぱ買うのやーめた…… SPP1(4)SPP-1||9<黑屏2>:……+そうだ!ラッピングは出来ないけど、//nあたしの得意なことで手伝えばいいんだ!+この水槽、大きさは十分だね。これでお客さんの注意力を逸らせるぞ! SPP1(4)SPP-1||:これだけ大きな水槽なら、パフォーマンスできちゃうじゃん!+あたしの水中における性能を、発揮する時が来た! SPP1(4)SPP-1||<黑屏1>:電線OK、プラスチックケースOK……よぉし!+これでモーターを作ろう。//nそれから発光させて……電球を一個外して……+次は、包装用の絹糸を…… ()通行人1||89<黑屏2>BGM_Empty:あれ、水槽に水入れてない? ()通行人2||m_avg_casual:前の水族展の時の水槽じゃね?なんで家具展で使ってんだ? ()通行人3||:次の展示会に向けての準備かねぇ?おや、中に人がいるみたい。 SPP1(4)SPP-1||:皆様!ご注目ください!+お並びの皆様の疲れを癒すため、//nこれよりスペシャルショーを開催いたしま~す!+その名も――アクアダンス、《青蓮の夜》! ()||:そう言い終えると、優雅な音楽と共に、SPP-1は水中に飛び込んだ。+仄暗い水槽の中で光るクラゲが、少女の華奢な身躯を照らし出す。 SPP1(4)SPP-1||:う……!水、冷たぁ~……+ううん、戦術人形たるもの、この程度の温度差に負けてどうする! ()||:歓声が徐々に大きくなってゆく中、彼女はクラゲに向かって泳いでは、//n足首のリングによってクラゲから引き離されてゆく。//nメッシュ素材の柔らかな尾びれが、水中でクラゲとともに優美な弧を描いた。 ()通行人1||:キレイ…… ()通行人2||:プロのパフォーマーとか? ()通行人1||:違うみたい、さっき梱包所で見かけたもん……ここのスタッフなんじゃない? ()通行人2||:ま、どーでもいっか。せっかくだし、もうちょっと見てこ。//nなんっつー名前だっけ?海の妖精? ()通行人1||:青蓮の夜だってば! PKP(0)PKP0,100||:150番のご客人、包装が完了したぞ。 ()150番の客||:えっ……あっ、もう私?+はいはい!今行くわ! SPP1(4)SPP-1||<黑屏1>:みんなの注意がこっちに向いてる!作戦成功!+良かった、あたしこんな事しか出来ないし……なんとか力になれたかな、PKP! ()||<黑屏2>:……+PKPとの会話を終え、客の行列の方へとやってくると、//nSPP-1はまだ水槽でパフォーマンスを続けていた。+光り輝くクラゲが、水中で回転する彼女を照らしている。//nそこにはある種の、超常的な美しさがあった。+私が彼女に目線を向けた瞬間、ちょうど顔を上げた彼女と目が合った…… ()指揮官||:…… SPP1(4)SPP-1||:…… ()||:彼女は身体を伸ばし、私に笑顔を見せた。 SPP1(4)SPP-1||:いらっしゃい、指揮官。 ()||:セイレーン?それともウンディーネ?//n彼女が何に扮しているのか、私には分からなかった。 ()指揮官||:お客さんもだいぶはけてきたよ。疲れただろう、そろそろ出てきたら? ()||BGM_Empty:SPP-1は頷いて、上へと泳いでいった。+……しかし、出て来るそぶりをしつつも、//n彼女が浮かんでくる様子はなかった。 SPP1(4)SPP-1||BGM_Danger:どうなってるの、何かに引っ張られてる!?+……足首のリングだ、ヤバい……急いで作ったから、壊れちゃったのかも。コラ、止まれ! ()指揮官||:SPP-1、どうしたの?状況を報告して! SPP1(4)SPP-1||:すみません、指揮官。足のリングが止まらなくなっちゃったみたいで…… ()指揮官||:外せそう? SPP1(4)SPP-1||:試してはいますけど…… ()||:SPP-1は水中で身体をひねり、無理やり足首のリングを外そうとした。+人形に掴まれた衝撃で、プラスチック製のそれは容易く砕けてしまい……//n次の瞬間、電光が瞬いた! SPP1(4)SPP-1||<震屏>:ッ――!ゴボゴボゴボ……あ……ぐ…… ()||Gunfight:水を排出しなければ。そう考えていた矢先に、//n赤と白の影が水槽に飛び込んだ。続いて銃声が鳴り響く。+水槽の一面が粉々に砕かれ、水が脇から溢れ出てゆく。+正面に立つ私の身体には一滴もかからずに、//n水位があっという間に下がってゆく。 ()指揮官||:PKP? PKP(0)PKP0,100||:まずはSPP-1の状況を調べろ。床の水はワタシがなんとかする。 ()||:そう言うと、PKPはその場を離れた。+水槽に残っている水は多くない。SPP-1は赤と白の浮き輪を抱いたまま、//n水槽から這い出ると、地面に倒れ込んだ。 ()指揮官||:大丈夫?動けそう? SPP1(5)SPP-1||:な、なんとか……+彼女は足を地面に何度か叩きつけ、砕けたリングを取り払った。 SPP1(5)SPP-1||BGM_Empty:またPKPに迷惑かけちゃった…… ()指揮官||GF_Memorial:彼女は完璧主義者だからね。どうか無理しないで。 SPP1(5)SPP-1||:そうですけど……やっと役に立てたと思ったのに、結局台無しに……+また、貸しを作っちゃいました…… ()指揮官||:彼女は気にしないよ。 SPP1(5)SPP-1||:私が気にするんです……あ、そうだ! ()指揮官||:どうしたの? SPP1(5)SPP-1||:指揮官、お金を貸してください! ()指揮官||:えっ? SPP1(5)SPP-1||:貸してください、お願いします!給料が出たら返しますから! ()||<黑屏1>:……+SPP-1にしつこくせがまれ、私は有り金をすべて渡してしまった。+彼女の半月の給料に等しい額を……一体何をする気なんだろう?+その日の夜、PKPに会ってようやく、謎は解ける。